マガジンのカバー画像

読書記録

17
運営しているクリエイター

記事一覧

読書記録。

読書記録。

「私は私のままで生きることにした」

キム・スヒョン 著
吉川 南 訳
ワニブックス

韓国エッセイに興味を持ってからずっと読みたかった本です。

社会の過酷さを当たり前のように受け取り、それに耐えることを当然としてきたことに気づかされました。
今の社会が過酷なのを認め、それでも自分らしく生きるにはどうしたらいいのだろう、と考えさせてくれる一冊でした。

特に、学歴や仕事などの肩書を重視し、それに

もっとみる
読書記録。~思いの強さ~

読書記録。~思いの強さ~

「普通のおいしいを作る人——料理がくれた奇跡、そして夢の先へ」
Mizuki(2021)
主婦の友社

今日は主治医の先生を訪れ、お話をしてきました。
私のBMIは「怖いくらい順調」なほどに回復しているそうですが…
私の生きづらさは、体重の回復には追いついていないのが現状です。

とはいえ、発達段階的に致し方ない部分もありそうです。
それに社会性の発達が遅れている自分にはこれから学ぶことも多いだろ

もっとみる
読書記録。~生きるためのヒント~

読書記録。~生きるためのヒント~

『怠けてるのではなく、充電中です。——昨日も今日も無気力なあなたのための心の充電法』
ダンシングスネイル・著
生田 美保・訳

韓国エッセイ2冊目のレビュー。
この本と出合ったのは春休みの頃。
神経性やせ症の診断が出され急遽実家での療養をすることとなったものの、「休む」ことが分からないまま帰省。
好きなことをする自分が嫌になり、自己嫌悪に陥っていた時、この本のタイトルに惹かれました。

不安で押し

もっとみる
読書記録。~わたしの休み方~

読書記録。~わたしの休み方~

『繊細さんが「自分のまま」で生きる本——繊細さは幸せへのコンパス』
武田 友紀・著
清流出版

休み方が分からない。
生産性のあることをしなければ気が済まない。

このnoteで気持ちを綴っていくうちに、”休めない”という課題と何度も直面しました。

下宿ではもちろん、実家でも多少の朝寝坊が怖くてできません。
勉強や料理、読書をしているとあっという間に一日が終わるので、昼寝をする時間もなく。
早起

もっとみる
読書記録。~愛を求めて~

読書記録。~愛を求めて~

『家にいるのに家に帰りたい』
クォン・ラビン・著
チョンオ・絵
桑畑 優香・訳

書店に行って手に取り、一目ぼれした本。
この本を読んで、私自身の気持ちと愛を再確認しました。

そして、ずっと会えていない”片想いの相手”に会いたくて、悲しくなりました。

この本を読むと色々と思うところがあって、
思い通りに感想がまとまらないのが
もどかしいのです。



私の悩みなんてテレビやSNSを観ていると

もっとみる
読書記録。~自分にとっていちばん良いもの~

読書記録。~自分にとっていちばん良いもの~

『あやうく一生懸命生きるところだった』
ハ・ワン・著
岡崎 暢子・訳
ダイヤモンド社

「韓国エッセイにハマっているんです」と話をしたら、
誕生日プレゼントに大学の先輩がくれた本。
先輩らしい一冊でした。

でも本って高価だから先輩に頭が上がらない…



一生懸命頑張ったって、結果や報酬、周りからの評価のためだけに頑張るような、
そんな自分をないがしろにしてしまう生き方をしていた私に向かって、

もっとみる
読書記録。~不安の根底にあるもの~

読書記録。~不安の根底にあるもの~

『「HSP」で「ひきこもり」だけど私は元気です。』
かほり・著
武田 友紀・監修
ソシム

「暗黒期」というひきこもり時代を乗り越えて自分の生きる道を見つけた体験を、
かわいいうさぎのイラストと、武田さんのアドバイスと共に描くコミックエッセイ。
高校生の時、武田さんの本を探していて見つけた本です。

大学生になり読み返すと、繊細な気質だからこそ共感できるエピソードのみならず、
「暗黒期」から回復し

もっとみる
読書記録。~殻を破る時期~

読書記録。~殻を破る時期~

『雨でも晴れでも「繊細さん」』
武田 友紀・著
幻冬舎

大学生になって間もなく、「武田さんが新しい本を出す」と聞いて真っ先に買った本。

繊細な気質HSP、通称「繊細さん」が繊細で感受性豊かな気質と一緒に幸せに生きる姿を描いたエッセイです。

武田さんの普段の生活やお仕事のご様子、ご経験などにたくさん触れ、「あぁそうやって繊細さと一緒に生きられたらいいな~」と思わずにはいられませんでした。

もっとみる
読書記録。~本音を理解、主張はしない~

読書記録。~本音を理解、主張はしない~

『今日も明日も「いいこと」が見つかる「繊細さん」の幸せリスト』
武田 友紀・著
ダイヤモンド社

再び武田友紀さんの著書です。
最初に出会った著書が『「繊細さん」の本』で、それに続く2冊目です。

繊細な気質HSPの生きづらさに焦点を当ててその対処法を書いた本も非常に生活では役立つのですが…
繊細さが持つ良い面も、今まで以上に活かしていきたい。
そう思ったとき、その繊細な気質を活かす方向を、他者だ

もっとみる
読書記録。~両極端なわたし~

読書記録。~両極端なわたし~

『死にたいけどトッポッキは食べたい』
ペク・セヒ・著
山口ミル・訳
光文社

韓国エッセイにハマったのは覚えているけれど、何を最初に読んだのだろう。
そう考えていると、この本にたどり着きました。

1年生の時、大きな書店で購入した1冊の韓国エッセイ。
すでにたくさんの韓国エッセイが販売されている中で、タイトルに惹かれて購入しました。

心が落ち着かず、どこか不安で、憂鬱。
そんな行き場のない感情を

もっとみる
読書記録。~変化するわたし~

読書記録。~変化するわたし~

『死にたいけどトッポッキは食べたい 2』
ペク・セヒ・著
山口ミル・訳
光文社

初めて読んだ韓国エッセイ『死にたいけどトッポッキは食べたい』の続編。
著者とドクターとの対話1つ1つが私の生き方にも当てはまるような気がしてなりません。

今作では著者の身にいくつかのアクシデントも起こりながら、それを受けて変化していく姿が描かれています。
それが私自身の変化にも重なり、自分のことのように感じながら読

もっとみる
読書記録。~繊細な心を受け入れて~

読書記録。~繊細な心を受け入れて~

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
武田 友紀・著
飛鳥新社

高校2年生の時、私がHSPを知って、そして初めてTVで武田さんの解説を見ました。
それ以来ずっとこの本が欲しくて仕方がありませんでした。
そして書店のレジ横で偶然にもこの本を見つけ、どうしても欲しかった私は、
母と共有していたdポイントを勝手に使って購入してしまいました(真似しないで…) 。

何でも受け取

もっとみる
読書記録。~繊細な心と共存して~

読書記録。~繊細な心と共存して~

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
武田 友紀・著
飛鳥新社

TV番組で武田さんの解説を見てからずっとほしかった本。
高校2年生の時に書店で見つけて購入しました。

HSP、通称「繊細さん」について、この本が教えてくれたこと。
今日は大学生活に関連したエピソードに焦点を当てようと思います。

前回は大学以前の話をしています。

「要領が悪い」と思っていたけれど
私は要

もっとみる
読書記録。~アイデアの宝庫と社会~

読書記録。~アイデアの宝庫と社会~

『仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる!「繊細さん」の知恵袋』
武田 友紀・著
マガジンハウス

私自身も繊細さについて学び、どういう生き方をすれば幸せに生きられるのか、繊細さを思う存分全面に出せるのか、といったことはなんとなく掴めてきました。

けれども、日常生活の困った瞬間にどうしたらいいのか、そういった小さなストレスへの対処法が知りたくなることも多くあります。
そういったプチストレスの積み

もっとみる