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おかげさまで DJ 25周年
情熱以外何も持っていなくて、ハングリー精神の塊でしかなかった、90年代の7年を過ごしたニューヨーク時代の自分。トランク1つで乗り込んだ、911が起こる以前の街は文化が華開いていて、自由とエネルギーに満ち溢れていた。人種のるつぼで多くの人々に出会い刺激を受けながら、日本人として、ニューヨークで生き残るサバイバルゲームに身を置き、心も体も全てを解放して毎日全力で駆け抜けた青春時代。そんな多感な時期にド
もっとみるリリースパーティーをオンラインでやる
現場のフロアーに集まってくれるお客さんの前で DJをやる。イベントをクラブで開催する。現状まだ多くの問題が存在していて簡単ではない。みんな自分の思い通りにならなくて、最善策を模索している。でも、正直正しい答えなんて誰にも分からない。慎重に行動する人もいれば、強行突破する人もいる。ネガティブな話も山積み。そんな状況下で、今まで自分が長年に渡って活動してきたフィールドには、残念ながら縮小しか無くて D
もっとみる押し入れ宇宙 (THE CLOSET UNIVERSE)
自宅からの DJ配信を始めて早くも2ヶ月が経った。本当に自分1人だけで、DJ、VJ、MCを同時進行で無事に配信出来るのか、疑心暗鬼な状態からのスタートだったけど、あっと言う間に先週土曜日に第8回目を終了した。
毎回自分が配信したアーカイブは何度も見返す。DJのMIXの甘さや選曲の並び順、動画の選択や並べ方、カメラのスイッチのタイミング。ミスや反省点を自分自身で確認し消化して、次の配信に繋げる繰り もっとみる
こんな時代でも世界に行ける
一人っ子の自分に両親が残してくれた木造の2階建一軒家で5年ほど暮らしている。横須賀の小高い山の上にある住宅街で田舎ではあるが、3LDKでそれなりの広さのリビングや庭も確保されている家。でも、もう30年近く前に両親が購入した家だからおもいっきり和で古民家に近い。
東京に住んでいた時は、常に渋谷区富ヶ谷近辺に住んで、1フロアーが丸々1部屋の鉄筋コンクリートの高級賃貸マンションに住んでいたこともある。
時代の終わりは時代の始まり
自分のライフワークとして、19年間毎月継続してきたイベント"06S"を、2020年1月11日にファイナルと銘打って開催した。その時のコンセプトとして掲げたメッセージが、
THE END OF AN ERA IS THE BEGINNING OF A NEW.
ー 時代の終わりは時代の始まり。
まるで、すぐ目の前で起こる未来を予言したかのようなメッセージを発していたけど、当たり前だった既存の価値
DJ AKi STREAM 自宅押入れから生配信
それは長年の友人から送られてきた1通のメールで始まった。AKi君の家からの配信が観たい。DJとしてこの時代を生き抜いて欲しいので、必要な機材を送りますと...
正直自分はプロフェッショナルDJでありながら、この20年間自宅にDJブースを組んだ事が無い。明確に言うと組む必要が無かった。何故なら2000年から渋谷のクラブWOMBに身を置き、そこから10年近く当時WOMBの3階に常設されていたDJブー もっとみる
ISOLATED HUMANISM
焼夷弾が雨のように降り注ぐ中、死体まみれの街を必死に家族と逃げ生き残った母。ヘリコプターから機関銃の乱れ打ちにあい、爆弾工場に学徒として駆り出され、誤まって手榴弾が爆破し親友が死んでしまった父。今はもう両親共に他界してしまったが、戦争の恐ろしさは子供の頃からすり込まれ、何があっても戦争はしてはいけない。平和である意味を心におきながら生きなさいと言われ続け育った。特に人生の強制的なレールを引かなかっ
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