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シティボーイから郊外ガイへ
七三分けにグレーのトレーナー、センタープレスの入った安物の黒のスラックス、クラークスの黒のブーツ。淵の細い眼鏡を掛け、薄っすらと髭が生えている。スラックスとブーツの隙間から赤茶けた靴下が覗く。
彼が好きな雑誌は絶対にポパイだ。
少し寒くなったらこの上に古着屋で買ったブルックスブラザーズの紺色のジャケットか、ポロ・ラルフローレンのキルティングジャケットを着るのだろう。
腕時計はチープカシ
転職アドバイザーとの絆
1か月ほど新しい仕事を探していたのだが、中々上手くいかない。やはり就職はひとりでやると効率が悪い。経験者や一緒に仕事を探す仲間が必要である。
私はとりあえずプロに相談してみることにした。20代向けの就職、転職の某エージェントに登録すると、すぐに電話がかかってきて面談の日程が決まった。
面談では私の経歴や性格、将来のプランなどを聞いて、10個程度の求人を紹介してくれた。面談をしたアドバイザー
今年やりたい10のこと~抽象的ver.~
1 与える
2 受け入れる
3 知らないことを知る
4 他人を理解する
5 考えすぎる前に動く
6 他人に話す
7 人の話をよく聞く
8 もう遅いと思ったときに始める
9 過去を肯定する
10 本物を見に行く
#今年やりたい10のこと
そのころ私は二十歳で
今年私が最も感銘を受けた文章である。
と言っても私がポール・ヴァレリーの本を書店で手に取るわけはなく(そもそも知らなかった)、ある本に引用されていたのである。
ちょっと難解な言い回しもあるが、これは和訳がかなり古いが故の分かりにくさで、理解できないからと言って自信を失う必要ない。と思う。
全能感と無能感に振り回され、世界を変える力が自分にはあると思えば、自分は何もできないと落ち込み、すぐ
世界は美しいかも、と。
もし、身近な人が、この世界に失望して、何もかも諦めてしまったら、私にできることは何だろうか。そんなことを考える一週間だった。
古い友人の状態が、少し前から良くないという一報を受けた。彼は数年前に仕事を辞めて、実家に戻っているということは知っていたが、まさかその理由がそんなに深刻なものだったとは知らなかった。
彼が実家に戻ってから、一度飲みに行ったことがある。その時の彼はいつも通りひょうひ
怒りと悲しみと苛立ち
私の心は、怒りで満たされている
彼女にあんな歌を歌わせたことに
あんな詩を書かせたことに
私の心は悲しみで満たされている
私の友達は死んだ
私との旅の計画を立ててるときにいきなり死んだ
せめて美しい景色を見せてあげたかった
私の心は苛立ちで満たされている
「大丈夫だよ」と彼女に言ってやれないことに
奴のところに行って飛び蹴りをかましてやれないことに
奴だ
帰ってから1時間半以内に寝たい
「朝起きてから最短で何分で家を出られるか」という話題はよくあるけど、「家に着いてから何分で寝られるか」という話はあまりしない。家に着いてからできるだけ早く寝るということは、結構人生において大事なスキルなのではないかと思う。
私の以前の職場が、仕事の終わりが午後9時で、翌日の出勤が朝の7時というよくわからない時間帯の仕事で、仕事が終わり家に着くのが午後9時半、翌朝起きるのは5時45分ぐらいであ