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コンサート:サイモン・ラトル指揮バイエルン放送響(BRSO)19.04.24 創立75周年ガラ・コンサート(4月19日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)
ミュンヘンに本拠を置くバイエルン放送協会が持つオーケストラ、バイエルン放送響は今年、創立75年を迎えます。 これを記念して、4月19日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでガラ・コンサートがありました。コンサートは20日もありましたが、19日に出かけました。 19日はガラで、賓客や関係者の顔が多く見えました。 75年記念のパンフレットは無料でした。 このパンフレットの内容の一部です。 バイエルン放送協会のインテンダントの挨拶が寄せられています。 75年にわたる代々の首
ミュージカル:《魔笛》世界初演 Das Musical Zauberflöte, Deutsches Theater 12.04.24
4月12日、ミュンヘンのドイチェス・テアターでミュージカル《魔笛》世界初演を観ました。モーツァルトとシカネーダーの《魔笛》をミュージカル化したものです。 ミュージカルにはオペラ作品をもとにしたものがあります。たとえば、 《レント》← 《ラ・ボエーム》 《ミス・サイゴン》← 《蝶々夫人》 もっとも有名なのは《ウエスト・サイド・ストーリー》← 《ロメオとジュリエット》ですが、これはもとはシェークスピア原作の演劇だということは言うまでもありません。 《魔笛》は1791年の世界初
コンサート:Münchner Philharmoniker 10.04.24 ミュンヘン・フィル(ダニエル・ハーディング指揮イザールフィルハルモニー)
4月10日、先週に続きダニエル・ハーディング指揮ミュンヘン・フィルのコンサートに出かけました(イザールフィルハルモニー)。 プログラム。 短期間に同じ指揮者でこんなにタフなプログラムを組んだ理由は、この後に続くツアーのためだと思います。 ツアーは4月13〜19日、ウィーン(2回)、ハンブルク(2回)、パリ(1回)です。 この夜はエスケシュ作曲《ヴァイオリン協奏曲第2番》の世界初演だったので、エスケシュもステージに上がり満場の拍手を受けました。 ブルックナーの後、ハー
コンサート:Münchner Philharmoniker 05.04.24 ミュンヘン・フィル(ダニエル・ハーディング指揮、イザールフィルハルモニー)
夏時間になった影響もあるのですが、ずいぶん昼が長くなりました。 4月5日は、ミュンヘン・イザールフィルハルモニーでダニエル・ハーディング指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。 プログラム。 マーラーの《交響曲第5番》は彼の交響曲の中では最も有名かもしれません。正確に言うと、ヴィスコンティが映画《ヴェニスに死す》に使った第4楽章が有名。 これまでいろいろなオーケストラと指揮者でたくさん聴いてきました。 そして実を言うと「はずれ」のことも多く、コンサート前にあまり
Osterfestspiele Salzburg 01.04.24 オペラの記録:ザルツブルク復活祭フェスティヴァル、ポンキエッリ作曲《ラ・ジョコンダ》(4月1日、ザルツブルク・グローセス・フェストシュピールハウス)
今年のザルツブルク復活祭フェスティヴァルの目玉はポンキエッリ作曲《ラ・ジョコンダ》。 タイトルロールにアンナ・ネトレプコ、そしてジョコンダが愛するエンツォ役にヨナス・カウフマンが登場しました。 公演は3月23、27、4月1日の3回、このうち最終日の4月1日の公演を観ました。 プログラム。 オーケストラはローマを本拠とするサンタ・チェチーリア国立アカデミー管です。 指揮は2005年から同管の音楽監督を務めるアントニオ・パッパーノ。 なお音楽監督は今年10からダニエル・ハーデ
Osterfestspiele Baden-Baden 26.03.24 オペラの記録:バーデン=バーデン復活祭フェスティヴァル、ペトレンコ指揮ベルリン・フィルの《エレクトラ》(3月26日、バーデン=バーデン・フェストシュピールハウス)
3月26日、バーデン=バーデン復活祭フェスティヴァルでのR.シュトラウス作曲《エレクトラ》を観ました。 今年の同フェスティヴァルは3月23日から4月1日まで開催されています。 期間中はベルリン・フィルがオペラ、シンフォニー・コンサート、室内楽などを演奏する、事実上、ベルリン・フィルのフェスティヴァルです。 通常はピットに入ることのないベルリン・フィルがオペラを演奏する、他に例をみないフェスティヴァルで、したがって目玉はオペラ公演です。 今年はR.シュトラウス作曲《エレクトラ
Münchner Philharmoniker 24.02.24 コンサートの記録:ダニエレ・ガッティ指揮ミュンヘン・フィル(ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)
2年前の2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。 今年のこの日、ミュンヘン・フィルがガッティ指揮で演奏したのはヴェルディ作曲《レクイエム》でした。 2年前、ミュンヘン・フィルの首席指揮者はゲルギエフでした。 プーチン大統領と近いゲルギエフに対し、ミュンヘン市長は態度を明確にするよう、ゲルギエフに求めましたが、ゲルギエフは返答をしないまま同ポストを解任されました。 当時の投稿です。→ プログラム。 ヴェルディ作曲《レクイエム》。知らないと思う人も多いかもしれま