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映画評

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#映画感想文

「ゴジラ-1.0」正統派?ゴジラストーリーの様式美

「ゴジラ-1.0」正統派?ゴジラストーリーの様式美

ゴジラ-1.0 観てきました。良かったです。感想やら色々を。

ゴジラ-1.0概要ネタバレしない程度の情報としては

見どころは違和感のない迫力満点のゴジラでしょう。前作に続き、躍動感あふれるゴジラと熱光線の威力たるや、これまでの国内ゴジラで最強レベルかもしれません。また、戦後まもない時期の登場ということもあり、今までの作品の中で最も最古の登場設定でした。

7年ぶりの国内実写ゴジラ映画実は国内ゴ

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シンドラーのリストを観て

シンドラーのリストを観て

「シンドラーのリスト」を鑑賞しました

ウクライナ戦争が始まって以来、ウクライナやロシアの歴史、ヨーロッパの歴史や過去の戦争等々について勉強する機会を増やしています。そんな中第二次世界大戦中にドイツ人のシンドラーについて解説したCOTEN RADIOの回を聴いて、お勧めされていた「シンドラーのリスト」を鑑賞しました。

「シンドラーのリスト」
公開年:1994年
監督:スティーブン・スピルバーグ

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深読み〜映画[君たちはどう生きるか] 主人公と義理の母親の生き方とは?

深読み〜映画[君たちはどう生きるか] 主人公と義理の母親の生き方とは?

はじめにまだ君たちはどう生きるか、を観ていない方。この映画はやはり前情報無く、観たほうが色々考えられるので、もし未視聴なら、先に観ることをオススメします。

流石の迫力の描写。自由なプロットは正直訳がわからない
君たちはどう生きるか、スタジオジブリの最新作、宮崎駿の最終作になるかもしれないこの作品を公開初日に観てきました。
流石、宮崎駿作品、劇中の描写には圧倒されましたが、観終わった直後の感想は、

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「すずめの戸締まり」 一人の心象風景と人の心が離れることへのメッセージ 〜考察〜

「すずめの戸締まり」 一人の心象風景と人の心が離れることへのメッセージ 〜考察〜

新海誠の最高傑作「すずめの戸締まり」を鑑賞してきました。かなりの名作では、、と感じています。備忘録的にまとめてみました。ネタバレも含みます。

ストーリーは幼くして親を亡くした少女と、「閉じ師」の青年とのロードムービーだが。。。

物語は、比較的、急に唐突にいきなりSFチックに始まります。
高校生の少女(すずめ)が出会うのは廃墟にある「扉」を閉めているという「閉じ師」(そうた)。すずめが災いの原因

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