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夜の呟き

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文系大学院生の生態①

文系大学院生の生態①

この世には、この人何してるんだろう?という人がいる。

まさに私のことである。

この世で1番何をしているかわからない人、それが文系大学院生(博士課程)である。

まだ「理系の大学院生」はイメージがつきやすい。
白衣を着て、研究室に赴く。
そして日夜、未知なるイノベーションを求めて実験を繰り返す。
その過程でカメバズーカとか、イカデビルが生まれたり生まれなかったり。

だか文系はどうだろう…
薬品

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日記

日記

スマホアプリに日記が10年分溜まっている。
毎日書いているわけではない。

思いついたら書く。

毎日書いている時期もたまにくる。
しかし、書くことが自分の中で義務になっていることに気がつくと
途端に冷める。
そこで一旦辞めてしまう。

またなにか書きたい出来事があったら、書き留める。

そんなこんなでいい加減に続けていたら、気づけば10年分溜まっている。
書いてない時期も多いけど、
それでも見返

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表現すること

表現すること

日々、駄文を量産してはいる。新しい記事を書いたり、書かなかったりだけど、下書きは増える。

歳を重ねるごとに…と言えばいいのか、社会の変化を感じるたびに…と言えばいいのか、表現することへの恐怖が多くなっている。

書き上げた文章を公表することに対して、酷く臆病になった。

あまりに偏見がすぎるような、別の視点を失っているかのような気がする。

いるかどうかもわからないクレーマーにビクビクしながら書

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心の友だち、コルクくん

心の友だち、コルクくん

一人暮らしを続けて長く経った。
昔から「咳をしても一人」などと言うけど、それにも慣れたつもりだ。

日々の生活で大した寂しさは感じてないつもりだ。
近所にある馴染みの呑み屋に行けば、常連仲間に会えるからで、パートナーや家族がいなくたって毎日が楽しかった。

ただ「コロナ禍」がこんな生活を変えた。
一日、誰ともコミュニケーションを取らない日が多くなった。
呑みには行けなくなり、本当の意味で「1人の時

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オタクな自分とメイクと発見と

何でもやってみないと、経験しないとわからないことが多いというハナシである。

最近、テレビCMとかで男性用化粧品のCMをよくやっている。
ウー○のフェイスカラークリエイターとか。
名前をかっちょ良くしてるけど、要は男性用BBクリーム(ファンデーションと日焼け止めが混ざってるリキッドタイプの化粧品)である。

時代は変わった…男性も日常的にメイクをする時代が来たのである。
男性のメイクなんて、アイド

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マッチングアプリから考える女性の労働環境

マッチングアプリから考える女性の労働環境

前回の記事でマッチングアプリに対する偏見…否、個人的見解について書いたが今回はその続きになる。

で、また愚痴…否、個人的意見である。
心配御無用。愚……「個人的な意見」は最初だけなのでしばしのお付き合いを。

Tinder というマッチングアプリは無料で使えるので、見聞を広めるため利用している。このアプリでは、プロフィール写真を左右にスワイプして、この人とはマッチングしたいとか、この人はちょっと

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本当は怖いマッチングアプリ

本当は怖いマッチングアプリ

 いつの時代だって、恋愛につながるような「出会い」というのは多少なりとも面倒くさい。
最近はそれすら通り越して煩わしい気さえする。言い過ぎだろうか。
とにかく、ややこしいモノであることは間違いがない。

 時代が変わりゆく中で、出会いの形は変わる。それは流行のような文化的要因であったり、技術発展が要因であったり、様々である。

 最近では合コンなんてものは多少廃れて、「マッチングアプリ」というもの

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「人間交差点」としての酒場

「人間交差点」としての酒場

新型コロナウィルスの影響で多くの酒場が姿を消した。
昨年春に京都でも長い歴史を持つダイニングバーが歴史に幕を閉じた。
店の名前を「DEN-EN」と言う。

 1939年に開業したその店は、三条河原町通りと木屋町通の中間地点にあるVOXビルの地下一階にあった。巨大なホール部分と、その隣に独立したカウンター部分がある。
ホールでは大学のサークルの大規模なコンパや、結婚式の二次会、稀に街コンが催され、京

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