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宗教2世の記事

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記事一覧

一個人のカルトの基準

一個人のカルトの基準

現在、自分を取り巻く社会または世界に立つまでは限りなくせまい家庭と団体という社会にいて、自分は未成年期に一度も大人と会話らしい会話をした感覚がない。話はしているが会話している感覚は一切なかった。聞く耳を持たなかったわけでもないので自分は何かが欠落しているのかもしれないと思ったのも事実だ。外に出て言語が通じると知り解放されたあの感触だけは今でも忘れない。

金から貧困やネグレクトなど様々な問題が起き

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普通教

普通教

「飯、食う?」

自分の口癖である。仕事は邪魔されたくないので会話はしないが隣に好きにしていていいスペースを作っていた。サバイバーを含め様々な事情を抱えた人が来る。もう20年以上そんな感じでゆるすぎるとは言われたがゆるくていい。こちらは仕事しながら当事者同士の会話を聞く。他害は一切ない、自責もない、無駄に暗くも明るくもない。ただ子連れもいるので子のいる場所では御法度というルールだけはあった。
たま

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宗教二世支援団体と金

宗教二世支援団体と金

※現時点でまだアーカイブは信者の子供つまり未成年を晒したことについて団体や保護者に謝罪なし。スノードロップも説明なし。

宗教2世支援団体のスノードロップの代表が団体への寄附を個人の懐に入れたという話から色々と考えた上で書こうと決めた。団体の方針だけ見ると何をやりたいのか全く分からなかったものの、いくつかある団体の中では虐待全体を主軸にしていたので個人的に好ましく、どちらかというと「まし」だとは感

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子の意思

子の意思

こどもまんなか家庭庁から考えていたが、自分が拉致説得に肯定的でなかったのは「親が子供の人生の舵を取る」という視点から。やれマインドコントロールだ、やれ洗脳だとは繰り返すがその行為そのものに「子の意思」は介在していない。踏んだくった金やら団体の問題と比較するのもおかしいし、どちらにせよ事件で扱えとは思うが、子の意思はどこだとは思い続けている。その上で弁護士が共同親権賛成と書いていてある意味一貫してい

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見えない鎖

見えない鎖

下品な女性の水着と再び支援団体の差別発言。無理をして取材を受けるより治療と回復に集中して欲しいという一個人の意見。というより仕事なら取材費を払え記者。自分たちの選民意識と差別感情を盛大に棚上げしてよく支援などと言えるなとは思う。行政に申し出ていく立場なら誰かあの下品な名刺の人に基本くらい教えてあげて欲しい。紙の時代でもないが環境問題に取り組んでいるらしい省庁では必須なんだよな。
そして弱者ビジネス

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悪意なき悪意と善人という位置からの贖罪

悪意なき悪意と善人という位置からの贖罪

裁判所に提出する資料を作りながら予想通り気力が不足してしまいもう少しのところで二の足を踏んでいる。最後まで食らいつくが却下された場合も考慮し周囲に面倒な依頼を先にしてある。

サバイバーの支援団体の代表が「宗教虐待はアウト」と書きながら宗教団体に講演に出たり性暴力サバイバーの支援側が宗教被害を受けている当事者にスピリチュアルなあれこれを勧めたり、節操ないというかこれも含めてサバイバーなのかもしれな

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水槽と魚

水槽と魚

争いが続いているが、これも当事者と話していて気づいた時間セレブという言葉。通常「生活」つまり生きるための活動をしていたら掃除や洗濯や自炊、そこに仕事が重なり争うどころの状態にはならない。なれない。生業でもない限り難しい。
近頃いい形だなと思っているのが当事者や当事者外と話しながら雑務をこなす。雑務だけだと鬱々とした気分になるのだが互いに考えていることや近況の報告などをしながら手や体を動かしていると

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そこからでなければ見えない景色

そこからでなければ見えない景色

個人的に無理だと感じたのがオンラインという公の場のセクハラで、トラウマからその職業を選んでいる側面もあるだろうにおそらく中年の二世男性がどんなプレイしているのとか被害二世の女性に書き込みに行く気持ち悪さ。下衆い加害している暇があるなら自分が客として金を払って受けてくればいい。これを誰も「やめた方がいいですよ」と言わないのだからなおさら気持ち悪い。
そして別にフェミニストでもないから書くが支援団体側

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優先順位と底つき

優先順位と底つき

社会問題がエンタメ化しているとどこかで書いたが、貧困そのものや生きづらさは若いころからあった。あったがパンとサーカスのような麻薬のようなカルチャーがあり浮かれた「気分」にはなれる時代だったように思う。そのマスターベーションを終えた状態で社会問題が漫画や映画などで流れてくるようになり、だらんとした社会責任をぶら下げながら、退屈も鬱憤もボウルに混ぜて覚醒とやらをしていくおそらく同世代を遠巻きに眺めてい

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ジャーナリストとメディアと宗教

ジャーナリストとメディアと宗教

ここ一年、ジャーナリズムと有識者について考えたとあらゆる人と遣り取りをしてから半年ほど考え、それをまとめ長文にしてみたが何だろう。すっきりしない感じがして丸ごと消し一ヵ月は考えていた。何を変わることを期待したのか、ずっとこの界隈はこうじゃあないかと何かに他人に期待するより自分で行動したほうが早いと二十年ずっと思い続けていたが、やるべきことはやりながら感じたことを書き残しておく。

宗教に傾倒してい

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創価学会 宗教虐待「少年部」のリアル

創価学会 宗教虐待「少年部」のリアル

ここでは当事者である創価学会3世の私が宗教虐待について知ってもらいたい想いで何部かに展開して書いていきます。

創価学会(AI定義、加筆)
「創価学会は、日本を代表する宗教団体の一つです。創価学会の起源は、1930年代に戦前の日本で創設されたことに始まります。創価学会の教えは、「人間革命」と呼ばれるもので、個々の人間が内面的な変革を遂げることで社会全体の幸福を実現することを目指しています。創価学会

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教会で精神を病むクリスチャン

クリスチャンの言動で腹が立ったことを思い出したので、筆を取った。

よく、宗教2世やクリスチャンの方で教会で苦しんだ方のブログで現れる、「たまたまその教会が悪かっただけ、神は真実だ」という主張とするクリスチャンに怒りを感じる。
その裏側にはどこか他人事、対岸の火事という意識があり、自分たちの教会がカルト化しないためにはどうしたらいいのか、そもそもどのように教会が人を傷つけるのかということに対する洞

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宗教的トラウマ症候群:今こそ理解を

宗教的トラウマ症候群:今こそ理解を

この記事は宗教的トラウマ症候群(Religious Trauma Syndrome、略してRTS)の専門家、マーリーン・ウィネル博士が2011年にイギリスの認知行動療法学会のCognitive Behavioural Therapy Todayに三回に分けて発表した論文の日本語訳です。

今回の記事は第一部で、第二部、第三部はこちらになります。

日本でも「宗教二世」という言葉は話題になりましたが

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熱が出た日。ご縁は不思議

熱が出た日。ご縁は不思議

12月末、年末詣で
神社に参拝した後に発熱しました。

それで、ずっとnoteに書こうと思ってたけど
なかなか書けなかった事がある事を思い出しました。

忘れないうちに書いておこう。

約1年前、父方の祖父が死にました。

私がそれを知るまでに時間がかかった事
祖父の死をキッカケに、祖母や親戚、宗教関係者、地元の人たちと完全に縁切り出来た事

あの時、何があったのか。

どうゆう流れだったのか

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