0055:定年後再任用

　数年前からうちの役所にも定年退職職員の再任用制度が施行された。今日も仕事でご一緒した事業担当者が二年前の課長さんで少しびっくり。年金支給年齢の引き上げに伴い、こういうことがこれからは当たり前になるのだよね。

　今の再任用制度は、フルタイム勤務ではなく週４日に留まる。元々正規職員が嘱託職員に置き換えられる流れがあり、そこに再任用職員も加わって、頭数は変わらないのに勤務日数換算では人が減っているのが実情だ。人が減れば減ったなりに仕事を回さなければならない。時間外を増やす訳にはいかない。ならば、何をスクラップするか、何を８０点じゃなく７０点６０点でも良しとするのか。そういう世界だ。

　公務員の定年延長の足音はすぐそこまで聞こえている。仮に定年が延長されても役職定年が設けられて、結局のところ60歳を越えると一部の人を除いて非管理職になる。フルタイムである分は頭数の確保はできるが、組織の年齢構成が頭でっかちになることは将来的にネガティブな影響を与える。

　私は早期退職を決意することで、こうした世界から身を引くことになる。今後の公務職場がどうなっていくのかは、外から見守ることしかできない。

■本日摂取したオタク成分
『エール』本日分、今週はホームコメディ色。『シュガー＆シュガー』第12回、ほとんど知らないＤＪの活動は興味深いな。