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えほん・ほんを読もう

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子どもへの読み聞かせ絵本や、おすすめしたい本など。
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2023年3月の記事一覧

寝る前の絵本は対象年齢外

寝る前の絵本は対象年齢外

小1の息子は、寝る前に「絵本を読んで」と必ず言います。
もう自分でも字が読めるようになったけれど、
「読んでもらう」時間が好き。

枕元に段ボールを並べただけの本棚を置いて、
そこに絵本の一部を並べています。
その中から、「今日はこれ!」と選ぶわけですが、
対象年齢は若めの本が多いです。
まぁ、そもそも対象年齢なんて書かないほうが選ぶ自由が広がると思ってますが。

最近のお気に入りは、「にゅうしち

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正解のない問題集から始めよう

正解のない問題集から始めよう

小さいお子さんをお持ちのお父さん、お母さん。
学校の勉強以外の勉強法にお悩みではありませんか?
ドリルを買う?
通信講座を受ける?
学習アプリを使わせる?
塾に行かせる?
オンラインもあり?
……
迷いますよね。

選択肢がありすぎて、
やってないと、わが子が遅れをとるんじゃないかと思ってしまう。

でも、それって
「誰のための、何のための学びを得たい」
んでしょうか?

学びの選択肢について考え

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鉄筋工事とおすしのずかん

鉄筋工事とおすしのずかん

ウメハウスの現場では配筋工事が終わりかけ。
型枠は再利用可能な金属製。
型枠合板も使うことがあるけど金属の型枠は繰り返し使えるから最初は高くてもこちらのほうがいいそうです。
鉄筋を切ったり曲げたりする道具たち。

あっというまに硬い鉄筋の曲げ加工がされていきます。

本日の読み聞かせ絵本はこちら。
おすしのずかん。
絵が驚異的にウマい。美味そう。
赤いお寿司、白いお寿司、、と順に並び、
「ちょっと

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子どもが「こわい」と思う本は避けるべきなのか?

子どもが「こわい」と思う本は避けるべきなのか?

本の1ページに住み着いてしまうタイプの人もいるこわい本は、好きですか?
おばけ、怪談、暴力的な表現、事件、死に関すること・・・
「こわい」の種類もいろいろです。

本は創作の世界と思ってはいても、
こわい本を読むと、その内容を忘れたくても忘れられず、
心にくすぶってしまうこともあるかもしれません。
「本はあくまでも創作の中にすぎない」
と割り切れるタイプと、
「本の1ページに住み着いてしまう」

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すてきすぎるどろぼうたち

すてきすぎるどろぼうたち

子どもの寝かしつけの絵本は、日本語の『すてきな三にんぐみ』
表紙の題名の字体は、自信があるのかないのか?
どっちやねん!という味わい。
この3人ぐみは、どろぼう。
おどしに使う3つの道具は、ちょっとかわいらしい。
1.ラッパじゅう
2.こしょう・ふきつけ
3.まっかなおおまさかり(これはこわいね)

あるよる、いつものように馬車をとめた3にんぐみは、
みなしごのティファニーちゃんに会い、だいじにか

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絵本『とりかえっこ』で声遊び

絵本『とりかえっこ』で声遊び

今夜の7才息子からの寝る前の読み聞かせリクエストは『とりかえっこ』でした。

ひよこが出会った動物になき声を交換しようと持ちかけます。
ねずみなら
「ぴよ」と「ちゅう」を交換。

ねずみが「ぴよ」
ひよこが「ちゅう」

といってお互いわかれます。
つぎにブタに会ってなき声を交換すると
ひよこは「ぶう」
ぶたは…?
「ぴよ」

おかしいですね。

そんな交換シーンがくりかえされます。

本を読み終え

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寝かしつけ絵本『からすのパンやさん』『まがればまがりみち』

寝かしつけ絵本『からすのパンやさん』『まがればまがりみち』

今夜の寝かしつけ絵本は
『からすのパンやさん』と
『まがればまがりみち』

かこさとしさんのこの絵本では、
どうやったらものが売れて、
売った人も買った人もにこにこしていられるか、
をついでに学ぶことができます。

大騒動でたくさんの人が集まったからすのパン屋さん。
パン屋さんはこんなことをいいます。
・あつまってきてくれたお礼
・パンは一人3個まで売ること
・みっつ買う人は茶色の風車に並ぶ
・2

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絵巻物が手のひらサイズの絵本に『ちょうじゅうぎが』

絵巻物が手のひらサイズの絵本に『ちょうじゅうぎが』

びじゅつえほん
というシリーズをご存知でしょうか

これは、
国宝の絵巻もの「鳥獣人物戯画」
をこどもむけの絵本仕立てにしたもの。

絵巻物は、
絵から場面を想像するのが魅力のひとつ。
想像を奪わない程度にお話をどこまで表すべきか、きっと考えられた本なんだろうな。

モノクロの世界のうさぎとカエルが
ちょっとユーモラスなキャラクターになって手のひらにおさまっています。

すこしかわった絵本が好きな

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建築絵本はいかがでしょう

建築絵本はいかがでしょう

建築絵本を4冊、紹介します。
いずれも青山邦彦さんという絵本作家さんの作品です。

この本の魅力は
・絵が素敵(全ページが絵画のよう)
・登場人物が多く絵巻物のように味わえる
・たんたんと、明るい物語性

作者の青山邦彦さんは、
建築設計事務所出身の絵本作家さんで、
図面を書いてきた背景があるにしても、
建物のパースの精度が高すぎ。

今日は「いたずらゴブリンのしろ」を息子に読み聞かせしました。

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WBCをきっかけに野球絵本が読みたくなったら

WBCをきっかけに野球絵本が読みたくなったら

わが家では、WBCを何ひとつ観ませんでした……
あえて観なかったわけではないのですが、
テレビをつけることがめったになく、波に乗れていなかっただけですが。

小1の息子はというと、
学校でWBCの話題が出るらしく、
耳学問でなんかすごいらしいと情報を仕入れてくる。

そして、WBCを観たい、ではなく、
「野球の絵本が読みたい」
と言い出す。

そこで、図書館のレファレンスカウンターで聞いてみた。

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寝かしつけ絵本 モンスターはぐハグ

寝かしつけ絵本 モンスターはぐハグ

『モンスターはぐハグ』
本日の寝かしつけ絵本。

以前、野球をテーマにした絵本を図書館の人に訊ねて紹介してもらった2冊目の絵本。

ちなみに一冊目はこちら 

https://note.com/canamaru/n/n84db88d8f390

ただね、
読んでみたら、野球のシーンは冒頭1ページだけ笑

けれど、
赤と青のモンスターが、
遊んでるのか、競い合ってるのか、
ゆかいな掛け合いがユーモラ

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