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台本を公開しながら更新して完成させてみる~『ありの一決』という台本③~
部屋は一瞬無人になる。
少ししてジバさんとヒメ子が入ってくる。
ヒメ子 全然違ってた。こっちか。
ジバさん 直らんね。
ヒメ子 直そうと思ってない。
ジバさん ですよね。
ジバさん、ヒメ子の順で傘を傘立てにしまう。
ヒメ子はすでに置いてある会長の傘に目をやる。
ヒメ子 アタシには穂希(ほまれ)いるから。
ジバさん 目の前にいる時だけ言うな。
ヒメ子 ばれた?
ジバさん 余裕でば
台本を公開しながら更新して完成させてみる~『ありの一決』という台本②~
マスターは部屋から出てゆく。
トゲっち 何かあったの?
ジバさん ううん大丈夫。解決しかけやから。
トゲっち 本当? てか今日は体調どう?
ジバさん こないだよりは大分。
トゲっち 無理は禁物だよ。 ジバさんまで潰れたらやばいよ。
ジバさん そうやね。トゲっちは?
トゲっち 俺は別に。何も無いよ。
ジバさん いや候補。
トゲっち あ、そっち? ふもとっぱら。
ジバさん ふもとっぱら?
トゲっ
台本を公開しながら更新して完成させてみる~『ありの一決』という台本①~
キャンプ場にあるコテージを模したような空間。キャンプ好きが高じたマスターが経営している飲食店が舞台。雰囲気は内装だけで実際は街中にある。表通りに面した側に、入り口の扉と窓に面したカウンター席がある。カウンター席の端側にはノートがあり、来店者が好きなことを書ける自由帳として使われている。店の真ん中には巨大なテーブルがあり、さらに店の奥側にもカウンター席がある。そのカウンターの開口部を挟んでキッチン。
もっとみる台本を公開しながら更新して完成させてみる~『ありの一決』という台本~
キャンプ場のコテージを模した空間。キャンプ好きが高じたマスターが経営している飲食店である。雰囲気は内装だけで実際は街中にある。表通りに面した側に入り口の扉と窓に面したカウンター席。カウンター席の端側にノートがある。来店者が好きなことを書ける自由帳である。店の真ん中には巨大なテーブルがあり、さらに店の奥側にもカウンター席。そのカウンターの開口部を挟んでキッチン。そしてトイレに続くドアと、店のある小さ
もっとみる台本を公開しながら更新して完成させてみる~『ありの一決』という台本~
キャンプ場のコテージを模した空間。キャンプ好きが高じたマスターが経営している飲食店である。雰囲気は内装だけで実際は街中にある。表通りに面した側に入り口の扉と窓に面したカウンター席。カウンター席の端側にノートがある。来店者が好きなことを書ける自由帳である。店の真ん中には巨大なテーブルがあり、さらに店の奥側にもカウンター席。そのカウンターの開口部を挟んでキッチン。そしてトイレに続くドアと、店のある小さ
もっとみるセカンド・ライン 上演台本完本済み
書き続けていた長編台本が完成しました。
今後再演に際しては改訂の可能性があります。
一応完本してますので、実際に上演したり、音声および映像ドラマ、稽古での利用などご自由にお使いください。
ただ、稽古利用以外、つまり優良無料の観客が発生するご利用の場合だけは、一報ご連絡くださいませ。
ここ、もしくは台本記事へのコメントで構いません。
何卒宜しくお願い致します。