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(映画感想) ビリーブ 〜未来への大逆転〜
アメリカに実在し、2020年9月に亡くられた法律家ルース・キンズバーグ氏をテーマとして取り扱った映画。彼女自身も女性というだけでハーバード大学法科大学院に在籍時も、その後の仕事を探している時にでも、働いている中でも、困難にあたる。
そんな彼女は、アメリカのみならず世界中で性差別撤退・性平等に力を注いできた人物で知られ、アメリカの連邦最高裁判事を勤めた経歴もある人物。
なぜこの映画を見ようと思った
新しいエコロジーとアート (東京藝術大学大学美術館)
長谷川祐子教授の退任記念として、この『新しいエコロジーとアート』が開催されたのでその感想を書こうと思う。最初に長谷川祐子氏の視点に興味を持ったきっかけについて触れ、その後に展示の感想を書きたい。
まず、長谷川祐子氏の視点に興味を持ち始めたきっかけは、以前に訪れた瀬戸内海にある福武財団が運営する『犬島 家プロジェクト』がある。
瀬戸内海にある小さな島、犬島におけるアートプロジェクトで、この島には精
(映画感想)ミケランジェロの暗号
2011年公開のオーストリア映画、『ミケランジェロの暗号』(原作 "Mein bester Feind") を見ました。
内容は、第二次世界大戦時にユダヤ人画商の家にあるミケランジェロ作のモーゼの素描を巡ってのストーリー展開。
もちろん、扱っているテーマが第二次世界対戦時のナチスということもあり、当時の悲惨さや言葉で表せないような酷い出来事を描いている場面がある。その中でも部分部分でコメディ要素
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
以前に行った猪熊弦一郎現代美術館のレポートを書きたいと思う。
まず、この美術館は主に近代日本美術家の猪熊弦一郎(1902-1992) の作品を保存している美術館で、建築家は谷口吉生(1937-) によるもの。谷口氏は、MoMAの改修や東京国立博物館にある法隆寺宝物館の手がけた人だ。
まず、猪熊弦一郎氏の経歴を軽くさらってみようと思う。
香川県高松市で生まれ、高校卒業までを丸亀市で過ごす。その後、
Black Cross, New Mexico (Georgia O'Keeffe)
(調べが甘い部分もあるので面白半分で読んでくれたら幸いです。)
The Art Institute of Chicago 所蔵のアメリカ・ウィスコンシン州出身の画家、Georgia O'Keeffe(1887-1986)の作品。この作品は1929年に描かれており、アメリカ近代美術史において重要な人物であるAlfred Stieglitz と結婚した5年後の作品となっている。
O'Keeffe
Robie House (Frank Lloyd Wright)
2021年3月中旬にシカゴ大学内にあり、世界遺産にも登録されているRobie House のガイドツアーに参加しました。この1909年に建てられたFrank Lyotd Wright (1867-1959)の代表作について拙い文章で紹介していきたいと思います。ガイドツアーで聞いたことや、自分で以前に調べて頭の中に残っていることを中心に書いているので引用元は記載しません。なので、確かでないこともあり
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