読書感想文 [帰宅部ボーイズ 感想]
パワハラ気質で陰湿な顧問のいる野球部に辟易し、帰宅部となった中学1年生の主人公直樹。同じく外れものとして帰宅部になったカナブン、テツガク、ウメ。
なんてことないどこにでもある、だが彼らにとっては何にも変え難い唯一無二の経験を、大人の直樹が回想する形式で振り返るストーリー。
帰り道にある米軍基地に侵入して射撃練習に使用された実弾を拾ったり、ジジイの庭で育ていてる柿を盗んで全力で逃げたり、無意味な事に全身全霊をかけるくだらない臨場感。男子の多くが思わず共感してニヤニヤし