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我々は皆、頭が良すぎる時代に生きている

我々は皆、頭が良すぎる時代に生きている

何か挑発的なタイトルに聞こえたらごめんなさい。

でも、どうしても書いておきたいことがあるのです。

いきなりですが、よく「人を見抜く」という技法であったり、触れ込みみたいなのがあるじゃないですか。

あれって多分、僕なんかも占いの仕事をしていて思うのが、「人を見抜く」ことが仕事の技術のひとつとしてあると思うのです。いや、ないんですけどね、個人的には。人を見抜く才能が一切ない。欲しいんです。あれ。

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相手をその場に留めさせたい呪いの話

相手をその場に留めさせたい呪いの話

昔ですね、呪いについて研究をしたことがあるんですよ。あ、引かないで下さい。大丈夫です。怖いことはしていないので。

呪いの研究と言っても、今も含めてなのですが、僕は呪符を書くとか、いわゆるお祓いの真似事をするとか、そういうのは怖くてやっていないです。何か、「やるべきではない境界線」として「自分以外の“見えない力”を借りて、現実を恣意的に変えてしまうような作法」については、「その道の修行をちゃんとし

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悪意のかわし方

悪意のかわし方

今まで占いでお客さんに会ってきて、すごく興味深かったことのひとつに、この世の中には「悪意をまったく受け取っていない人」というのがいらっしゃったのです。けっこう苛烈な性格な方もいたし、ハッキリと自分の意見を言うので「この人に泣かされた人も多いだろう」とこちらは思ってしまったりしたけど、本人はけっこうケロリとしている。「まぁ、私のこと嫌いな人も多いでしょうね」と笑いながら言ってたりもしました。

その

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家に帰って何もする気が起こらない疲れについて

家に帰って何もする気が起こらない疲れについて

僕の友達で、今はもう治まったみたいなのですが、仕事が終わって家に帰ってくるとずーっと「不動産の物件情報」を見ちゃう人が数人いるのです。実際にその人は引っ越しを何回かしているし、そして、下手をすると「引っ越しした直後」ぐらいにもう次の物件情報を見ている場合もある。

その話をお茶かなんか一緒に飲んでいる時に聞いて、「それって離人感なんじゃないか」と思ったのです。つまり、自分が自分に対して「あれ、自分

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半径50cmの世界を取り戻す。瞑想

半径50cmの世界を取り戻す。瞑想

ちょっと怪しいタイトルになってしまっているのですが、ずっとどこかで「瞑想」というものに対して書いたり、話してみたかったのです。今回は少しマニアックな話になってしまうのですけど、もしよければ読んでみて下さい。

まずはじめに、「瞑想」ってすごく不思議じゃないですか。そして、どこか怪しげの感じもあります。

学生時代にこの「占い」の道に進むきっかけになったもののひとつとして、僕は哲学を勉強していたので

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全部を乗り越えようとなんてしなくて良い

全部を乗り越えようとなんてしなくて良い

僕は毎週占いの原稿を書いています。このnoteでは毎月の占い、そして、VOGUE GIRLのしいたけ占いでは年2回の上半期と下半期の占いがあります。

そうやって、僕の生活はやっぱり「占いまみれ」になっているところはあるのですが、それが特にそこまではつらくはないです。どうしてかというと、多分「当てにいく」とか「支持されなきゃ」という欲を出したらつらくなると思うけど、「大事な手紙というライフワーク」

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期待に応えない訓練

期待に応えない訓練

AERAさんやこのnoteの場でも、いわゆる人生相談というものを受け付けていて、やっぱり多い相談の中に「期待に応える」がとても多くあります。

「期待に応える」

って、それこそ多くの人達の心の中とか、頭の中とかで、すごくもう小さい頃から内在化しているわけじゃないですか。

・電車の中で大人しくしている
・テストで良い点数を取る
・友達と仲良くする
・誰かを困らせない
・誰かに迷惑を掛けない
・「

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相手の心を読んでしまうような能力について

相手の心を読んでしまうような能力について

今回もまた「すごく興味深かった質問に題名をつけて答えていきたい」のコーナーです。

●仕事や妻の話を模範解答で流してしまうクセを直したい

aizuloverさん
ぼくは、特に霊感などが強いわけでもなく、どちらかというと鈍感な方だと思っているのですが、自分の中で好不調の波はあり、そのいずれの時でも、話している相手の表情や、目や、顔の筋肉の動きなどから、何かを話しかけた時に、すぐ自分の頭の中に『模範

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判断をしない時間を作ることの大切さ

判断をしない時間を作ることの大切さ

最近Twitterで読んだのですが、あるIT系に勤めている方で、自分の部下にあたる方がすごく精神的に疲れてしまっていたんですって。その部下の方の様子を観察すると、現代の仕事って「自分で判断しなきゃいけないことが多すぎるから、その判断に疲れてしまうんじゃないか」って推測していたのです。

これについてすごく納得しました。

なんか、よく書店で経営者とかビジネスパーソン向けのコーナーって、いわゆる「決

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嫌な人と会う場合は回数を決める

嫌な人と会う場合は回数を決める

いきなりこんな始まり方でなんですが、どうしても気が合わない人っているじゃないですか。その人がいると想像するだけでちょっと憂鬱になってしまったり、どこかその人が自分だけに意地悪な気がするとか。

これってけっこう生きていく上で大きな問題だと思うのです。

たとえば、休みが1週間与えられて、そのタイミングで都合よく宝くじとかが当たっちゃって、ハワイにバカンスに行っても良いという話が出てきたとします。で

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低空飛行でも良いんじゃないかという時

最近お仕事でいわゆる「令和」についてのインタビューを受けることが多くて、もちろんその時代性については思うことも色々あるのですが、違う側面でちょっと心配だと思うことがひとつあるのです。

日本ってけっこう不思議で、1年の中でスタートが2つあるでしょう?

ひとつは新年明けのお正月です。「新しい年が始まったから今年は頑張ろう」というもの。

そして、もう一つは新学期や新生活が始まる4月ですね。この時期

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4月の過ごし方。メンタルがつぶれないために

4月の過ごし方。メンタルがつぶれないために

昔から占いをやっていた時に、「相談の受け手側」として緊張する季節があるのです。それは4月から5月の移り変わりですね。

これはどの人もそうだと思うのですが、新生活が始まった時に、たとえば学校でもアルバイト先でも、会社などでも、5月のゴールデンウィークが終わった後ぐらいに「私はここにいて良いのか。この場所で、この人達の期待に応え続けられる自信がない」という感覚を受けることってやっぱり多いと思うのです

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