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オペラ:ドビュッシー作《ペレアスとメリザンド》プレミエ、ミュンヘン・オペラ祭、バイエルン州立オペラ、プリンツレゲンテンテアター、09.07.24 Bayerische Staatsoper, Münchner Opernfestspiele, Prinzregententheater

7月9日、ミュンヘン・オペラ祭の2つ目のオペラ祭新制作、ドビュッシー作《ペレアスとメリザンド》プレミエを観ました。場所はいつものナツィオナールテアターではなくプリンツレゲンテンテアター。

プリンツレゲンテンテアターは1901年完成、《ペレアスとメリザンド》の世界初演は1902年4月30日、パリ・オペラ・コミックでした。
ミュンヘン初演は1908年10月9日。

劇場入口。

中庭。

劇場はバイロイトの祝祭劇場とよく似ています。

この日はピットがとても深い。

プログラム。


エルルのチロル・フェスティヴァルの《ニーベルングの指環》チクルス上演の《ジークフリート》と《神々のたそがれ》の間に《ペレアスとメリザンド》。
贅沢なことです!

《ペレアスとメリザンド》、テキストを手掛けたのが《青い鳥》を書いたメーテルランクということもあり、題名と簡単な筋だけは子供の頃から知っていたと思います。本当に可哀想な話・・・。でも、音楽は大好きです!

この作品、これまで実際のオペラのステージに接した中で、印象的なのは、
・90年代、ケルン・オペラのクップァー演出
・90年代、ベルリン州立オペラのベルクハウス演出ギーレン指揮
・2000年代、ハノーファー・オペラのヴィーラー&モラビト演出
・2017年、ベルリン・コーミッシェ・オーバーのコスキー演出

中でもベルクハウス演出ギーレン指揮は私にとってのベスト、です。
この上演の後、ギーレンがベルリン州立オペラに対する抗議を公開書簡として出したことがありました。

ベルクハウス演出の他のプロダクション、残念ながら、どんどん消えているのですが、まだ上演されているものもあります。観ることができる方はお急ぎください。

FOTO:(c)Kishi

以下は劇場提供の写真です。© Wilfried Hösl

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