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「習慣」「文庫本」 最近のあれこれ。

「習慣」

 昨年の秋から毎朝白湯を飲み続けていたけど、最近は暑くて飲めなくなった。その代わり、アイスティーやアイスコーヒーを作るようになった。
ただ習慣が途切れてしまったのが寂しく、新しい習慣を始めたくなった。

 紅茶やコーヒーを飲むのを習慣にしても良いが、ブラックで飲むのも苦手だし、毎日のきまりにしてしまうと楽しめず、飲みたい時に飲みたいものを飲むのが美味しいんだ、というタイプである。アイスコーヒーではお腹が冷えてしまう日や、コーヒーを飲む気分じゃない日だってある。なにより、淹れて飲んだ後、生まれてくる洗い物も、ちょっぴり億劫。

 それなら何を習慣にしようかと思考を巡らした。「夏は動こう!」と、今月からストレッチや宅トレをすることにしてみた。

 ストレッチは、以前よりオガトレさんの動画を見て行っていた。が、サボりがりな日も最近あったため、気を引き締めようと、やった日を記録することにした。
 朝と夜、決まったものを決まった時間に頑張ろうとするとストレスになるため、できる時にやる。前日の夜、ストレッチをできなかったら、翌朝に回したり、昼にラジオ体操でもすればいい。オガトレさんのストレッチ動画はたくさん種類があるので、本を選ぶように動画を選べるのが良い。

 また、筋トレをやってみたかった。がっつりと鍛えるわけじゃなくて、家で数分でできるような、道具も使わない、気軽なもの。
 なぜ筋トレなのかというと、お尻や太ももがぷよぷよなのが気になっていたのはもちろんだが、それ以上に「緩めの筋トレを習慣的に行う」という行動自体に関心を抱いていた。

 習慣化することで、自分のでもが蓄積していき、自己肯定感にもつながる。だらけがちな生活を整えるための、一つの手段としてもよさそうだ。
 7月1日からスクワットを30回ずつ始めて(たまたま思い立ったのが偶然この日だった)、アプリで記録をつけている。

 まだまだ「続いている」だけの状態だが、新しく何かを始めることは、停滞しがちな生活に新鮮な空気を送ってくれるので、なかなか良い。


「文庫本」

 最近、江國香織さんのエッセイ本を購入し、よく読んでいる。「とるにたらないものもの」集英社、ナツイチ対象本である。
 偶然本屋のナツイチコーナーで見つけた。家に積読本はたくさんある。あるのだが、「江國さんの文が好きだし、エッセイなら読みやすそうだし、よまにゃのしおりかわいいし」と、理由を見つけては購入したのだが、この本がなかなか良かった。

 何が良いのかと問われたら、通学中や帰宅中の電車の中で、不意に開きたくなる、という良さだ。
 出かける日、本を持っていって読もうと思っても、気分じゃないなと思って読もうという気にならなかったりする。だけど、この本は、どんな帰り道でも、どんな移動中でも、私はこの本を開きたくなる。

 もしかしたら私は、江國さんの書く文章に恋しているのかもしれない。凛として、カッコよくてスマートで、つい引き込まれてしまう、不思議な魅力がある。それでいて可愛らしいところもあり、率直で素朴でさりげなく、その文の奥にある生活を想像したくなるような文章。すっかり虜である。
 好きな作家、というものは今まであまりいなかったのだが、好きな作家とは、こういうことなのか、と思った。