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vol.3 堀江貴文「人生を変える言葉」を読んでみた

堀江貴文「人生を変える言葉」
(宝島社)を読みました。

この本は、堀江さんがこれまでに発表した書籍、
ブログ、メールマガジンなどから一部を
抜粋・改訂し、まとめたものになっています。

「死を恐れるのは、死について考えるからだ。
考えなければ、恐れるも何もない。
その頃は起きている時間のほとんどすべてを
仕事に費やしていたので、僕の思考の中に
死の恐怖が入り込む余地はなかった。」

この本には、
全部で207個の格言が
掲載されているのですが、
最も驚いたのは、この
「死を恐れるのは、死について考えるからだ」
という格言です。

堀江さんは、noteにおいても時事問題について
独自の視点で斬り、恐れるものもなく、
常に無双しているイメージだったので、
驚きとともに少し安心しました。

約20年前のライブドア事件のときに、
当時持っていた株が大暴落し、
数万円の含み損があったこともあり
(株取引は自己責任です)、
堀江さんのことを好きにはなれませんでした。

それから私自身が年を重ねるにつれ、
堀江さんの仰っていることは的を射てるのでは?
と思うことが多くなり、この本も
BOOKOFFで思わず手に取ってしまいました。

あの無双している堀江さんでさえ、
「死」を考えることがあるのだな、
という共感は、私にとって、
これからの一歩を踏み出す
勇気になると思います。



働いていれば、ひとりにならずにすむ。
働いていれば、誰かとつながり、
社会とつながることができる。
そして働いていれば、
自分が生きていることを実感し、
人としての尊厳を取りもどすことができるのだと。

この「働いていれば、ひとりにならずにすむ」も
私の好きな格言の一つです。

令和4年の自殺者数は21881人、
その内、無職者数は11775人
(どちらも警察庁発表)。

これらの数字も把握しつつ、
現状を変えたいという思いが
表れているのではないかと思います。


「仕事は娯楽である」という意識を持てば、
人生観も変わってくる。
楽しく生きられるようになる。
つらく苦しい仕事を我慢して生きなくてもいい。

この本では、
仕事に対する考え方も随所に書かれていますが、
中でも、この「仕事は娯楽」という発想は、
なかなか出てこない気がします。

取引先の相手方に「この仕事は娯楽です」とは、
さすがに言う機会はないですが、
気持ちのどこかで「娯楽」なのだと
自分に言い聞かせる場面があっても
いいのかなと思えました。

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