0061:努力すれば報われるか
公務職場ではいろいろな場面で広報啓発の仕事がある。チラシやパンフレット、新聞広告やテレビCM、ホームページやSNSなどだ。多くの場合、具体的広報物の作成は業者に発注して作成することになる。テキスト情報を提供し、デザイン案を出して貰って、その中からこれはと思うものを選び、修正意見を出し、完成品を公開配布する。その過程にはそれなりの労力と経費がかかり、(これだけやればさぞや情報発信効果は高いだろう)と思いきや、思ったほどの成果(イベントであれば来場者、情報であれば認知度など)が上がらなかったりする。
努力すれば報われる、というのは幻想だ。「正しい努力」でなければ効果は上がらない。ただ、何が「正しい努力」なのかは、挑戦と失敗と反省と再挑戦──つまり「経験」を積み重ねる中から見つけ出すことになる。失敗は決して無駄ではない。経験が蓄積され、より良いものを生み出す土壌となる。
コロナ以降、うちの役所でもyoutubeの情報発信が一気に盛んになった。これまでは業者委託でしっかりした「作品」だけを公開していたが、春頃からいくつもの課が動画編集ソフトを導入し、職員自身が脚本を作り演技をして撮影編集した「素人仕事」を公開するようになった。出来は百点には遠いけれど、今は修行の時だ。これまで手の出なかった新しい表現に挑むこと自体が、将来の効果的広報体制の礎になる。みんな頑張れー。
■本日摂取したオタク成分
『エール』本日分、ロカビリー。『新世紀エヴァンゲリオン』第4~6話、三男(初回)と妻(3度目)が観ているのをなんとなく観てる。
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