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オペラ:バイエルン州立オペラ、オペラ祭プレミエ、リゲティ作曲《ル・グラン・マカーブル》、28.06.24 Münchner Opernfestspiele 24, Nationaltheater, Bayerische Staatsoper

昨日、ミュンヘン・オペラ祭24が始まりました。

昨晩は夏日。レッド・カーペットが敷かれたナツィオナールテアターの階段ではこんな光景も。

この犬たち、あまりにも優雅で美しかったので、写真を撮らずにはいられませんでした。
飼い主のソックスもバイエルンの象徴色、水色

プログラム売り場の花。壁にはモーツァルトの頭像。

オペラ祭プレミエはリゲティ作曲《ル・グラン・マカーブル》新制作でした。
プログラム。

ちなみにネクロツァール役のMichael Nagy は、もともとハンガリー系の名前です。
先日、コメント欄で名前の表記についてのご質問がありましたので、ここでも触れておきますと、このNagy、ハンガリー語では『ノッチュ』と発音します。
ですが、ドイツでもほとんどの人が『ナジー』あるいは『ナギー』と言うので、本人も「気にしていない」ということでした。
6月中旬からサッカー・ユーロ・カップが始まっていますが、テレビを見ていたところ、ハンガリーの選手の中に『Nagy』という選手がいて、アナウンサーと解説者は『ノッチュ』と発音していました。

例によって、見知らぬ人からよく話しかけられるのですが、また、ご夫婦に話しかけられました。「日本人ですか?」というので「はい」と答え、彼らが米語だったので「アメリカからですか?」と訊いたら「そうです。でも今、私たちの国で起きていることについて、どうぞ質問しないで。恥ずかしいから」ということでした。バイデン対トランプのテレビ討論があったばかりでしたからね・・・。

ケント・ナガノは2006年から13年までバイエルン州立オペラの音楽総監督でした。今でもミュンヘンでとても人気があります。
公演後はナガノに対する拍手が最も大きかったと思います。

プレミエの後はいつも参加者を限ってパーティーがあります。
昨夜はそれとは別に、州首相名義で州文化大臣が催す特別パーティーがありました。
場所は劇場隣にある王宮教会。

お天気もよく、パーティーは教会横の中庭で、こちらが入口でした。

人が立っていない部分は浅い池です。
奥の階段のてすり部分の下で、州文化大臣が挨拶をしています。

パーティーの招待状にはドレスコードが記載されていました。
これによると、男性はスモーキング着用なのですが、私の知り合いは「久しぶりにスモーキングを出してきたら、太っちゃってズボンのウェストが締まらず、どうせ暗いからわからない、と思い普通のズボンなんだよ」と笑っていました。
女性のドレスコードは、モードということもあり、近年、比較的ゆるくなっているように思います。
めんどうだと思いつつ、やはりちゃんとした格好はたまにはいいかとも思います。

ところで、劇場内には日本人と思われる、Tシャツにジーンズ、ウェスト・ポーチにリュックサックという男性がいて、いくらなんでも山登りではあるまいし、観光客だろうとは思いつつ、あまりにも奇異な感じでした。

これから1ヶ月間、華やかなオペラ祭が続きます。

FOTO:(c)Kishi

以下は劇場提供の写真です。© Wilfried Hösl


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