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フリー句/日本語の不思議/たまにショートショート

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パスカさんのnoteに触発された拙いフリー句。 たまーにショートショートのようなもの。 あと、不思議な出来事、不思議な日本語。
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フリー句 『待つ場所を 日なたに変えた 朝寒の交差点』

フリー句 『待つ場所を 日なたに変えた 朝寒の交差点』

日差しがキツいので
日影を探して信号待ちしていた朝の交差点。
肌寒くなり、
日なたで待つことにしました。

書き間違い?「新選組血風録」土方と山崎の会話。

書き間違い?「新選組血風録」土方と山崎の会話。

私の大好きな短編集、司馬遼太郎の「新選組血風録」。

「鴨川銭取橋」篇では、幹部隊士・武田観柳斎の言動を怪しむ副長・土方歳三が監察・山崎蒸を呼び、武田の内偵を命じる場面があるのだが、この会話が面白い。

書き間違いに思える部分があるのだ。

つまり、
山崎は日頃から、近藤と土方におべっかを使う武田が好きではなかったが、当の近藤、土方は武田を可愛がっている、と思っていた。

だから、土方に呼ばれ、あ

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「丁寧な説明が求められる」という締めくくり方は、やめて欲しい。

「丁寧な説明が求められる」という締めくくり方は、やめて欲しい。

新聞やTVニュースで「国には丁寧な説明が求められる」なんて締めくくり方、よく目にする。

しかし!

何言ってるの?

と思うわけです。

だって説明側は、十分丁寧な説明をしたと思っているんだから。

その人に向かって「丁寧な説明を」なんて言っても「さっき説明したじゃん」って言うだけ。

さらなる説明がすぐに出てくるワケがない。

全く、無意味なことを言っている。

報道機関として不十分だと思うな

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フリー句48「玉露のまち」の看板の隣にヤシの木

フリー句48「玉露のまち」の看板の隣にヤシの木

フリー句48「玉露のまち」の看板の隣にヤシの木

※フリー句は、パスカさんのnoteに触発され、日常の思いつきを拙いフリー句にしたものです。

花粉症ライダーに 「バイザー開けて」と誘う 梅の香り

花粉症ライダーに 「バイザー開けて」と誘う 梅の香り

梅ってホント、いい香り。
この時期に走っていると、甘〜い香りがヘルメットに侵入してきて、
「アクセルを緩めて」
「バイザー全開で香りを吸い込んで」
とささやいてきます。

誘いに乗ってバイザー全開、
胸いっぱい、良い香りを吸い込みました。
スギ花粉も一緒に。笑

バイクの皆さん、ご安全に。
それでは、またー。

ロシアがウクライナを【制圧】というワードに違和感。

ロシアがウクライナを【制圧】というワードに違和感。

ロシアによるウクライナ侵攻という大問題が毎日、報道されていますが、

例えば今日の読売1面トップは
「露、南部拠点都市を制圧」。
この制圧という言葉が結構、気になりました。

ウェブの辞書を引くと、「威力を加えて相手の勢力を押さえつけること。」とあるので、用法を間違っているわけではないと思いますが、僕の「制圧」のイメージは、暴動とか、暴力沙汰とかクーデターとか、制圧される側が先に行動を起こしたとき

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新幹線で周りがウルサいとき、どうしていますか?

新幹線で周りがウルサいとき、どうしていますか?

ワタクシ、仕事の関係で新幹線を利用しますが、先日、指定席の車内で、結構大きな声で、ずーっと会話している方がいました。真後ろです。
ウルサいだけでなく、コロナ対策の面でも気になりますよね。
でも他の乗客の方は、アクションを起こさない。

こういう時、皆さんどうされていますか?

○睨む?
○直接注意する?

でもそういう、直接コンタクトするのって心理的なハードルが高いし、ひょっとして逆ギレされてトラ

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フリー句47「間違った道の 赤信号が長い」+ 奥さんの言葉。

フリー句47「間違った道の 赤信号が長い」+ 奥さんの言葉。

「間違った道の 赤信号が長い」

運転していてイラっと来る瞬間。

でも、奥さんは言いました。

「2人でいられる時間が長くなるんだから、いーじゃない」。

僕はなんだかホッとして「そうやね」と言いました。

それでは、またー。