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シーズン・プログラム 24/25 ② ハンブルク・オペラ Staatsoper Hamburg
ハンブルク・オペラ https://www.staatsoper-hamburg.de (全7856字) 【写真はハンブルク・オペラ近くの桜並木です。】 ハンブルク・オペラは1678年創設、古い歴史のみ…
コンサート:パーヴォ・ヤルヴィ指揮ミュンヘン・フィル Münchner Philharmoniker 05.05.24 (Isarphilharmonie)
5月5日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでパーヴォ・ヤルヴィ指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
この日はマチネー、11時からでした。
ドイツは4月後半、雪が降ったら真夏日になったり、落ち着かない天気が続いています。『美わしき5月』になってもまだコートが離せません。
とはいえ、木々は緑になっています。
タイトルの写真もイザールフィルハルモニーのすぐ横を流れるグローサー・シュタ
ミュージカル:《レ・ミゼラブル》Gärtnerplatztheater 03.05.24
5月3日、ミュンヘンのゲルトナープラッツテアターでミュージカル《レ・ミゼラブル》を観ました。これはスイスのザンクト・ガレン劇場との共同制作で、プレミエは今年3月22日、観た日は11回目の公演でしたが、満員売り切れ。
今回が《レ・ミゼラブル》のミュンヘン初演でした。
ゲルトナープラッツテアターの現インテンダント、ケプリンガーが2010年、インテンダントとしての契約を結んだ時に《レ・ミゼラブル》を上
バレエ:オッテン作曲《ピーター・パン》、ゲルトナープラッツテアター Gärtnerplatztheater、02.05.24
5月2日、ミュンヘンのゲルトナープラッツテアターでバレエ《ピーター・パン》を観ました。
大人になりたくない少年、ピーター・パンを知らない人はいないでしょう。
映画やミュージカルは有名ですが、これはバレエ。
2016年5月3日、ミュンヘンのクヴィリエ・テアターで世界初演されました。ゲルトナープラッツテアターの委嘱作品です。
当時、劇場が改修に入っていたため、代替劇場のクヴィリエ・テアターでの世界
オペラ:ワーグナー《タンホイザー》プレミエ、フランクフルト・オペラ Oper Frankfurt 28.04.24
4月28日にはフランクフルト・オペラの新制作、ワーグナー《タンホイザー》のプレミエを観ました。今回はウィーン版でした(前回の制作はドレスデン版)。
フランクフルト・オペラは23年秋、〈最優秀オペラハウス〉に選ばれています。
1993年、インターナショナルなオペラ専門誌『オーパンヴェルト』がその年鑑で選ぶ賞ですが、これで6回目の受賞です。
公演前に開かれる説明会は用意した椅子が足りず、立っている
オペラ:モーツァルト《フィガロの結婚》プレミエ、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、Komische Oper Berlin 27.04.24(シラーテアター)
4月27日はベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)の新制作、モーツァルト《フィガロの結婚》プレミエを観ました。
ミッテ地区にあるKOBの劇場は改修中のため、この日の上演は旧西側にあるシラーテアターで行われました。
シラーテアター。
プログラム。
演出と美術と衣裳はキリル・セレブレンニコフ。映画ファンはよく知っていると思います。私の以前の投稿は→
この後、2022年初め、なぜか自宅軟禁を
オペラ:レスピーギ《ルクレツィア》/オルフ《月》のプレミエ、バイエルン州立オペラ (研修生)Bayerische Staatsoper (Studio)(4月24日、ミュンヘン・クヴィリエ・テアター)
4月24日、ミュンヘンのクヴィリエ・テアターでレスピーギ作曲《ルクレツィア》とオルフ作曲《月》のプレミエを観ました。
これはバイエルン州立オペラのシュトゥーディオ(研修生)による公演でした。
クヴィリエ・テアターはミュンヘン市の中心部レジデンツの中にある王宮劇場です。
Residenzstrasse から見た入口。
敷地内に入っていくと・・・
劇場の廊下とフォワイエ。
モーツァルトの傑作《
コンサート:ヨアナ・マルヴィッツ指揮バイエルン州立管 Bayerisches Staatsorchester 22.04.24 (ミュンヘン・ナツィオナールテアター)
4月22日はヨアナ・マルヴィッツ指揮バイエルン州立管のコンサートを聴きました。
バイエルン州立管はバイエルン州立オペラのオーケストラで、オペラ公演の時はピットに入りますが、アカデミーコンサートとしてコンサートもします。
この夜はスター女性指揮者マルヴィッツの同管指揮デビューでした。
マルヴィッツは先シーズンまでニュルンベルク・オペラの音楽総監督でしたが、今シーズンからはベルリン・コンツェルトハウ
オペラ:ヴェルディ《アイーダ》、バイエルン州立オペラ Bayerische Staatsoper 21.04.24
4月21日、バイエルン州立オペラのヴェルディ《アイーダ》を観ました。
このプロダクション、昨年のプレミエを観たのですが、→
今回はラダメス役にヨナス・カウフマンが登場するので、それが目当てでした。
高額チケットにもかかわらず、売り切れ、大喝采でした。
ヨナス・カウフマンは現在、オペラ界の大スター・テノールです。
私が初めて彼を観たのは四半世紀前、シュトゥットガルト・オペラの《ラ・トラヴィアータ
コンサート:サイモン・ラトル指揮バイエルン放送響(BRSO)19.04.24 創立75周年ガラ・コンサート(4月19日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)
ミュンヘンに本拠を置くバイエルン放送協会が持つオーケストラ、バイエルン放送響は今年、創立75年を迎えます。
これを記念して、4月19日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでガラ・コンサートがありました。コンサートは20日もありましたが、19日に出かけました。
19日はガラで、賓客や関係者の顔が多く見えました。
75年記念のパンフレットは無料でした。
このパンフレットの内容の一部です。
バイエ
オペラ:ワーグナー《パルジファル》 Staatstheater Nürnberg ニュルンベルク・オペラ(4月14日)
4月14日、ニュルンベルク・オペラでワーグナー《パルジファル》新制作を観ました。新制作初日は3月31日でした。
今年の復活祭は3月29日が聖金曜日で、4月1日で終わりました。
ちなみに聖金曜日はイエス・キリストが十字架にかけられた日で、歌舞音曲の類いを慎みます。
この前後には上演する作品も限られており、その筆頭は《パルジファル》です。
ニュルンベルクの劇場。住所は「Richard-Wagner-
情報:『音楽の友』5月号
『音楽の友』5月号(4月18日発売)の私の記事は以下のとおりです。
●海外レポートの扉ページ(127ページ)
・「OPER! AWARDS 2024」授賞式
●海外レポート・ドイツ(133ページ)
・ニュルンベルク州立劇場の《ドン・ジョヴァンニ》新制作
・バイエルン放送響のコンサート(ラトル指揮)
・ミュンヘン・フィルのコンサート(ジャコ、ガッティ指揮)
・ゲルトナープラッツ劇場イン
ミュージカル:《魔笛》世界初演 Das Musical Zauberflöte, Deutsches Theater 12.04.24
4月12日、ミュンヘンのドイチェス・テアターでミュージカル《魔笛》世界初演を観ました。モーツァルトとシカネーダーの《魔笛》をミュージカル化したものです。
ミュージカルにはオペラ作品をもとにしたものがあります。たとえば、
《レント》← 《ラ・ボエーム》
《ミス・サイゴン》← 《蝶々夫人》
もっとも有名なのは《ウエスト・サイド・ストーリー》← 《ロメオとジュリエット》ですが、これはもとはシェークスピ
シーズン・プログラム 24/25 ② ハンブルク・オペラ Staatsoper Hamburg
ハンブルク・オペラ https://www.staatsoper-hamburg.de
(全7856字)
【写真はハンブルク・オペラ近くの桜並木です。】
ハンブルク・オペラは1678年創設、古い歴史のみならず、今日も実力を備えた名門オペラです。
土地柄もあるのでしょうか、スタイリッシュでスマートなオペラです。
観客のファッションも、ミュンヘンのプレミエはデコラティヴなドレスを着た人が多い傾
コンサート:Münchner Philharmoniker 10.04.24 ミュンヘン・フィル(ダニエル・ハーディング指揮イザールフィルハルモニー)
4月10日、先週に続きダニエル・ハーディング指揮ミュンヘン・フィルのコンサートに出かけました(イザールフィルハルモニー)。
プログラム。
短期間に同じ指揮者でこんなにタフなプログラムを組んだ理由は、この後に続くツアーのためだと思います。
ツアーは4月13〜19日、ウィーン(2回)、ハンブルク(2回)、パリ(1回)です。
この夜はエスケシュ作曲《ヴァイオリン協奏曲第2番》の世界初演だったので
オペラ:Bayerische Staatsoper 08.04.24 バイエルン州立オペラ、プッチーニ作曲《三部作》
4月8日はミュンヘンのバイエルン州立オペラでプッチーニ作曲《三部作》を観ました。
《三部作》というのは《外套》、《修道女アンゲリカ》、《ジャンニ・スキッキ》という3つの1幕作品をまとめた言い方で、一夜に三作上演します。
最近ではエッセン・アールトムジークテアターの制作がとても良かった。→
昨夏はヴェルニゲローデで《ジャンニ・スキッキ》のみの上演を観ました。→
なんといっても、この三作の中で《