Y.O.

東京都郊外で生まれ育ち、高校卒業後にアメリカ4年制大学に入学。卒業し都内在住。大学では…

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東京都郊外で生まれ育ち、高校卒業後にアメリカ4年制大学に入学。卒業し都内在住。大学ではマーケティングを専攻していた傍ら、アメリカ近代美術史に関する研究論文も提出しました。コーヒーとお茶、淹れます。 東京>ノースカロライナ州(アメリカ合衆国)>イリノイ州(アメリカ合衆国)>東京

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しばらく、投稿していなかったNote。 放置していたけど、インスタグラムなどで写真を重視した投稿に少し疲れ、文章ベースの投稿をしていきたいなと。 私についてはプロフィールにもあるように、東京で産まれ育ち、アメリカの4年制大学でマーケティングの学士号を取得後、東京に戻り現在は都内在住です。 美術鑑賞、コーヒーを淹れることが好きです。最近は日々コーヒー淹れる中で、疑問に思ったことがいくつかあり、まだまだ勉強中ですがお茶も淹れるようになりました。また、本は比較的読む方だと思いま

    • (映画感想) ビリーブ 〜未来への大逆転〜

      アメリカに実在し、2020年9月に亡くられた法律家ルース・キンズバーグ氏をテーマとして取り扱った映画。彼女自身も女性というだけでハーバード大学法科大学院に在籍時も、その後の仕事を探している時にでも、働いている中でも、困難にあたる。 そんな彼女は、アメリカのみならず世界中で性差別撤退・性平等に力を注いできた人物で知られ、アメリカの連邦最高裁判事を勤めた経歴もある人物。 なぜこの映画を見ようと思ったのか。 私にとって、関心のあるジェンダー問題と中学生の頃の夢だった弁護士という立

      • 新しいエコロジーとアート (東京藝術大学大学美術館)

        長谷川祐子教授の退任記念として、この『新しいエコロジーとアート』が開催されたのでその感想を書こうと思う。最初に長谷川祐子氏の視点に興味を持ったきっかけについて触れ、その後に展示の感想を書きたい。 まず、長谷川祐子氏の視点に興味を持ち始めたきっかけは、以前に訪れた瀬戸内海にある福武財団が運営する『犬島 家プロジェクト』がある。 瀬戸内海にある小さな島、犬島におけるアートプロジェクトで、この島には精錬所があり、日本の都市文明繁栄の見えない部分で支えていた場所でもある。その場所か

        • (映画感想)ミケランジェロの暗号

          2011年公開のオーストリア映画、『ミケランジェロの暗号』(原作 "Mein bester Feind") を見ました。 内容は、第二次世界大戦時にユダヤ人画商の家にあるミケランジェロ作のモーゼの素描を巡ってのストーリー展開。 もちろん、扱っているテーマが第二次世界対戦時のナチスということもあり、当時の悲惨さや言葉で表せないような酷い出来事を描いている場面がある。その中でも部分部分でコメディ要素があってクスッとしてしまうことも。 ミケランジェロの一枚の素描で、ナチスドイツ

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        • (映画感想) ビリーブ 〜未来への大逆転〜

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          フランツ・カフカ『変身』 感想

          フランツ・カフカの『変身』の新訳を読み終えたのでレビューします。 まず、なぜこの本を読んでみようと思ったのかは大きく二つある。 一つ目は、以前に多摩美術大学美術館で行われた、博士課程の卒業制作展で、カフカの『巣穴』からタイトルをとった作品を見た時にこのカフカの本を読んでみたいと思っていた。 二つ目は、この表紙がハマスホイの絵画で本屋に並んでいる時に「あ、ハマスホイの絵画だ」と吸い寄せられるように手に取ったのがきっかけ。 ちなみに一つ目の理由に挙げた、多摩美術大学美術館での博

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          S.F. (Something Falling / Floating) 金氏徹平展 市原湖畔美術館

          千葉県市原市にある市原湖畔美術館にて、金氏徹平氏の企画展に訪れた。 まず、この市原湖畔美術館について触れてから、この作家の略歴を簡単に紹介して、最後に感想を書きたいと思う。 市原湖畔美術館は、千葉県市原市の高滝湖におけるダム湖整備の一環で建てられた「市原市水と彫刻の丘」という施設を2013年にアートフロントギャラリー主導の下でリニューアルされたもの。 この建物の向かい側には大きなダム湖が広がる。 バブル期に、地方に多くの「ハコモノ」美術館が出来上がり、バブル崩壊と共に多くの

          S.F. (Something Falling / Floating) 金氏徹平展 市原湖畔美術館

          丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

          以前に行った猪熊弦一郎現代美術館のレポートを書きたいと思う。 まず、この美術館は主に近代日本美術家の猪熊弦一郎(1902-1992) の作品を保存している美術館で、建築家は谷口吉生(1937-) によるもの。谷口氏は、MoMAの改修や東京国立博物館にある法隆寺宝物館の手がけた人だ。 まず、猪熊弦一郎氏の経歴を軽くさらってみようと思う。 香川県高松市で生まれ、高校卒業までを丸亀市で過ごす。その後、東京美術学校の洋画科に進学しロマン主義的な画風と言われている藤島武二に師事する。

          丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

          Black Cross, New Mexico (Georgia O'Keeffe)

          (調べが甘い部分もあるので面白半分で読んでくれたら幸いです。) The Art Institute of Chicago 所蔵のアメリカ・ウィスコンシン州出身の画家、Georgia O'Keeffe(1887-1986)の作品。この作品は1929年に描かれており、アメリカ近代美術史において重要な人物であるAlfred Stieglitz と結婚した5年後の作品となっている。 O'Keeffe は、The School of the Art Institute of Chi

          Black Cross, New Mexico (Georgia O'Keeffe)

          Robie House (Frank Lloyd Wright)

          2021年3月中旬にシカゴ大学内にあり、世界遺産にも登録されているRobie House のガイドツアーに参加しました。この1909年に建てられたFrank Lyotd Wright (1867-1959)の代表作について拙い文章で紹介していきたいと思います。ガイドツアーで聞いたことや、自分で以前に調べて頭の中に残っていることを中心に書いているので引用元は記載しません。なので、確かでないこともありますので「そーなんだ」程度に読んでくれたら幸いです。 Frank Lloyd

          Robie House (Frank Lloyd Wright)