「瑠璃の空」の初演を終えて思うこと(プログラムノートを添えて)
お久しぶりです。
なんだかエディタが変わってちょっと戸惑いもある近藤です。
11/13(日)に国立音楽大学の管打楽器専攻(1年生2年生)による吹奏楽のコンサートがありました。
そこで拙作「瑠璃の空」の初演が行われました。
音から紡がれる情景というのがとても素敵なものに感じました。瑠璃色をした空を思わせる和声、躍動感のあるメロディー、最後に全員で鳴らす何かを思い残すような和音……素敵な演奏でした。
ちょっと泣くかな、と思いましたがそれは無く()
終演後にいただいた奏者や先生方からの感想、そしてリプライ・ラインも嬉しかったです。
来年もまた吹奏楽公募に出します。選ばれるかはわかりませんが、描きたいものを探して描きます。
最後にプログラムノートを添えておきます
この曲は今年の3月に卒業した「国立音楽院宮城キャンパス」という音楽学校の木管アンサンブルによって初演された「印象Ⅱ〜瑠璃の空〜」が原曲となっている。当時は木管楽器8人と打楽器1人の9重奏でしたが、今回、大規模な吹奏楽編成の曲として書き直した。
ところで、日没のあたりに空を見る時、西側を見るか東側を見るか意識したことはあるだろうか。
もちろん、西側に現れる夕焼けというのはとても美しく、幻想的だと思う。
ただ、そんな時に東から星が交じりの空が少しずつ現れるのもまた美しく幻想的だと思う。
このようなことを思い、原曲を書いた。そして当時を思い出しながらこの曲を書いていった。
曲の大まかなイメージは以下の通りだ。
夕方から夜にかけて、東の空が少しずつ深い瑠璃色になっていく。そして夜になって満天の星空が流れ星とともに現れる。そんな中で虫や動物たちが活動し出し、歌い踊る。夜は明けて日はまた昇る。その中で時々思い出される夕暮れ時のメロディー。再び夜が来て流れ星は舞うが、前とはまた違う表情を見せる。虫や動物たちは歌い踊る。それは、やはり前と違った様子を見せる。
ここまでが曲の流れだ。
……自然は刻一刻と常に変化していく。急激な変化を伴うこの時代、我々は何をしていこうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またそのうち。
ではでは。
※写真は終演後に撮った講堂です。めちゃくちゃブレてますw
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