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日記

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#作曲

2024年の半分が終わって

2024年の半分が終わって

もう2024年の半分が終わりました。なんならそこから4週間以上経っています。早すぎます。

相変わらずギリギリな調子で自転車操業していました。
やっぱり精神的なところが脆く、ずっと誤魔化しながらやっていたことのツケが回ってきたようにも思います。
どこかずっと無理をしていて、でも続けないと負けた気がして、無茶をしてでも続けることで保っていました。

作曲がとても好きで、レッスンの時に「オケを書くのに

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2024年について

2024年について

今年は色々ありすぎて反省しようとしましたがあまりにも重くなる上に諸々の事情で話せないこともあるので諦めて来年のことを語ることにしました。マジで色々あるんです。守秘義務みたいなところとかね。多分これは裏話としても話せないのでお墓まで持って行きます。棺に入るよな……?
何十年後か、葬式の途中で出そうになっていたらねじ込んでください。

2024年にやること

まず最初にあるのは大学での提出、試験、映画

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作曲専攻を目指したきっかけ

作曲専攻を目指したきっかけ

おはようございます。
この記事を書いているのは所属する映画制作団体が主催する上映会の前です。

Instagramを見返していたら、作曲専攻を志すきっかけを思い出してきたのでつらつらと書いていきます。

何があったか

私は一昨年まで国立音楽院宮城キャンパスという音楽学校にいました。そこでピアノの調律を学んでいたわけです。
なので、ピアノについての扱いはある程度わかっています。たまに先生にへーって

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「Regicide」という「作品」

「Regicide」という「作品」

こんにちは。課題が面倒で現実逃避も兼ねて書いています。
去年の後期提出作品で、7月28日に再演しました「Regicide」という作品についてです。
この曲はチューバとピアノのために作曲をしました。

プログラムノート

この曲はJ.S.Bachがフリードリヒ大王から与えられたテーマを用いて、Regicideという単語、ピアノやチューバの別称から得た印象を元に作曲しました。もしかしたら、ある種の暗喩

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音、自分、音

音、自分、音

自分は昔から音に対して過敏でした。
音楽の授業から抜け出す、教室の椅子を引く音が嫌で授業を1年くらい休んだ。
ストレスからくる不調は聴覚から始まる。
もう全部音でした。

12歳になった日からピアノを習い始め、17歳から作曲、その後サーランギやピアノの調律を勉強してきました。(サーランギは今でも続けています)
去年の4月からは国立音楽大学で作曲を学んでいます。
音楽が好きになったのです。

最近、

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P.Hindemith作曲「ホルンソナタ」

P.Hindemith作曲「ホルンソナタ」

#思い出の曲

作曲を始めて3年が経つ頃、行き詰まったので作曲の先生を紹介していただき、習い始めました。
最初こそボロボロでしたが、だんだんと書くのが早くなっていきました。
自分なりの作曲法も見つけていったのです。(今も探している途中ですが……)

作曲法を見つける最初のきっかけが《ホルンソナタ》(P.Hindemith作曲)という曲でした。(ドイツ人で、ヒンデミットと表記するのがほとんどかと思わ

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From Rain

From Rain

From RainとはFrom Rainは、筆者である近藤碧が作曲したホルンとピアノのための楽曲。
曲中には様々な指示がある。しかしそれらは非常に抽象的で曖昧、かつ音楽用語には使われることがほぼないものばかりである。
その中で描かれている世界を文字にしてみた。

本編〜雨〜

雨が降る。少しずつ、ポツポツと、気がついたら降っていた。
風が音を立てて近づく。木の葉に垂れる水が滴り、地面を打つ。
雨が

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一区切り???

一区切り???

この前、1年演奏審査会が終わりました。
まずは初演していただいた奏者、普段からお世話になっている先生方、セッティングや撤収で手伝っていただいた方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
本番、ヒヤヒヤすることもありましたが、想定していた時間通り、撤収に至っては予定時間よりも早かったと思います。

中学2年生くらいで作曲を始め、高校2年生の2月(高3になる2ヶ月前)にレッスンを受け始める

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「瑠璃の空」の初演を終えて思うこと(プログラムノートを添えて)

「瑠璃の空」の初演を終えて思うこと(プログラムノートを添えて)

お久しぶりです。
なんだかエディタが変わってちょっと戸惑いもある近藤です。

11/13(日)に国立音楽大学の管打楽器専攻(1年生2年生)による吹奏楽のコンサートがありました。
そこで拙作「瑠璃の空」の初演が行われました。
音から紡がれる情景というのがとても素敵なものに感じました。瑠璃色をした空を思わせる和声、躍動感のあるメロディー、最後に全員で鳴らす何かを思い残すような和音……素敵な演奏でした。

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未来の作曲家コンサートin東北2022の感想

未来の作曲家コンサートin東北2022の感想

こんにちは。多分投稿する頃にはこんばんはと言う時間帯になっているでしょう
8月21日に未来の作曲家コンサートin東北2022が行われました。
多久潤一朗さんがフルート、田中絢子がピアノを演奏されました。
もう本当に素晴らしい演奏でした。
前日のリハーサルで実際の演奏を初めて聴いたわけですが、モダンフルートであんな音出るんだ……と、かなり衝撃を受けました。
当日行われたコンサートの様子はYouTub

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お久しぶりです。

お久しぶりです。

というわけでお久しぶりです。
最近は忙しくてnoteを更新できませんでした。
というわけで、「夏の作品展」というイベントがありました。そちらでの裏話を少ししたためます。

何があったのか、というと、
演奏を頼んでいたクラリネットの奏者が熱を出してしまい下がらない。演奏会に出られない恐れがあると。
それがなんと今週の火曜日!なんと3日前なのでした。
そんな中SNSでクラリネットの友人のアカウントがあ

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コンサートの曲について

コンサートの曲について

こんにちは。
藍宙(あおぞら)作曲作品展「弦と詩(げんとうた)」や試験などのイベントが終わり、ちょっと腑抜けている近藤です。

今回は藍宙作曲作品展「弦と詩」で演奏された曲について触れていきたいと思います。

その前に藍宙がなにか説明していませんでしたね

藍宙(あおぞら)とは?藍宙とは、近藤碧と後藤優典による作曲コンビです。
今回の作品展開催のために結成しました。
……まぁぶっちゃけるとこのくら

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海に行って書いたフレーズ

海に行って書いたフレーズ

#海での時間

海に行って何をするか。
人それぞれあると思いますが、私は作曲をします。
作曲と言っても、海をモチーフとしたフレーズを考えるだけですけどね。
よく海の音を聞くと、とても面白いのです。
様々な音が含まれていて、ピアノ1台ではとても表現が難しい。
波の中に含まれるどの音を使って曲を書いていくか、この取捨選択がまた面白いのです。

実際に書くとこんなフレーズになりました。From Rain

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今の時代に作曲する意味

今の時代に作曲する意味

お久しぶりです。
作曲やら調律やらで体調を崩してしまった近藤です。

今日は、「今の時代に作曲する意味」というテーマで書いていきます。

見出しの写真は、「変容〜無伴奏ヴァイオリンのための〜」のメモです。

・「今の時代に作曲する意味」とは単刀直入に聞きます。
今、音楽という音楽が飽和しつつあるこの時代に作曲をする意味はあるのでしょうか。
……え?音楽が飽和しているわけないって?
まずはそこから話

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