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あのこ
2024年3月13日 20:18
そんなこんなで、私と彼の恋は2022年6月末〜2023年2月で終了した。会っていた時期だけ見たら半年にも満たない期間だった。彼と初めてキスした日からちょうど1年後、彼はどう過ごしているのかなと思いSNSを見に行ったところ、例の彼女とイルミネーションを見に行っていた。ちなみに去年の12月。それがめちゃくちゃショックで、どこかに書いてぶちまけたいというのがこのnoteを書こうと思ったきっか
2024年3月12日 20:10
あれからの私は、相変わらず仕事が忙しく慌ただしい毎日を送っていた。忙しくしている方が気が紛れて良い、なんて思っていたけど、忙しくしながらも毎日彼との思い出を反芻していた。本当に毎日。いつどこで彼に遭遇してもいいように、常に綺麗な格好をするようになった。何かのきっかけにまたあの頃のような関係性に戻れることを期待して、貯金も着実に貯め続けた。結局1年しないうちに100万貯めた。彼との関
2024年3月11日 20:38
マスターに終わりにするよう言われ、私は彼とのSNSの繋がりを全て断ち切った。しかし、案の定そう簡単に彼を忘れることはできなかった。毎日彼のことを考え、結局毎日彼のSNSの全てのアカウントを見に行ってしまっていた。相変わらず派閥で大暴れして迷惑行為を行っており、そんな自分のことを好きなんだろうなと感じ取れるような投稿をしていた。毎回お母様と参加していたスポーツチームのイベントの写真に
2024年3月10日 19:47
彼が派閥に加入してから様子がおかしくなった件について話すことにした。「学長、彼が某スポーツチームを応援していることはご存知ですか」そう聞くと、学長は「ええ。彼は学校でよくその話をしていますからね。去年はあの子の作った旗が流行ったか何かで、好きな人ができたと言っていましたね。かわいくてとても素敵な人なんだってよく友達に自慢しているのを聞きました」と、ニコニコしながら話した。「そ
2024年3月9日 22:10
2023年、3月中旬。とある週末、私はバスに乗ってマスターのカフェへと向かっていた。話したいこととは何だろう。マスターからわざわざお店に呼ばれるなんて初めてだったので、ちょっと怖かった。話したいことというのが何か見当もつかなかったので、尚更怖かった。しかし、心の中ではどこか期待している自分もいた。もしかしたら、彼がお店にいたりして、と。彼がマスターに私とのことを相談して、気
2024年3月8日 19:56
2023年、2月下旬。私は絶望の中にいた。毎日毎日彼のことを考えていた。彼との思い出を振り返り、幸せだったあの頃を回顧して現実とのギャップに落ち込み、彼から連絡が来ないか毎時間スマホをチェックしては当然何もなく落ち込み、寝る前に彼のことを思い出して落ち込み、起きた瞬間に彼のことを思い出して落ち込んだ。つまり四六時中落ち込んでいたのである。これが失恋か。思い返してみると、人生
2024年3月7日 20:06
試合から帰宅。しばらく呆然としていたが段々と冷静になってきた。離婚して付き合うんじゃなかったのか。ゆくゆくは結婚するんじゃなかったのか。そのために彼は勉強を、私は仕事を頑張っていたんじゃないのか。そんな約束はもう無くなったのだろうか。彼との関係は終わりなのだろうか。夫といることがバレたイベントの日の怒りはこんなにものすごいものだったのか。あのイベントの日、夫といることが見
2024年3月6日 20:05
彼は私のクッキーを拒否した。私と目を合わせようとしなかった。ただただいつものようにヘラヘラと笑いながら、どこかを見ていた。まさか拒否されるとは思ってもみなかったのでめちゃくちゃ動揺した。「…どうして?」「あっちにカバン置いてあるんで!いらないです!」「何それ?どういうこと?」「だからあっちにカバン置いてあるんで!本当に受け取れないです!」「ええ…」まったくもって意
2024年3月5日 20:08
2023年、2月中旬。開幕戦の日。ステラおばさんのクッキーをカバンの中へ入れ、会場へと向かった。バレンタイン限定のピンクのかわいい箱に入ったクッキー。フォロワーたちも今日は会場にいるらしい。朝から「あのこちゃん頑張れーーー!!!」と連絡が来ていた。前日の夜には美容室にも行った。ちょっとでもかわいく見られたかったから。彼と初めて会う日も、直前に美容室に行ったことを思
2024年3月4日 20:01
送ったLINEにすぐ既読がつき、とりあえずブロックされてはいなかったという事実に安心した。彼から来た返信は「いつぐらいがいいですか?」だけだった。かなり素っ気ない印象を受けた。「試合が始まる前か、前半戦が終わってからの時間かな?本当にちょっとでいいよ」「いつ抜け出せるかわかんないけど、前半戦終わってからの方がいけるかも」「じゃあ前半戦終わってからにしよ。ていうか抜け出せ
2024年3月3日 20:25
2023年、2月上旬。相変わらず忙しくて余裕のない毎日だったが、結局少しでも時間ができると彼のことばかり考えてしまっていた。彼からは依然として連絡はなかった。1ヶ月前は彼のことを考えると幸せで満ち足りた気持ちになって頑張ろうと思えていたはずなのに。今は彼のことを考えると不安しかなかった。たった1ヶ月でこんなに状況が変わってしまうなんて。相変わらずフォロワーたちとは毎日連絡を取り
2024年3月2日 21:01
2023年、1月下旬。彼から連絡が来なくなりおよそ半月。あの日はかなりショックを受けた。彼から連絡を断たれた後、昼も夜もご飯を食べられなかったし眠れなかった。眠れない間、彼とラブラブだった時期のLINEを見返したり、彼のTwitterやインスタに更新がないか逐一見に行ったりして病みながら朝を迎えた。ふらふらの状態で仕事へ行った。こんな状態で仕事ができるのか不安だった。しかし
2024年3月1日 20:21
2023年、1月中旬。スポーツチームのイベント当日。初日以降も案の定仕事は忙しくて、連日20時過ぎまで残業した。クタクタだった。新しい環境と残業に疲れ果てており、フラッグ君のことを忘れる時間も長くなった。とりあえず今日は気持ちを切り替えてイベントを楽しもう。1人で行って、彼がお母さんと離れられる時間があれば会おうと思っていたのだが。夫も来ると言い出した。離婚を切り出したこ
2024年2月29日 20:03
2023年、1月中旬。新しい職場に行く日。フラッグ君が前日にくれた応援のLINEを見てから家を出た。「頑張って!楽しんできて!応援してます!好き!」彼は応援する時によく「楽しんで」と言ってくれる。何事も楽しんで生きることが彼のモットーなのだろうな。楽しんで、という彼の一言に何度も元気づけられてきたし励まされてきた。勿論今日も。とりあえず楽しんで来ようと思った。職場に着