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ドタバタ介護体験

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10年続いた認知症の舅の介護、姑は怪我のあと鬱になり、その後終末期の緩和ケアをしていました。介護って想像より大変だと知りました。(ToT)
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2020年12月の記事一覧

突然ふりかかってきたW介護(1)

突然ふりかかってきたW介護(1)

7年近く前のことです。

ある日から私は思いがけない事に、
同居中の義父母二人を介護しなくてはならなくなりました。

夫は一人っ子で、しかも中国に単身赴任中(現在も)、他に頼れる人はいません。

その日は以下のような展開でした。

私:「あれ、おばあちゃんは?」

息子:「知らんで~。」

朝6時過ぎでした。義母が家のどこにもいません。

「もしかして、離れかな?」玄関を出てすぐ目の前に小さな離れ

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介護疲れで悲鳴をあげた心と身体

介護疲れで悲鳴をあげた心と身体

発症8年後に舅(4年前に他界)が「前頭側頭型認知症」だとわかった
3番目の病院でMRIを撮ってもらい、
脳の前頭葉と側頭葉の委縮が原因の認知症だと、やっと診断が下りました。前の二つの病院で「うつ」と診断されていたのですが、私には何か違和感がありました。

「認知症」というと、その多くは「アルツハイマー型認知症」で、
舅のような「前頭側頭型認知症」は、認知症患者全体のわずか7%だそうです。記憶力は衰

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拒絶の日々…孤立していった私

拒絶の日々…孤立していった私

今から6、7年前の話です。

同居の義父(認知症)の介護が次第にきつくなっていき、
最終的に介護だけの毎日になっていました。

そんな時に、数人の友人から時おり連絡がきました。

「資格を取って、仕事の幅が広がりました。」

「本社に栄転になりました。夫はそのまま家に残り、私は進学した息子と東京で暮らします。」

「もうすぐ起業します。」

みんなすごいなぁ!それに比べて私は……

「たおたおは、

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