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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2023年8月の記事一覧

マーケティングはストーリーなので、魅力的な文章が必須

マーケティングはストーリーなので、魅力的な文章が必須

10月からMAIDO beingが始まる。
あらためて塾生には読書をおすすめしようと思ってます(あと数名お席ご用意できます)。

商いは、ストーリーで始まる。

なぜなら、「関係」を結び、「関係」を耕すのが商いだから。商品(製品・サービス)は「関係」よりあと。

・・・ここですでに「わからない」という人が出てくる(笑)。抽象的だから。

しかし、抽象と具体を行ったり来たりするのが商いの実践で、そこ

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自分を語る記事が読まれない理由

自分を語る記事が読まれない理由

一生懸命書いても読まれなかったブログ記事僕がビジネス雑誌の編集長をしていた時の話である。月刊誌だったため、読者との接点を増やそうと思い、毎週、編集長ブログを書いていた。内容は、その週に出会った人との会話や、雑誌を作りながら考えた経営マターについてなどであり、固定読者もついてそこそこ人気のコンテンツとなった。中でも、読んで面白かった本の記事がよく読まれ、紹介した本の著者や出版社からお礼を言われること

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書くことが好きになる分岐点

書くことが好きになる分岐点

フリースクールから帰ってきた小4長男と話していたら「今日作文でじいじの家に行った話を書いたよ!」らしい。

フリースクールでときどき作文を書いているのは知っていたけど、作文に苦手意識のある長男が自分から作文の話をするのはめずらしい。

なんとなく、ちょっと聞いてほしそうな雰囲気を感じたので「どんなこと書いたの〜?」と聞いたら、作文を読みあげるように、ところどころ臨場感や感情をこめて書いた内容を教え

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なぜ読めても書けないのか

なぜ読めても書けないのか

自分自身で文章を書くのが苦手、と言われる大人は多いことです。苦手は苦手なのだから仕方ないのですが、それでは小学校からの学校教育、とくに国語というものは何だったのだろうと多少思うところがありました。

そう思っていたところ、昨日8月26日(土)の日本経済新聞29面の「言葉のちから 「書く」という営み」を読んで、少し目からウロコな思いになりました。この「言葉のちから」というのは批評家として多くの著作

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【メールの書き方で分かる】「考えている人」と「思考停止している人」の決定的な違い

【メールの書き方で分かる】「考えている人」と「思考停止している人」の決定的な違い

『頭のいい人が話す前に考えていること』著者・安達裕哉インタビュー

メールの返信率を上げるたった1つのコツ――コンサルタントとしてお客様とやりとりしたり、営業をしたりすることも多かったと思います。お客様からのメールの返信率を上げるために、工夫していたことはありますか?

安達裕哉(以下、安達):メールを書くとき、私が必ず気をつけているのは、「私はこちらのほうがいいと思ったのですが、あなたはどうです

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