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【エッセイ】里の駅に行ってきました14 夏と秋の混在、そして、紅葉が始まっていました[道の駅・里の駅](1142文字)

夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。

天気予報を見たら、最高気温は30℃近く上がりますが、最低気温が長袖にしたほうが良さそうなくらいの涼しさで、雨も降るかもしれないとのことでした。

「袖なしは、今年最後かな」
と思いながら、袖なし綿カットソーに長袖麻シャツを羽織った出で立ちで外出。

暑かったら長袖麻シャツを脱げば良いと思っていましたが、外に出たら、思ったよりも空気が冷たくて、寒いくらいでした。

青空が広がっていて、初秋の雲。

移動しているうちに気温は上がりましたが、空気がとても爽やかでした。

これはこれで、心地良かったのですが…。

「夏が終わってしまいました!」
と残念がる私。
「前回の里の駅行きでは、まだ夏だったのに。寂しい〜。彦根城に行った年は10月4日でも蝉が鳴いていたけれど、今年はもう鳴いていないね。その年より、ちょっとだけ、秋が早く来たね」

終わったばかりの夏と訪れたばかりの秋、季節が混ざっていました。

まだ刈り入れていない田んぼがあるかと思えば、沿道や山々の木々は、点々と黄色っぽくなり、紅葉が始まっています。

道行く人々の服装も、袖なしの人もいれば、秋を通り越して冬みたいな人もいて、様々でした。

里の駅の畑には、秋桜が咲き、先週、赤々と綺麗に咲いていた彼岸花が、もう色褪せて、枯れかかっていました。

里の駅では、茄子・山科茄子・白茄子・祇園豆・柴漬け・赤紫蘇ふりかけ・栃餅を購入。

秋の陽気になりましたが、まだ夏野菜がたくさんありました!

大好きな茄子も5種類ありました。

久しぶりの白茄子、楽しみです。

前回、見つけて、義母に贈りたいと思っていた、無農薬栽培の赤紫蘇ふりかけを夫に見せたら、夫が興味津々で、先に我が家で試してみることになりました。

祇園豆は、いつも楽しくお喋りする生産者さんのお薦め。

初めてなので、楽しみです。

柴漬けは、いつも楽しくお喋りする生産者さんのお母様と見られる方の商品で、3回続けての購入です。

ですが、いつも楽しくお喋りする生産者さんとは、私は、今日は全く話せませんでした。

後で聴いたら、夫は少しだけ話したそうです。

忙しそうです。

車の中で栃餅を食べました。

餡子は美味しかったのですが、餅は、3回連続で味と香りが薄かったので、栃の実少なめのまま定着してしまったのかなと心配になりました。

以前のほうが美味しかったです。

戻ってほしいなぁ、栃の実を切らしているだけなら良いのですが。

帰途、空一面に、20年くらい前の8月末の雲のような、もくもくした雲が現れました。

こんな雲も、今年分は見納めかな。

結局、雨は降りませんでしたが、気温が思ったほど上がらず、長袖麻シャツを羽織ったままでした。

長い夏の後に訪れた、おそらく短い秋、観念して、じっくり味わおうと思います。


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