fumi

日々を好きなもので満たすための記録。 言葉と音楽の隙間で暮らす音大生。 読書、映画、手帳が好きです。

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  • 本と映画と音楽と。

    好きな映画、本、音楽などの作品の感想をまとめました。

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    暮らしの中で感じたこと、気づいたことについて、書き留めた素直な文章をまとめました。

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    手帳についての記事をまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

「心に留めておきたい一行」を書き留めることで、自分自身を発見する。

 たとえ何気ない一行だったとしても、その言葉を読んだことで、自分の中で何かを発見する時もある。たとえそれが本の趣旨と違っていても構わない。その言葉自体だけではなく、その言葉から得た自分の感覚も大切にしていきたい。  今までの自分の中で眠っていた何かに気づいたり、「これってこういうことなのかも」と気づいたりすること。言葉から「インスピレーション」を得ることは、読書の楽しみの一つでもあるだろう。  たった一冊の本や、たった一行の言葉が、世界を変えてしまう。今まで見えなかった景

    • 秋、好きな自分でいるために、読書する。『東京タワー』(江國香織)

       表面に見えている部分よりも、好きな音楽や本や映画を香水のエッセンスのようにまとったその人の空気そのものを、私は厚く信頼したい。そう思うようになったのは、江國さんの本を読んでからだった。  この頃、また本を読むようになった。江國香織『東京タワー』を買い、買った日の夜から、毎日少しずつ読んでいる。解説を抜いて354ページ中、現在、135ページあたりまで進んでいる。  ここ一年ほど、まともに活字に触れていなかった気がする。というのも、本を全く読めていなかったわけではない。本屋

      • 「今日は黒の気分」

         今朝、爪を塗った。赤と黒、どっちにしようかと選べず、結局、右手に赤、左手に黒、と言う形を選んだ。優柔不断の象徴のような手になったが、可愛いので良し。  ネイルは好きだ。洋服には取り入れ辛い色も、キラキラとしたアクセサリーも苦手だが、爪ならそれが全部できてしまう。  最近はずっと黒色の気分で、できることなら、洋服も髪も爪もメイクも、全部黒を纏っていたい。流石にメイクは黒だと厳つすぎて似合わせる技術がないので、濃い目のブラウンを目の下にも入れたり、アイラインは上に上げてみたり

        • 自分の意思を持ち、「嫌う」をできるようになったこと。

           私は人を嫌うことが苦手だ。だからこそ、意識的に人を嫌いにならないと、いろんな人の意見を吸収しすぎて、自分軸を持てなくなってしまう。 「fumiさんってこうだよね」と、私のことを外側からしか見ていないくせに、勝手に語り出す人が、よくいる。  嫌い、と思う。嫌いと思うんだけど、そうやって言葉にして伝えてくれる存在というのは、なかなか貴重だということは、忘れてはならない。  会話の中で、その人が助言をしてくれたり、私の人生や性格に口出しをしてくることがある。その人の話に、私は耳

        • 固定された記事

        「心に留めておきたい一行」を書き留めることで、自分自身を発見する。

        • 秋、好きな自分でいるために、読書する。『東京タワー』(江國香織)

        • 「今日は黒の気分」

        • 自分の意思を持ち、「嫌う」をできるようになったこと。

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        記事

          「習慣」「文庫本」 最近のあれこれ。

          「習慣」 昨年の秋から毎朝白湯を飲み続けていたけど、最近は暑くて飲めなくなった。その代わり、アイスティーやアイスコーヒーを作るようになった。 ただ習慣が途切れてしまったのが寂しく、新しい習慣を始めたくなった。  紅茶やコーヒーを飲むのを習慣にしても良いが、ブラックで飲むのも苦手だし、毎日のきまりにしてしまうと楽しめず、飲みたい時に飲みたいものを飲むのが美味しいんだ、というタイプである。アイスコーヒーではお腹が冷えてしまう日や、コーヒーを飲む気分じゃない日だってある。なにより

          「習慣」「文庫本」 最近のあれこれ。

          『ソウルフルワールド』劇場上映を見てきた感想。

           劇場上映『ソウルフルワールド』を、早速見てきた。  以前配信で見ていたものの、劇場で見たこの作品は、全く別物であった。この没入感は、家では味わうことはできないだろう。  この映画は、ただ"生きる喜びを感じる"ために生きることを肯定してくれた。  「自分はこのままでいいのだろうか」と、ふいに頭によぎる、漠然とした不安。自分で信じて進んできたはずなのに、気づけば雑草のように心に生えてくる劣等感。  人生の中で、誰しも感じたことはあるだろう。  夢を叶えるために生きること

          『ソウルフルワールド』劇場上映を見てきた感想。

          わたしの年末年始の日記。

           温かい飲み物を入れようと、マグカップを洗っていたら、年が明けた。母はお風呂に入りながら年を越し、父は初日の出を見にいくらしく不在。兄はこたつに入ってカウントダウンTVを見ていた。我が家はたいてい、こんな感じである。各々、自分の好きなようにマイペースに過ごしていて、ある意味我が家らしいのかもしれない。  年末は、買い物へ出掛けることが多かった。年末で人が賑やかな街を歩いていると、少しばかりお祭り気分を味わえて、心が華やいだ。それもあり、欲しいものをいろいろ買ってしまったが、

          わたしの年末年始の日記。

          2023年に観た映画を振り返る。

           新年あけましておめでとうございます。  今年映画の感想をまとめていたら、年を越してしまいました。  2023年は、映画をたくさん味わうことのできた年でした。  映画から吸収したものとともに、ぼちぼちと、ゆるゆると、進んで行けたらいいなと思います。 映画館で観た映画 今年は、劇場へ映画を見に行く機会は増えて、とても嬉しかった。映画館で見る映画は、やっぱり特別なものがある。  あの、映画館という場所が好きだ。あのふかふかなソファ。チュロスやドリンク、ポップコーンの香り。

          2023年に観た映画を振り返る。

          2023年に買って良かったもの10選

          衣類編UNIQLO リブハイネックT(長袖)  セールの時にお安くなっていて購入。カラーは、オフホワイト、ライトグレー、ブラックの3色。これが本当に着心地が良くて、毎日のように着ている。  冬になると、なんといっても一番は、冬服選びに迷うのだ。しかし、秋や春に来ていたシャツの下に、このハイネックを入れるだけで、なんとなく良い感じな雰囲気を勝手に作ってくれる。  また、タートルネックは首元が苦しくて苦手なのだが、このハイネックは、普段のワンサイズ上を選ぶと、全然苦しくなら

          2023年に買って良かったもの10選

          「やりたいことリスト」を書き出し、分類することで、自分と向き合う時間を作る。

           最新、本やSNSでよく「やりたいことリスト」を見かけるようになった。  先日、読んだ「朝、1分間、30の習慣。(マツダミヒロ 著)」という本でも、ウィッシュリストを作ることを推奨していた。  「本を出版してミリオンセラーになりたい」「100歳まで生きたい」のような、"すぐには叶わないけどいつか叶ったらいいなと思うこと"を書き留めておくこと、というものだ。  そこで、私もウィッシュリストというものを書き出してみた。  叶うのに何年かかるかわからないことも、すぐに叶えられ

          「やりたいことリスト」を書き出し、分類することで、自分と向き合う時間を作る。

          2024年の新しい手帳は、無印良品の2冊に辿り着いた。

           あっという間に秋が過ぎ、冬がやってくる。新しい年を迎えるための準備を進めていく。その中の楽しみの一つとして、「来年の手帳を選ぶ」ことがある。  日々の記録や日記を手書きで書いていくことは、一種のコレクションのようにも感じている。  私の人生の一部、ちいさな今日が積み重なっていくのを、「手帳を書くこと」を通じて実感する。その感覚が心地良く、私は手帳を書き続けるのかもしれない。 新しい手帳を買う前の、お試し期間ノート 新しい手帳を購入する際、不安を感じることがある。果たし

          2024年の新しい手帳は、無印良品の2冊に辿り着いた。

          「君たちはどう生きるか展」の帰りに聴いた「地球儀」が忘れられない。

           11月下旬、三鷹の森ジブリ美術館へ出かけた。  館内の企画展示にて、「君たちはどう生きるか展」が始まる。それは絶対に行きたい!とジブリ美術館の予約を取り、行けることになったのだ。  来年の5月まで、第一部「イメージボード編」が開催されている。  「映画って、本当に、この一枚の絵から生まれるんだ」というのを直に感じられて、私の中で、大きな刺激になった。  その一枚一枚の絵は、彼の思考の欠片でもあるようにも感じる。映画を観るたび、言語化しきれない"表現したい!"っていう創作

          「君たちはどう生きるか展」の帰りに聴いた「地球儀」が忘れられない。

          手帳を書くことがめんどくさい時は、使う目的を見直し、マイルールを作る。

           私は書くことが好きで、よく手帳を書いている。長い文章を書くときは、編集のしやすさからパソコンで書くことが多いけれど、最初に頭から吐き出すのは、やっぱり紙が好き。  指先やペン先から文字を書くことで、なぜかすっきりして、心が整う。  好きな文房具を机周りに置いておくと、気分が明るくなる。新しいノートや手帳を買うと、いつも心がスキップを始める。  そうはいっても、手帳をずっと同じように続けることが、私はなかなかできない。一度、その手帳の目的を決めたとしても、気づいたら放置し

          手帳を書くことがめんどくさい時は、使う目的を見直し、マイルールを作る。

          『3月のライオン』17巻を読んだ。 【感想/ネタバレなし】

           羽海野チカ先生の『3月のライオン』17巻を、ようやく読んだ。発売してすぐに買ったのだが、しばらく読めずにいた。先日、藤井聡太 8冠、というニュースを見たとき、この漫画の新刊のことを思い出した。それから、今日は休日で、今日はいっぱい家事や予算設定を頑張ったから、夕方は思い切り休みたい気分で。読むなら今しかない。そう思って、コップに注いだ三ツ矢サイダーに、水出しアイスティーのパックをいれながら、キットカットを三枚ほど準備しながら、漫画を読んでいた。気づけば2〜3時間くらい経って

          『3月のライオン』17巻を読んだ。 【感想/ネタバレなし】

          無印良品の「横罫ノート」が好きということ。最近のノートの使い方

           私は無印良品が好きで、特に100枚綴りの横罫ノートは何度もリピートしている。  手帳やノートは、たくさんのブランドや種類が存在する。それでもこのノートを使うと、やっぱり安心する。  ここ最近、このノートの魅力について、改めて気づいたので、このノートと、ノートの使い方について、まとめていこうと思う。  まず、無印といえば、このシンプルなデザイン。罫線の薄さが絶妙で、邪魔にならず、見やすくて、とても好み。  手頃な価格だから、遠慮することなく、思う存分、書くことができる

          無印良品の「横罫ノート」が好きということ。最近のノートの使い方

          『救済』2023.10.10 Mon.

          ここ1年、絵も文も音楽も創作できず、就活もまともにできる自信もなく、ただアニメと映画を消費するだけでどこでも創作に吐き出すことが出来てなくて、音大生のはずなのに芸術を感じるための機能が自分の体からどんどん剥がれていくような気がする。こうして言葉にするのは私はまだ生きているんだと感じたいからってだけだ。言葉にすることで少しだけ私は息を吸えた心地がするのだ。前みたいに小説を書きたいとワクワクしたり絵を描いて満足したり本を読んで感想を書き出すみたいなクリエイティビティを取り戻したい

          『救済』2023.10.10 Mon.