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Fさん、だいじょうぶ?

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2020年11月の記事一覧

0067:デファクトスタンダード問題

0067:デファクトスタンダード問題

 私はワードが嫌いだ。世の中のデファクトスタンダードだけれど。論文を書く時に丸一年間使ったけれど。嫌いだ。だって挙動が思いどおりにならないんだもの。

 DOS時代から使い続けている一太郎が好きだ。マイクロソフトがPCバンドルによってofficeのデファクトスタンダードに成功した一方で,ジャストシステムは日本製オフィスソフトのラインナップを提供している。その中心軸が一太郎で、現在でもワープロソフト

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0066:講演準備

0066:講演準備

 今日は家業系はほどほどにして講演準備。公務員とも家業とも関係のないボランティア活動だ。70人ほどの聴衆に質疑応答含め90分が私の持ち時間。

 私はもともと人前で話をするなんて滅相もない、というタイプだった。しかし公務員の仕事の中には大勢の前で何かを説明しなければならない場面が必ずある。最初は仕事で仕方なく壇に立った。どうにかできた。二度目。三度目。自分を振り返り他人を見ているうちに、もしかして

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0065:休日は基本家業でネタ切れ

タイトルが全てを物語っているが、今日は頭が家業モードでnoteに書くネタを思いつかない。このあたり、不思議なのだよね。平日役所で勤務していれば色々なことがあり、その中から公務員ネタを思いつく。休日(家業なので休みではない)は刺激の質が変わり、発想パターンも変わってくる。司法書士の勉強も家業はほとんど無関係だからね。

こういう日はマガジンから外すつもりでいたけれど、タイトルナンバーが開始してからの

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0064:健康は大事

0064:健康は大事

 私は幸いこれまで大病の経験がなく、入院経験は幼稚園の時だけだ(大したことのない予防的手術を受けた)。それでも半世紀以上生きてくると体のあちこちにガタは来る。典型的なのは老眼と五十肩だ。老化からは誰も逃れられない。

 来年三月に公務員を早期退職して、しばし家業と不足を貯金を取り崩しながら家族と生活し、その間に司法書士試験を受けて開業を目指しているわけだ。その展望は健康が大前提となっている。もし,

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0063:スペシャリストとゼネラリスト

0063:スペシャリストとゼネラリスト

 私が役所に入った時、新採研修で人事課が「我々はスペシャリストよりもゼネラリストを育てたいので、基本的に3年で違う部局に異動させることにしている」といっていた。その方針は今も踏襲されている。

 私の場合、三十年弱の間に異動が10回あった。同じ課に呼び戻されたことが2回あるので、経験所属としては9箇所ということになる。うちの役所の外で修行させてもらったことも2回。これらの経験は確かに大きい。特定の

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0062:説明責任

0062:説明責任

 政治的な話はしたくない。でも、書き留めなきゃならんなあ。

 「行政の透明性」という命題は、平成の三十年間に情報公開法・公文書管理法や各自治体の同旨条例などが次第に整備され、担保されてきた。我々行政職員はその法令の理念に基づいて透明・公平な行政活動を志向して来たのだし、無理を推して何かを隠そうとしても情報公開審査会などの第三者機関の判断により覆される仕組みが法令で設計されてきた。行政組織が歩んで

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0061:努力すれば報われるか

0061:努力すれば報われるか

 公務職場ではいろいろな場面で広報啓発の仕事がある。チラシやパンフレット、新聞広告やテレビCM、ホームページやSNSなどだ。多くの場合、具体的広報物の作成は業者に発注して作成することになる。テキスト情報を提供し、デザイン案を出して貰って、その中からこれはと思うものを選び、修正意見を出し、完成品を公開配布する。その過程にはそれなりの労力と経費がかかり、(これだけやればさぞや情報発信効果は高いだろう)

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0060:60回到達

 マガジン「Fさん、だいじょうぶ?」が60回目に到達した。ほぼ早期退職&司法書士試験受験を決心した時からの日数に等しい。

 あれから60日、さぞや勉強は快調……の筈がない。快調に勉強できるなら早期退職の必要はない。平日は公務員として、土日祝日は家業で大半の時間が潰れる。この三連休も「我慢の三連休」なんて枕詞を使うまでもなく二日間はほぼ家業、今日は家のことでばたばたする以外の時間に多少司法書士試験

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0059:災害と公務員

0059:災害と公務員

 夜7時のNHKニュースを見ていたら緊急地震速報が流れた。茨城県北部で震度5弱。わが役所では区域内で震度5強以上が発生すると災害第三体制で全員招集、4以上でも第二体制で役所に飛んでいく人たちがいる。今回の地震でも連休中日の夜に私事を差し置いて対応している公務員が多数いる筈だ。

 香川県の養鶏場で鳥インフルエンザが続発しているが、数十万羽の鶏の処分は養鶏関係者だけではまわらず、人員の八割方は公務員

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0058:人事の視点

0058:人事の視点

 11月も後半となり、各役所の水面下では来年度の組織・人事の調整が本格化している。

 公務員に「競争率の高い試験を潜り抜けたエリート」というイメージを持っている人はどのくらいいるだろう。ある面では正しいが、総体としては間違っている。確かに公務員試験の倍率はそれなりに高いから、主として知識面+学生時代のキャリアによる選抜が行われていることは確かだ。しかし試験は一面一回でしかない。合格して入庁した人

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0057:書くことを楽しめば日記は続く。読み返せばまた楽しい。

 noteを書き始めて二ヶ月近くとなった。基本的に毎日マガジン「Fさん、だいじょうぶ?」のコンテンツを投稿しているので、頭のナンバーで投稿数が分かる。1回だけ夜に書こうと思ってるうちに日付が変わってしまって連続投稿記録が途切れた。今はあらためて挑戦中だ。マガジン以外の書き込みを許容すれば毎日投稿は簡単なことなのだけれどね。

 実は私の日記の本体はmixiで書いていて、最初が2006年なので14年

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0056:公務員の副業

0056:公務員の副業

同人誌販売し利益175万円 県内教諭を処分 地方公務員法違反(高知新聞)

 こんなニュースが飛び込んできた。7年半で175万円の利益なので、年平均23万円余り、参考まで月に換算すると2万円弱で、決して大きな額ではない。もちろん経費を含めた売上ベースでは6~8倍くらいが見込まれる。

 私も漫画・アニメ好きなので、表現者の衝動でこうした活動をしている当人にはむしろ応援したい気持ちがある。問題は「地

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0055:定年後再任用

0055:定年後再任用

 数年前からうちの役所にも定年退職職員の再任用制度が施行された。今日も仕事でご一緒した事業担当者が二年前の課長さんで少しびっくり。年金支給年齢の引き上げに伴い、こういうことがこれからは当たり前になるのだよね。

 今の再任用制度は、フルタイム勤務ではなく週4日に留まる。元々正規職員が嘱託職員に置き換えられる流れがあり、そこに再任用職員も加わって、頭数は変わらないのに勤務日数換算では人が減っているの

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0054:クレーム対応とストックホルム症候群

0054:クレーム対応とストックホルム症候群

 公務職場に限らず、どのような組織でもクレーム対応は日々発生しているだろう。理のあるクレームには誠実に対応をしなければならない。どうしようもない事に相手が納得出来ず話し続ける時も、切り上げ時を計りながらも、「話を聴くこと」自体がクレームを終息に導くこともある。問題はハードクレーム、無理難題を強要しようとするものだ。その対応には、良い意味での「慣れ」が必要になる。

 私も二十数年間の公務員経験の中

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