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心うたれたnote

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言葉にできないほど好きな文だったり、ためになったり、助けられたり。そんなnoteを集めています。
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#読書

小さな取次の口座を持つ――新品の本を仕入れる5つの方法(2)

小さな取次の口座を持つ――新品の本を仕入れる5つの方法(2)

別冊 本の仕入れ方大全 2(2)

中小取次の多様性と仲間卸 大取次の口座を持つためには、それなりの売上を見込むと同時に、保証のハードルを越えなければならない。とはいえ、大きな取次と契約ができなければ、出版流通に乗っている新品の本を扱えないかといえば、必ずしもそうではない。中小取次という選択肢がある。

 大取次と中小取次の違いは、もちろん会社としての規模の違いでもある。だがそれ以前に、そもそも役

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負担になる読書から、心を満たす読書へ

負担になる読書から、心を満たす読書へ

 自分が好きになった本を「自分の本」と呼ぶことにした。心が動いた言葉と出会い、自分の胸の中に何かが生まれた本ならば、それはもう私の本だ。
 おこがましい表現かもしれないが、勇気を出して、そう思ってみる。

 「この本を読みたい」と思う時、その中には「その本を好きな人になりたい」みたいな思いが、自分の中に渦巻いてしまうことがある。

 自分の価値を肯定できなくて、それを本に押し付けてしまう。その本を

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「社会人になる前に読むべき本」でおすすめされた21冊を2週間で読んでみた

「社会人になる前に読むべき本」でおすすめされた21冊を2週間で読んでみた

4月から社会人になります。12月に内定が出た私は、それまでの時間をどう過ごそうか改めて考えることになりました。

新卒での入社とはいえ、同い年からは2年遅れて社会人になるということになりました。卒業旅行は一昨年と去年に浴びるほどして貯金が全てなくなったし、友達はもうみんな社会人だからもはや遊ぶ相手も限られてしまったし、それになにより遊べるようなご時世ではなくなってしまったし。

そんなわけで勉強し

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【目次】『これからの本屋読本』をすべて無料で公開します。【全文公開】

【目次】『これからの本屋読本』をすべて無料で公開します。【全文公開】

note版に寄せて noteにて『これからの本屋読本』の本文をすべて、無料で公開することにしました。版元であるNHK出版さんの許可も得ています。

なぜ全文を無料公開するのかについては、本書の第2章(あるいは2013年刊の前著『本の逆襲』の第2章)あたりから推察していただけるでしょう。著者としては、自分が書いた文章を「一つの流動的な構築物」の一端にしたいという思いで、このnoteという場所を選びま

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読書はちゃんと少しずつ人生を良くしていくよ、と実感した話。

読書はちゃんと少しずつ人生を良くしていくよ、と実感した話。

「読書って本当に意味あるの?」

そんな疑問を感じる人って多いですよね。だって成功者の本を読んだからって、みんなが成功できるわけじゃない。心理学の本を読んだからって悩みが全部無くなるはずなんてないですから。

実は僕もそんな疑り深い性格で、本なんて読んでも無駄じゃない?って考えてる時期もありました。(それもかなり長い間w)

ですが、今は自信を持って言えます。

読書はちゃんと、少しずつ人生を良く

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