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【読書】 『増補版 本屋、はじめました── 新刊書店Titleの冒険』 辻山良雄(著) 筑摩書房

増補版本屋、はじめました──
新刊書店Titleの冒険
辻山良雄(著) 筑摩書房

あらすじ
リブロ池袋本店マネージャーだった著者が、自分の書店を開業するまでの全て。文庫化にあたり、開業から現在までを書き下ろした1章「その後のTitle」を増補。「何かを始めようと思っている」すべてのひとの背中を押してくれる一冊。
 
本書はじめにより
この本が、本屋を志す人にとってはもちろんですが、何かを始めようと思っている人の背中を押すようなことがあれば、それに優るよろこびはありません。
 
文庫版あとがきより
本屋は語るものではなく、本を売ってはじめて商売になるのだから、本来は黙って本を売っていればよいのだろう。しかし、黙って良い店を作っていれば、それだけでお客さんがくる時代は過ぎ去った。(……)現場での時間を大切に生きて、自分を枯らさず語り続けていくしかないと覚悟を決めた。 
 
著者略歴
辻山良雄(つじやま・よしお)
Title店主。1972年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手書店チェーンリブロに入社。広島店と名古屋店で店長を歴任後、2009年より池袋本店マネージャー。15年7月の同店閉店後退社し、16年1月、東京・荻窪に新刊書店「Title」を開業。著書に『365日のほん』(河出書房新社)、画家のnakabanとの共著に『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)がある。
 
書籍情報
書名︙『増補版 本屋、はじめました── 新刊書店Titleの冒険』
著者︙辻山良雄
出版︙筑摩書房
刊行日︙2020年1月11日
価格︙本体720円+税
ISBN︙9784480436481

筑摩書房HP(https://www.chikumashobo.co.jp/special/honya_title/)より引用

新刊書店Title店主の辻山良雄さんが執筆した自伝的小説。
大手書店チェーンのリブロを退社し、独立開業するまでと、開業してからをまとめた本書。
脱サラを検討している人にはまさに"刺さる"ような、そんな気がする本。

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