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【エッセイ】里の駅に行ってきました15 秋晴れ[道の駅・里の駅](1242文字)

夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。

天気予報を見ると、最高気温は25℃まで上がり、最低気温もそんなに極端には下がらないようなので、長袖綿ハイネックカットソーに長袖綿シャツを重ねた出で立ちで外出。

その格好では暑いかなと思いましたが、外に出ると、思ったよりも空気がひんやりしていました。

でも、大判スカーフを持っていたので、上着を取りに戻りませんでした。

深い青い空に、綿菓子のような雲がひとつだけ、ぽっかり浮かんでいました。

綺麗な秋晴れです。

先週の爽やかさを通り越して、肌寒くなり、すっかり秋です。

沿道の木々は、黄色く紅葉したり、葉が落ちきってしまっていたり。

山々の木々も、点々と紅葉が始まっていました。

あちこちに赤々と綺麗に咲いていた彼岸花の姿は全くなくなり、たくさん咲いていた桃色の秋桜は萎れてきていました。

里の駅では、胡瓜・茄子・緑長茄子・いんげん・柴漬け・手作り赤紫蘇ふりかけ・手作り赤紫蘇ふりかけ(パウダー)・いなり寿司・栃餅を購入。

もう終わってしまったのではないかと思っていた胡瓜と茄子がありました!

大好物の茄子をまだ食べられるなんて嬉しいです。

しかも、緑長茄子まで!

緑長茄子は、初めてなので、楽しみです。

緑茄子や緑細長茄子とどんな違いがあるでしょうか。

いんげんは、豆の大きいものと小さいものがありましたが、豆の小さいものを選びました。

柔らかくて、香りが良いのではないかしら、美味しそう、楽しみです。

柴漬けは、いつも楽しくお喋りする生産者さんのお母様と見られる方の商品で、4回続けての購入です。

2種類の手作り赤紫蘇ふりかけは、2種類とも同じ生産者さんの商品で、無農薬栽培の赤紫蘇を乾燥させて天然塩を合わせたものとのこと、とても楽しみです。

赤紫蘇は里の駅のある町の特産品です。

いなり寿司は、前々回に初めて食べて、いなり寿司嫌いの私には、衝撃的な美味しさだったので、今回も楽しみ。

ここのところ、栃の実が少なくて薄味だった栃餅は、今回は、どうでしょうか。

いつも楽しくお喋りする生産者さんとは、時間がなくて、挨拶をしただけで、あまり話せませんでした。

でも、素敵な笑顔を拝見できて良かったです。

車の中で、いなり寿司と栃餅を食べました。

いなり寿司は、やはり、煮た油揚げの味が主張しすぎず、程よい甘さで、ごはんも相変わらず、ほろほろで美味しかったのですが、朝食をたくさん食べてきてしまった私は、前々回ほどには楽しめませんでした。

栃餅も、おなかがいっぱいで、
「栃餅は別腹」
と自分に言い聞かせながら食べましたが、やはり、いつもほどには楽しめませんでした。

でも、栃の実の量が少し増えて、香りが良く、美味しかったです。

里の駅に行く日は、朝食を食べ過ぎないように気をつけなければ!

茄子はいつまで食べられるかな。

秋らしくなってくると、心配なのはそれです。

秋冬には秋冬の楽しい味覚がありますが、私には茄子以上に美味しいものはありません。

寂しさと憂鬱を覚える本格的な秋の到来です。

天野マユミ


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