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トロフィーなど評価頂いた記事

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いちごの春巻きカンノーリ

いちごの春巻きカンノーリ

ものすご~くおいしい苺を、頂いちゃいました。

村田さん家のいちご。

ユーモラスなロゴの箱も、どことなく昭和を感じる愛らしいものです。

まずはそのまま、へたを持ってパクリと頂きました。
ルビィ色の大きなとちおとめは、
甘いだけでなく、食べごたえ抜群。
娘は目を1.5倍くらい見開いて、
一粒ごとに食べては大騒ぎし、
立て続けに大きな粒を
4個もいってしまいました。

このいちごは、煮たり干したり

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レモンカードとグリルチキン

レモンカードとグリルチキン

有機レモンで久しぶりに作り、
前回投稿のパンケーキにも添えたレモンカードの話を。

私にとっては、作るたびに若い頃の心持ちが甦ってくる、大切なものです。

大学3年の春休みに
心配する父に反対されながらも、アルバイト代を貯めてイギリスに語学研修に行ったのですが、
なぜか頭に刻まれていくのは英会話よりも食べ物ばかり。
このレモンカードもその一つでした。

初めて口にした時の高揚感は、いまだに忘れられ

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カンタン、タルトタタン🍎

カンタン、タルトタタン🍎

旬のりんごをただ煮たり、
バターと砂糖で焼いてみたり。

その薫りの真ん中で、深呼吸でもしてみたら、
縦に深く刻まれた眉間のしわも、たちまちフワーっと消えてなくなるような(はずはありませんが)
味の素ならぬ、わたしの元気の素、だという実感が確かにあるようで、
寒くなるとともに、りんごのおやつを休みの朝に作ることが増えてきます。

気忙しくなってきた12月。
溜まった疲れを吹き飛ばすべく、
到来物の

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洋梨の甘露〜ル.レクチェでおやつ編

洋梨の甘露〜ル.レクチェでおやつ編

一年のうち、束の間にしか手に取ることのできない旬のものたち。
毎年それを手に取り、味わいを愉しみながら
“走り”には出逢いたてのときめき、
“名残り”には別れ間際の寂しさ、という風に、
私のなかには
人生になぞらえたくなるほど離れ難いものたちが、いくつかあります。

必ず感じるのは、栗と洋梨。
今から、別れが寂しくてなりません。

洋梨の沼にはまるたび、その香りの虜になっている私。
姿を消したその

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朝から焼けるシンプルスフレ

朝から焼けるシンプルスフレ

秋になると無性に拵えたくなるのは
何と言ってもあったかスイーツ。

なかでも今日のようにブルっと震える寒い朝、
焼きたてのスフレを、しぼまないうちにハフハフできたら、
鬱陶しい気分も吹き飛んでしまいそう。
(だから痩せたい気持ちも、どこかへ…。)

基本は卵に砂糖、牛乳とバターがあればできますから、思いついた時に取りかかれるのもうれしいところです。

甘くせずに、ベーコンやキノコのソテーを混ぜたり

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葡萄の葡萄酒煮

葡萄の葡萄酒煮

夏の終わりと秋の始まりが曖昧なまま、
日々の寒暖差に体調が気になる季節の変わりめ。

秋は好きなのに、薄ら寂しい気分になる頃でもあります。
けれど栗や柿、葡萄に梨…
さまざまな豊かな実りが持つ色と香りと味わいが、そんな弱虫を下からそっと持ち上げてくれるようで。
秋の美しい色、
見ているだけでうれしくなってしまいます。

そのままでもおいしいけれど、
特に巨峰と赤ワインのコンポートは
何度作ってもや

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和梨の蜜煮とあったかスープ

和梨の蜜煮とあったかスープ

蝉の声も名残の猛暑もようやく鳴りを潜め、
秋虫の声があちこちで暗闇を彩るように。
これから、日毎に夜が長くなっていきます。

心も身体も軽くなり、
やっとくる秋のお持たせを二種作ってみました。

和梨のコンポート。
1つはシンプルに白ワインとミントの葉で、
もう1つは、実は火鍋の残りものなのですが
ナツメとクコの実に、八角やシナモンなどのスパイスを少しだけまとわせました。

洋梨より風味さっぱりな

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小豆を炊く時

小豆を炊く時

これまで何度、小豆を煮ただろう。
と思いながら、ふつふついう鍋の中を眺めています。
毎回少しずつ違う、あんこの奥深さ。
なぜか夜中に炊くと、うまく行く気がしてからは
家族が寝静まった頃にやり出すように。
眠れない夜などにはぴったりなのです。

こうして小豆を炊きながら、色々な思い出が次から次へと心中に去来するのもまた愉し。

小豆の仕事が入り、
とても稀少な備中(びっちゅう)の白小豆を探していたと

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