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家族について

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家族についてまとめ。 書いてわかったのは全員やべーやつだってこと。キャラの濃さが異常。 写真は2019年年賀状の両親。
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記事一覧

【55歳父】犬用のささみっておいしい!【飲みすぎ】

【55歳父】犬用のささみっておいしい!【飲みすぎ】

突然ですが犬用のささみって食べたことありますか?

私はつい1時間前に初めて食べました。

正直「ウマい」。
たんぱくな味の底に確かにあるうまみ。
噛めば噛むほど…でてくるうまみ。
繊維質でカミカミできるのもうれしいね。

ところで、我が家に犬はいません。ニャンもいません。
じゃあなんで家にあるのかって?
酔った父がつまみと勘違いして買ってきたからです。

犬用ジャーキーを入手する経緯父は55歳。

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祖父母の初デートについて

祖父母の初デートについて

1951年の春、私の祖父母は初めてデートに行った。
結果有り金を使い果たし、二人で庭用噴水を抱えて帰ってくるとは知らずに。

急に金を握らされ、街へ放り出された祖父祖父はまじめだ。


縄縫いやあんこづくりなどの地味な仕事をやり続け、婿養子として家を出る運命を、自分が三兄弟の末っ子である以上やむなしと受け入れた。

そんな祖父は、21歳の時に急に縁談が決まる。
相手はとんでもなく美

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祖父の70年間インタビュー

祖父の70年間インタビュー

たまたま昼飯は祖父と2人だけだった。
今日の農作業は?から始まった会話は意外に続いて、結局1時間近く聞いてしまった。
おじいちゃんはどんな70年間を送ったのか?
せっかく聞いたんだもの、書き留めておくことにした。

家を継ぐ資格のない子供祖父は厳格な家に育った。

いろりで火に一番近いのは父親。
父親の魚は大2匹、子供は小さな魚1匹。
少し気を抜いて横になれば『このクソでち(ガキ)』と、キセルで頭

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「理想の親像」から離れた思い出を、子どもはこう解釈する

「理想の親像」から離れた思い出を、子どもはこう解釈する

先日、「親離れできず苦しい私」を記事にしたところ予想以上の反響を頂いた。

中でも、記事にコメント下さった方の言葉に考えさせられた。

「毎日大切に過ごす」
素敵な言葉。私も子どもができたら、喜んでそうするだろう。
だけど、思い出の中の両親は決して「理想の親像」に適うときばかりではなかった。
あの時、お父さんは、お母さんは、どういう気持ちだったんだろう。

会社の慰労会で飲みすぎて、娘の7歳の誕生

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齢15にして4つの顔を使い分ける妹について

齢15にして4つの顔を使い分ける妹について

見ていて飽きない人がいる。妹だ。

妹は私が10歳の時に生まれた。
当時8歳だった弟と一緒に「なんだこいつ」扱いをしていた。

分厚いバスタオルの上で左右ゴロゴロころがってるだけのこのもちもちが、いつかは喋って、歩いて、意見を言うようになる?
うそつけ!

そんな感じでいた。
今年、妹は15歳になる。

気ままなお菓子職人のとき妹は、10歳の時からつけている「秘伝のレシピ」ノートをもっている。

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実家に戻ってひたすら怠ける日々の記録

実家に戻ってひたすら怠ける日々の記録

5日前、鏡を見て驚いた。

左ほほに細かな点々。シミだ。
右手の親指はストレスでさかむけている。
そのさかむけを触るから目も当てられない惨状になっている。

もうだめだ!やめやめ全部やめ。もう好きにしよう。迷惑かけて生きてこ。

このどん底状態から戻るまで、私は何もしないことにした。
滅茶苦茶疲れてるとこの「何もしない」ことすら浮かばないけどね。

全て親任せお母さんのごはんとてもおいしい。
一汁

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久しぶりにお父さんとお母さんを独占できて嬉しかった話

久しぶりにお父さんとお母さんを独占できて嬉しかった話

久しぶりに実家に帰って、たまたまお父さん、お母さん、私の三人で出かけた。
きっかけは、私が「猫さわりたい」とつぶやいたこと。

2つ隣の市の道の駅に猫がいるらしいよ。
風強いけど行ってみようよ。

せっかくの休日なんだから、とお父さんが外出に乗り気になった。
お母さんも行くという。
試験勉強中の妹は家に残ることになった。

行くのはお父さんとお母さんと私だけ。
思えば、21年前に弟が生まれてから、

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