読書はちゃんと少しずつ人生を良くしていくよ、と実感した話。
「読書って本当に意味あるの?」
そんな疑問を感じる人って多いですよね。だって成功者の本を読んだからって、みんなが成功できるわけじゃない。心理学の本を読んだからって悩みが全部無くなるはずなんてないですから。
実は僕もそんな疑り深い性格で、本なんて読んでも無駄じゃない?って考えてる時期もありました。(それもかなり長い間w)
ですが、今は自信を持って言えます。
読書はちゃんと、少しずつ人生を良くしていくよ。
そこで今日は、そんな考えを整理しながらお話していきます!
読むだけじゃダメ。行動しよう。
「本を読んでも何も変わらない」 昔の僕がそう思っていた原因は、行動をしていなかったことでした。
読書は頭の中の知識を増やしますが、自分の外の世界には何の影響も与えません。読んで終わりじゃ何も変わらないのは、考えてみれば当たり前ですよねw
成功者の本を読んでも、成功者にはなれない。
そう考えると、成功者の本を読んでも自分が成功者になれない理由もわかります。それは、著者と同じ行動が出来ないからです。
有名な成功者って、普通の人にはマネできないほど物凄い努力をしています。また、上手く時代の波に乗れたおかげで成功している人も多いです。それだと今からまったく同じ行動をすること自体が無理ですよね。
本には「答え」じゃなくて、「ヒント」が書いてある。
「本なんて読んでも意味ない」と感じてしまうときは、本に期待し過ぎていないか考えてみるのも大事です。
本には、自分に必要な答えが書いてあって、そのとおりにすれば成果が出る。そんな風に期待して読むと、成果が出ずに裏切られたような気持ちになります。
本に書いてあるのは、あくまでヒントです。役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。それを見極めるのも、やっぱり行動です。試してみなくちゃ分からない。
たった一冊の本で人生が劇的に変わることはない
読書は人生を豊かにしますが、それはあくまでも少しずつです。
「一冊の本から少しのヒントをもらい、きちんと行動に出来れば、ちょっぴり人生が変わる。」
そのくらいの小さな変化を何度も起こしていくうちに、いつの間にか人生が良くなっていくというイメージです。
「たった一冊の運命の本に出会って、その日から人生が変わった!」みたいなことを期待するのは、ちょっと欲張り過ぎかもしれませんw
ひとつひとつ、知識を行動に変えていきましょう!
行動できることを見つけるために読む
僕の中で一番大きな変化は、「行動できることを見つけるために本を読む」という意識に変わったことです。
たくさん本を読んだり、難しい本を読破すれば賢くなったような気分になれます。ですが、そこに行動がなければ意味がありません。
本をたくさん読んで何も行動しないくらいなら、1ページでも読んで行動を変えた方が良い。
これが、読書で人生を変えていくコツだと思っています。
僕の本の読み方を紹介します!
では、僕が普段どんな風に本を読んでいるのか紹介します。ざっくり手順を言うと、こんな感じ。
① 読む前に、本から何を学びたいかメモする
② 読みながら「行動」を見つけてメモしていく
③ 実際に「行動」を最低3つ試して振り返る
分かりやすいように、僕が実際に「脳を鍛えるには運動しかない!」という本を読んだときのメモを公開しながら説明していきます。
ちなみにこの本は、運動の重要性を科学的に解説した本で、メンタリストDaiGoさんも人生でおすすめしたい本の第5位にしたくらいの名著ですよ。
① 読む前に、本から何を学びたいかメモする
まずは中身を読む前に、「なぜその本を読むのか?」「その本から学びたいことは何か?」と考えます。
といっても、ほんの数分考えて、ちょこっとメモするくらいでOK。実際に僕がこの本を読む前に取ったメモはこちらです。
【知りたいこと】
・運動で脳を鍛える方法を知りたい
・効率の良い運動の方法を知りたい
・実際に運動習慣をつけるきっかけにしたい
思いつかないときは、目次を眺めながら考えると良いです。慣れればすぐに書けるようになります。
このメモの最大のメリットは、読む目的が明確になることです。このおかげで、読みながら「ここは役に立ちそう!」と目的に合った場所を探す意識で読むことができます。
これは言わば、必要な場所を探し当てるためのアンテナが立った状態。より効率的に読書ができます。
② 読みながら「行動」を見つけてメモしていく
読みながら「こんな行動をしてみよう」という思いついたら、メモを取っていきます。
この「行動を見つけるために読む」という意識がとても大切です。僕が実際に取ったメモはこちら。
< 行動すること >
01:一週間の運動メニューを決める
02:自分の最大心拍数を調べる
03:運動の直後に勉強or読書する
01は、「運動の強度や時間によって効果が変わる」ということが書いてあったので、自分にあったメニューを決めようと思いメモしました。実際に決まったのは「一週間に、15分の運動を2回、30分の運動を1回」でした。
02は、「運動の強度は最大心拍数を基準に決めると良い」ということを知ったので、自分の最大心拍数を調べてみることにしました。最大心拍というのは、限界まで運動したときの心拍数のことで、年齢からザックリ計算することも出来ます。
03は、「運動は健康だけじゃなく、脳のパフォーマンスを上げる効果も高い」と知ったので、運動の直後に勉強してみようと思いメモしました。
③ 実際に「行動」を最低3つ試して振り返る
本を読み終わって行動のメモも書いたら、最後に行動です!
行動するだけでも良いですが、行動の振り返りをメモするとさらにいいです。これは②で書いたメモに追記します。
< 行動すること >
01:一週間の運動メニューを決める
02:自分の最大心拍数を調べる
03:運動の直後に勉強or読書する
< 振り返り >
・週に15分の運動を2回。30分を1回。
最初は軽め。様子を見ながら増やす。
・最大心拍数は年齢から概算できる。
・最初は運動直後疲れて集中力ダウン。
でも、軽くしつつ慣れてきたら、
確かに集中しやすくなった気がする!
少なくとも気分転換の効果はかなりある。
・運動はYoutubeのフィットネス動画が
いつでも手軽に出来て自分に合ってた!
手順は以上です!
僕はこんな風に読書をしています。この本を読んだことがキッカケで実際に運動習慣をつけることが出来ました。
本を読む前も、漠然と運動しなきゃとは思っていたんですが、読書を通じて運動の重要性を知ることが出来ました。
そして、「運動しない方がもったいないじゃん!」とまで思えたおかげで今でも継続出来ています。
積み上げの実感が自己肯定感を高める
「読書のおかげで運動習慣がついた」これって本で人生が少しだけ変わったと言っていいんじゃないでしょうか。少なくとも、僕は「この本を読んでよかったなー」という充実感を感じています。
そして大事なことがもう一つ。こうして本で学んだことを行動に移して記録していくと、自己肯定感が高まります。
自分に知識が増え、行動が変わり、結果がほんの少しずつついてくる。
そんな小さな成功体験で、自分に自信が湧いてきます。次の本を読みたい気持ちにもなってきます。
一冊の本で少しだけ行動を変える。それを何冊も繰り返していけば、人生は少しずつ変わっていく。そんな実感を持てるようになったお話でした!
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