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映画作品、雑感

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主に、映画作品について。 感想、寸評、レビュー?、雑感
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『散り椿』

『散り椿』

『散り椿』(2018)をようやく見た。
「ようやく」というのは。

長らくカメラマンとして活躍してきた木村大作の、初監督映画『劔岳 点の記』(2009)を観たことから始まる。

それは、それで素晴らしい映画(映像)だと感心したのだ、けれども、キャスティングにチョット違和感を感じた。

行者役の夏八木勲で。
測量部長(陸軍少将)役が笹野高史だったから、よけい。。??これは逆だろー!と。

二作め『春

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『トゥルーマンショー』から

『トゥルーマンショー』から

『トゥルーマンショー』(1998)

第四の壁(&スクリーン)、そこから出てきちゃったりその向こうへ入っちゃったり、というのではないけれど。

実は虚構の世界で生きていた(暮らしていた)、&そのことに疑念を抱きはじめて、という『トゥルーマンショー』という映画があった。

ジムキャリー主演、番組プロデューサー役にエドハリス。

監督はピーターウィアーだった!

その、主人公トゥルーマンの日常生活を(

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『ラストアクションヒーロー』、&第四の壁

『ラストアクションヒーロー』、&第四の壁

『ラストアクションヒーロー』(1993)

監督、ジョンマクティアナン

製作総指揮&主演、アーノルドシュワルツェネッガー

この映画のラストは、もう覚えてないんだけど。

この映画は、エンターテイメントに徹していた、と思う。

シュワチャンはやっぱりアクションスターだし、映画の中に入っちゃうだけでなくて、スクリーンの中から出てきちゃったりするんだ。

監督が、『ダイハード』や『レッドオクトーバー

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『カイロの紫のバラ』

『カイロの紫のバラ』

『カイロの紫のバラ』(1985)

脚本監督、ウディアレン

出演、ミアファロー、ジェフダニエルズ、ダニーアイエロ

これは哀しい物語だ。

映画館で映画を観ることだけが楽しみなセシリア(ミアファロー)。

そうしたら、あろうことか、映画スクリーンの中からトム(ジェフダニエルズ)が出てきて、二人は楽しい一時を過ごす。

こんなことあってはならん!とばかりに、トム役を演じた俳優ギルが、製作者連中と共

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『ワールドオブライズ』

『ワールドオブライズ』

私はこの映画が大好きだ。

リドリースコット監督映画の中では、ダントツだ!、と思う。

『ブラックレイン』(1989)や『テルマ&ルイーズ』(1991)もあるけど。『ブレードランナー』(1982)は?正直なとこ良く解んないし、『エイリアン』(1979)は、エイリアンシリーズでは、私は『エイリアン2』のが好きだし・・

『ワールドオブライズ』について、だ。

この映画が好きなのは、まずはそのストーリ

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『劔岳 点の記』

『劔岳 点の記』

『劔岳  点の記』(2009)
これは、公開時映画館で観ていた。長野県佐久市で。

 『劔岳/点の記』(2009)
これはもぉぉ~~~~… すごい。
上映時間2時間19分。ぜんぜん長くなかった。
 願わくば、も少し、山の映像にひたっていられる様な、そんなじぃっくりした長さのシーンが、欲しかったなぁ。
  私としては、あ、この画、もっと見ていたいのにぃ、てなとこが。

空撮CG、いっさいなし!  だ

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ドリームキャッチャー

ドリームキャッチャー

車の中にドリームキャッチャーをぶら下げてるのを、見かける事がある。

私には、ビーズ刺繍入り皮細工のキーホルダーとか、鹿の骨つくりのネックレスとか、インディアンの人達から買ったり貰ったりした物がいくつかある。

その中に、いささかほろ苦い思い出として、忘れられないものがある。
2001年夏、サウスダコタ州のウーンデッドニーへ行った時の事だ。

初めからそこを目指した訳ではなかった。
ミネソタのベミ

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機内映画

機内映画

一昨年、ネパールからの復路、コロンボから成田空港までのスリランカ航空機内で見たもの。

『ダイヤルMを廻せ』(1954年)。
やっぱりこれは、舞台劇だなぁ。

部屋の中ばかりで、出てくる外の景色も部屋中からのもの。それでも面白くみた。

検索してみたら、実際に、舞台劇の映画化だった。

ヒッチコックは、写真の中に登場。動画でではなかった。

次に『アルゴ』(2012年)

イランのアメリカ大使館員

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風の又三郎・ガラスのマント

風の又三郎・ガラスのマント

渡哲也→宮沢賢治関連映画で、この映画のことはアップしてなかった、と思うので。

『風の又三郎・ガラスのマント』

原作、宮沢賢治

プロデューサー、原正人

脚本、筒井ともみ、伊藤俊也

監督、伊藤俊也

音楽、富田勲

出演、早勢美里、小林悠、草刈正雄、すまけい、内田朝雄、樹木希林、岸部一徳、檀ふみ

製作プロダクション、ヘラルド・エース、テレビ朝日。

配給、日本ヘラルド映画。

冒頭、

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渡哲也

渡哲也

寺尾聰、関連で。(^_^)

雑感。
渡哲也が、すごい!と思ったのは、『わが心の銀河鉄道~宮沢賢治物語』('96.東映)だった。
 脚本、那須真知子
監督、大森一樹
出演、緒形直人・渡哲也・星由里子、
緒方直人がよかったし。
渡哲也、こんなにいい役者だったっけ?と思えたくらい(失礼(^^ゞ)、じぃんときた記憶ある。

これは、1996年、宮沢賢治生誕百周年記念作品で、松竹と競作となったもの。
松竹

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eigamuro
割引あり ¥150〜
『パウワウハイウェイ』

『パウワウハイウェイ』

ジムジャームッシュ&『デッドマン』から。

『パウワウ・ハイウェイ』を、初めてみたのは、 いつ、どこでだっただろう・・? もうはっきりできない。たぶん、東京にいた頃。 どうして?、どういうわけで見る気になったかも思い出せない。

ロードムーウ゛ィとしても傑作だが、何よりも、ゲーリー・ファーマーの存在感が光ってた。  一度みただけで、忘れられない俳優たるに充分だった。

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『さらば青春の光』

『さらば青春の光』

『さらば青春の光』
1979年、イギリス映画。
松竹・富士、共同配給。
監督、フランク・ロダム
出演者にスティングの名がある。
「英国のロックグループ、ザ・フーが1973年に発表したLP“四重人格”を基にして、若者たちの暴走、愛、挫折などを描いた、青春映画。」 、
だ、そうで。

若かりし頃映画館で観て(どこの映画館だったかはもう思い出せないけど)、 とにかくラストシーンがたまらなくて、せつなか

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『寝ても覚めても』

『寝ても覚めても』

蓮實重彦の『見るレッスン』を読んで、
濱口竜介監督映画が気になり、(濱口竜介は、あの?『ドライブ・マイ・かー』の監督だった)

『寝ても覚めても』(2018)をDVDでみたんだが。

よくわかんなくて。
見終わってから、なんやらネットサーフィンしてた。

例によって(私の性分として)、
その映画の内容に関連したもの(レビューとか論評とか)だけでなくて、出演者や監督の経歴とかなんやらも見たりしてた。

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『ピンポン』

『ピンポン』

監督、曽利文彦
原作、松本大洋
出演、窪塚洋介、ARATA、中村獅童、大倉孝二、竹中直人、夏木マリ、
子役で染谷将太(1992年生まれ)がでていた。

これはAmazonで購入したもの。

監督は誰だったっけ?と思いながら見始めた。

漫画が原作のものとは知らなかった。

その漫画家、松本大洋が『鉄コン筋クリート』も描いていた漫画家だった。。!!
松本大洋の漫画、みてみたくなった。

確かに、漫画

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