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50年前から見た50年後はこう [映画 ソイレントグリーン 感想]
こいつはすごいものを見てしまった。
俺の好みにブッ刺さるSF。
制作はなんと1970年代。50年も前だ。そして今作の舞台設定は2022年。現代だ。
果たしてどれほど作中で描いた未来感と現実はリンクしたのだろうか。まず見てみよう。
人口増加、それによる食糧不足と激しい社会格差。程度の大きさはあれど見事的中と言えるのではないだろうか。
作中では牛肉が幻の食材とされ、りんごジャムが
ヤクブーツは辞めろ[映画 フライト 感想]
デンゼルワシントン。正直、中学生の頃はウィンディーゼルと同一人物だと思っていた。
ワイスピ見て、イコライザー見てそこで初めてあれ、なんか2人いるぞ気づいた。ついでにザロックもそこに入りそうで危なかった。そんなイケメンスキンヘッドたちだ。
もちろん御二方とも大好きなのだが、私は特にデンゼルワシントンが大好き。
割とどの役でもクールでポーカーフェイスな印象が強い。なのにも関わらず、他のど
鳥山明がいたから楽しかった
今日、鳥山明先生が亡くなったことが発表された。
ショック。まだ68歳だそうだ。
早すぎる。
が、いずれ来る日がやってきてしまっただけなのかもしれない。
死ぬまで映画の新作は続けると仰っていたのだが、スーパーヒーローで最後になってしまったのだ。
もう、ドラゴンボールの新作が作られても、それは鳥山明の手を離れた全くの別物なのだ。
神と神の制作が発表されたとき、死ぬほど嬉しか
今日のNetflix 西部戦線異常なし 感想
断っておくが、異常しかありません。(笑)
1914年から続いたドイツとフランスの西部戦
線僅か100mをかけ300万人以上の死者が出た第
一次世界大戦下の戦争。
その戦争をドイツ側の、19歳にしてなんの経
験もないただの学生パウロが国の軍隊に扇動され
志願兵として友達と共に軽いノリで戦地に立って
しまう…という話。
内容は本当にシンプルに戦争映画。
しかし冒頭、違いを
今日の映画 7番房の奇跡 感想
想像力。
何かを作り出す創造力とは違う、空想に耽る時間の多さを指すわけでもない。
それは、思いやる力。
他人を思いやり、まだ見ぬ領域を想像する。
貴方が嫌いと思っていたあの人は、貴方が1番求めていたものを初めから持っているのかもしれない。
貴方が尊敬していたあの人も、貴方が最も嫌う方法でその地位を築いたのかもしれない。
映画や本と触れ合うことのメリットの一つとして、この想
今日のNetflix 幸せのための初心者ガイド 感想
本日はNetflixオリジナル、「幸せのための初心者ガイド」を鑑賞。
40を目前に夫の浮気が原因で離婚したヘレン。
幼い頃には事故で死別した弟、片親にも見捨てられ祖母の下で育った幼少期、やっとの思いで結婚し家族ができたのも束の間、流産、そして離婚とまた1人へ逆戻り。
何かを失い、それを嘆く自分自身を変えるべくヘレンはアメリカの自然を携帯など便利な道具なしに全くの赤の他人と行動を共にす
今日の映画 カサブランカ 感想
言わずと知れた名作。近年の作品の中でも度々タイトル名やオマージュが登場する今作を、ようやく鑑賞した。
第二次世界大戦下のフランス領モロッコ、カサブランカが舞台。
ドイツ、ナチスの圧政から逃れ、リスボン、果てはアメリカへの亡命を夢見る難民たちが行き着くカオスの地。
主人公リックもアメリカから追放され、パリで過ごしているうちにドイツから逃れるべくカサブランカの地へ踏み入れたアメリカ人。
カサ
歌という芸術への讃美歌[映画 キリエのうた 感想]
主人公キリエは売れない路上ミュージシャン。
過去のトラウマから声がうまく出せない。だが、歌を歌う時だけは違った。
ある日運命の再会を果たす。高校時代の友人真緒里。今はイツコと名乗っているらしい。金持ちの男と関係を持ち、その家を転々とするイツコと行動を共にすることにしたキリエ。
イツコはキリエのマネージャーとして彼女を売り出すことを宣言する。
イツコのアドバイスに従い、徐々に路上か
[エクス・マキナ 感想]
79点
アートや神話を絡めた、美しく、少しの狂気を孕んだ神秘的な作品
Googleのオマージュであろう大企業で働く主人公ケイレブ。
ある日社内の抽選の一等に当選。普段社員の前に姿を現さないCEOネイサンの別荘に一週間滞在する権利を得る。
別荘は凄まじい敷地。ジュラシックパークの様な壮観。
そんなネイサンの別荘の中には彼が作り上げた高精度のAI、エヴァがいた。
彼女の初めての人体