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恥ずかしいだけのガチポエム

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素敵な写真とセンチなポエム。現実の厳しさに疲れた心を癒やされたいあなたに贈る、こつこつと積み上げていく世界。 心のどこかがほんのりとあたたかくなれば幸いです。 がんばって、だいた… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

真実は目の前に

真実は目の前に

のどかな風景。
世の中でおきていることのほとんどはなんらかの利害関係にもとづいたもので、新聞やニュースも真実を伝えているわけじゃない。
うんざりする時もあるけれど目の前に美しい自然がある。
それで十分じゃないか。

ぜいたく

ぜいたく

懐かしい風景は郊外にあって、ぼくはそんな風景をみつけるたびに、自分は郊外が好きなのだと感じる。
彼女が言うには、ぼくは郊外が好きなんじゃなくて、都会のせまくるしい生活に飽きただけで、郊外に住んだら今度は、都会がいいと言うのだという。
ぼくはぜいたくなんだな。

変化の速度

変化の速度

ものごとの角度を変えて考えるといいというのは、べつだんめずらしい考えでもない。ただ、実践するのは意外と難しい。
ぼくも彼女に「頭を切りかえてよ」なんて言われることがある。
これは、限界があるのかな。
新しい視点。ぼくはそれをずっと探していて、探すことが大切なんだと思う。
変化は気づかない速度でやってくる。

海にかえる

海にかえる

海は母親に例えられることもある。
ぼくらは波を眺めて、穏やかさを取り戻すのかもしれない。
彼女もぼくも、海を見て、歓声をあげる年齢ではなくなったけれど、興味が薄れてきたわけではない。もっと海に近づきたい。
「泳げば?」
彼女が言った。
それはまだ早いかな。

大自然

大自然

深い森を歩く。
それはぼくらにとって夢や希望に近いもので、都内にある、自然の多い場所を楽しむのがせいぜいのところ。
それでもぼくらは十分満足していて、きれいな空気を肺にいっぱい吸い込んで。

心が洗われる

心が洗われる

神や仏を信じるかどうかはともかくとして、ぼくらは神社が好きだ。
パワースポットかどうかはともかく、心がすっきりする。
心が洗われるというのか。
きれいになっているかは、わからないけれどね。
だから、ぼくらは神社にいく。

予想外だよ

予想外だよ

建築家の考えたバッグはやっぱり構造的に美しくて、建築物が好きなぼくらはうっとりしてしまうのだ。
もちろん美しいものならなんでも好きだけど、建築の良さも同時に味わえるなんて、予想外のぜいたくだ。
ぼくがほれぼれとしていると、彼女が言う。
「私たちも、予想外のいいところがあるのかしらね」
その一言が予想外だよとぼくは笑った。

雨の中の

雨の中の

雨の中に佇む巨大な建築物にはなんとも言えない味わいがある。
一種異世界のような、SFのような。
ぼくは、現実をわすれて、しばし、別の世界に旅をする。
それがぼくのイマジネーションの源になる。

おもしろいこと

おもしろいこと

おもしろいこと。
あたらしいことを発見すること。
恋人と意見を共有すること。
議論すること。
お互いが新しい価値観を発見すること。
新しい目で世界を見ること。
そこからさらに新しいことを発見すること。

モダンアート

モダンアート

モダンアートはビジネスそのもので、企画力やパフォーマンスが求められる。
いいとか悪いとかじゃなくて。
ぼくは、そのわりきったところがわりと好きだ

さくらのしあわせ

さくらのしあわせ

桜並木を歩く。
ぼくと彼女は桜の下で酒を飲んだりはしないけれど、桜の下をゆっくり歩く。アルコールがなくてもしあわせな気分になれるから。
歩きながら、どちらからともなく手をつなぎ、微笑みあう。
きみがいるからしあわせなのか、桜のおかげなのか、わからないけれど、どちらでもいい。

さくらのきせつ

さくらのきせつ

桜が咲いた。
日本人は桜が好きだ。これはなぜだかよくわからないけれど、ほとんど真理といってもいいくらいの事実で、御多分に洩れずぼくも桜が好きだ。
嫌なことがあっても桜を眺めている間は忘れてしまう。
単純なのかな。

花を愛でる

花を愛でる

花は好きだけど花の名前は覚えていない。彼女も花が好きで、名前もよく覚えてる。うらやましい。
「どうして?」
どうしてって聞かれると困るけど。
「あなたも花を愛でたらいいよ。名前を知らなくても」
そうしよう。今日はいつもよりも、花が愛おしい。

顔の味

顔の味

味のある看板は文字通りの顔だ。味のある顔はいい顔だから。
ぼくが持論を述べると彼女は表情を曇らせた。
彼女がいうには、自分は味のある顔だなんて言われたくないんだそうだ。
悪い意味じゃないのはわかるけど、若々しい感じがしない、と。
いやはや、よけいなことをいってしまったかな。