マガジンのカバー画像

スキ綴り

16
すきなnoteを綴っています。
運営しているクリエイター

#エッセイ

私の「好き」は、私が好きなようにすればいい

私の「好き」は、私が好きなようにすればいい

久しぶりに新しい本を最初から最後まで読んだ、新しいドラマを最初から最後まで観た、フリーライターのaoikaraです。

ここ最近、といってもどれくらいの期間かははっきりしていないけど、一年近く、新しい本を読んだり、新しいドラマを観たりあんまりできなかった。前はプロフィールに、「趣味:読書、ドラマ鑑賞」なんて記していたけど、やってないなと思って削除したくらい。

できなくなった理由はいくつかある。本

もっとみる
自分で自分を縛っていないか

自分で自分を縛っていないか

数日前、ツイッターをやめた。

仕事からの帰り道、ふと思った。もう限界だな、と。何故だか分からないけれどそう思った。とりあえずツイッターやめようかな、と思って10分後にはアカウント削除をしていた。

それまで毎日ツイッターを開いていたし、タイムラインもほぼ追っていた。馬鹿真面目な私は、ツイッターで流れてくる議論にちゃんと頭を悩ませ、正義の振りした悪意や平行線の主張の攻防を見ては心を痛め、解決するは

もっとみる
好きって言おう

好きって言おう

人に嫌われることがとても怖い。

たった一人に嫌われるだけで、わたしは世界の誰にも受け入れられていない居場所がない人間だと思ってしまう。

話をしている時に少しでも相手の顔色が曇ると、嫌われたのかもしれないと心配になる。
帰り道もその心配で頭がいっぱいになって、家に帰る頃にはどきどきして胸が苦しい。
ゆっくりお風呂に入ることも横になることもできずに、探りを入れるようなラインを送って、優しい返事が返

もっとみる
26歳、結婚がこわい

26歳、結婚がこわい

私は結婚がこわい。

ひとり、またひとり。「入籍しました」「結婚のご報告」「出産しました」って文字を眺めながら何とも言えない感情が押し寄せて来る。おめでとうと思う。心から。でも、おめでとうの次に何と続ければ正解なのかが未だに分からない。おめでとうでしかないからだ。
私も結婚したいだとか、まわりが次々に人生のコマを進めているようで焦るだとか、幸せそうで羨ましいだとか、口先では何とでも言えるのだけれど

もっとみる
誰かの言葉に呪われない

誰かの言葉に呪われない

まだ社会がこんな状況になる少し前、前の職場の人と飲みに行った時のことだ。
ちょうど1年ほど前に私はその会社を辞めたのだけど、職場の人たちとは結構仲が良くて、今でも飲みに行ったり遊びに行ったりする。その日も定期的に飲みに行くメンバーで予定を合わせていたのだが、直前になって一人から連絡がきた。

『Iさんも誘っていいですか? 来たいって言ってて』

Iさんというのは、私のひとまわり年上の女性社員だ。職

もっとみる
そこを心という

そこを心という

今の自分をただ否定するためだけに、
僕らは過去を積み上げてきた訳ではない。
望むべき自分の姿を鏡の中に見出だせないまま、
俯き目を逸らしたくなる。
それでも進むあなたの姿を、誰に指さされ笑われようと、
あなただけは決して笑わないでほしい。

心無い言葉を使う誰かは、心にあるから使うのか。
悪意ある言葉を使うのは、そもそも悪意に満ちているからなのか
それとも悪意ある言葉が人の心を染め上げるのか。

もっとみる
病む前に電話してこんかい!!!

病む前に電話してこんかい!!!

「自粛してるぅ~???」
「してるしてる笑 めちゃ手洗いしてる」
「いいねいいね、最近どう?元気しとんのか」
「いやー、やっぱなんか、ちょっと病むよね」

友だちに電話をかけると、みんな話し始めはこんな感じになる。そりゃそうだ。どれだけ引きこもり力が高くても、そろそろしんどい。リモートワークは腰が痛くなるし、Zoom呑みもとっくに飽きてる。でもそんなこと大きな声で言いづらいから、みんな大人だから、

もっとみる