マガジンのカバー画像

ぴらごはん

35
日々に使えるちょっとした料理のこつやレシピをご紹介。あまりアップできてませんがそのうち復活する予定。
運営しているクリエイター

2018年3月の記事一覧

スーパーの材料でパテカンを作るっていう話

スーパーの材料でパテカンを作るっていう話

友人のホームパーティに呼ばれた時、作ってるお土産の定番がパテカン、つまりパテドカンパーニュ。ワインとめちゃ合うし、マスタードつけて食べるのも好き!
パテカンみたいなテリーヌってお店で買うと高いけど本当は材料費は全然高くない。ただ、手間もかからないけど、時間はかかるのよね。出来たてよりも2日後ぐらいが一番美味しいので土曜のホムパなら水曜ぐらいから準備すると万全、とまあハードルの高ぇお料理ではあります

もっとみる
ブリの切り身でブリ大根を作ってはいけないっていう話

ブリの切り身でブリ大根を作ってはいけないっていう話

先日スーパーに行きましたら、立派なブリのカマが半額になっとりまして、問答無用にカゴの中に入れてしまいました。何を作るかと言えばブリ大根一択。
ここで、ブリ大根における主役とは?と問われたら、ブリではなく大根が正解だと思っとります。なんかの漫画にも書いてあったような気がしますが、とにかく大根を美味しく食べる料理なのです!!!
じゃあ、ブリは何かといわれたらダシ。究極には食べなくてもいいぐらいスカスカ

もっとみる
ニラと明太子の和え物の話

ニラと明太子の和え物の話

先日、会社の知り合いから料理苦手でも簡単に出来る美味しいレシピないか?と聞かれたのでニラと明太子の和え物のレシピをお伝えしたら、喜んでいただいたので記事書いてみましたー!ビール、酒、ワインあらゆるお酒にも合って、ごはんにもぴったりなので、万能おかずでござる。
作り方はまずはニラを一把茹でます。ちょい冷ましてから水をしっかり絞ります。どんな料理でも鉄則なんですが、余分な水分は味をぼやかしてしまいます

もっとみる
西京焼を作ろうという話

西京焼を作ろうという話

魚料理の中でも西京焼が特に好き。でもちゃんとしたものを買うと高いんですよね。ヘタすると1切500円ぐらいしたりするし。
でも会社のある青山あたりの和食屋さんとかでランチ1000円前後でもいただけたりもする。和食屋さんは大量に自家製にしてるから安くできてるのでしょうなぁ。
それなら自分でもできそう!ってことで、新鮮なお魚さんが手に入った時は自家製で作ったりしてます。
ベストお魚はタイかスズキ。サワラ

もっとみる
ちょっと豪華な茶碗蒸しの話

ちょっと豪華な茶碗蒸しの話

出汁の美味しさを追求すると個人的には茶碗蒸しにたどりついてしまいます。
出汁と塩分だけ、という椀もののシンプルさはいいんだけど、ちとストイック。卵の脂肪分による美味しさの層を1つ増やすことで出汁にとっても、ちょうどいいハーモニーを奏でてくれる気がするんですよね。
で、そんな茶碗蒸しなんですがウチのメニューはちょっと豪華。フレンチのニンジンやカリフラワーのムースの上にウニなどを乗せる冷製前菜にヒント

もっとみる
ウニ和えに悶絶する話

ウニ和えに悶絶する話

三軒茶屋にニューマルコさんっていう飲み屋さんがありまして、そこで出されてる昆布締め白身魚のウニ和えが超絶に美味くてですね。ホムパで再現してみましたー。
ちなみに、あくまで個人的感想なんですが流行りの"うにく"は好みじゃない…。理由としては料理とし旨すぎて全体のバランスを崩すからなのかなぁ。
これがハンバーガーみたいにボリューム&ジャンクで忙しいランチも満足!だったら大歓迎なんすけど、繊細な佇まいの

もっとみる
イタリア肉団子、ポルペッティはチート的な美味しさっていう話

イタリア肉団子、ポルペッティはチート的な美味しさっていう話

イタリアの家庭の味らしい、ポルペッティ、もしくはポルペッティーニ。簡単に言えば肉団子のトマト煮なんですけども、誰が作っても美味いっていうお料理。
ちょっと昔に通ってた料理教室で教えていただいて以来、何回作ったことやら。ただしオリジナルのレシピから自分好みに変えてしまってまして教えてくれた素子センセーごめんなさいぃー。
結論的には大事なアレとアレが入ってれば絶対美味いのでテキトー料理でも大丈夫。

もっとみる
自分的に一番イケてる食材はキクラゲ、の話

自分的に一番イケてる食材はキクラゲ、の話

この10年でたくさんの種類のキノコがローンチされていてスーパーのキノココーナーが充実してきております。その中でもこの1年でめきめき頭角を現してきたのが生キクラゲ!(単なる自分比較)
昔は乾燥しかなくて戻すの面倒だし、日の当たらない食材だったと思うのですが、最近では生のものを店頭のキノココーナーで見かけることが多くなりました。
で、生キクラゲはその食感であらゆるお料理にインパクトを与えてくれる新素材

もっとみる
世の中のパラパラチャーハンに関するテクニックはなんか怪しい。

世の中のパラパラチャーハンに関するテクニックはなんか怪しい。

なぜか定期的にネット上でも話題になるパラパラチャーハンの作り方なんですけども、重要ポイントがズレてる情報が多すぎると思う。
コツの話としてあるあるなのが、ご飯と油をあらかじめ合わせておくとか、マヨネーズを油代わりに使うとか、油を使うタイミングをずらしてみる方法。あとはご飯とあらかじめ溶き卵を合わせる方法…。これは一度試したことがあって全然美味しくなかった記憶がある…。
一方、中華は火力が命なんてい

もっとみる
醤油の話

醤油の話

この数年、自分のお料理にぴったりの醤油を探してまして、ようやくゴールが見えてきたのでメモ的な記事。
醤油探しのきっかけになったのは、金沢の直源醤油さんの「もろみの雫」。3年ほど前、金沢に旅行に行った際、なにげなくお土産として買ったのがきっかけ。
加賀大豆のエンレイと能登の塩を使ったこいくち醤油で、その旨すぎない美味しさに心打たれたのです。お料理を邪魔せずに旨味を主張してくるバランスがありながら、お

もっとみる
グラタンの主役は断然ホワイトソース

グラタンの主役は断然ホワイトソース

我が家で頻度が高いメニューといえばグラタン。肉、魚、野菜と季節の食材がクリームで美味しく食べられるのが良いので大好きでっす。
世の中的にはグラタンの素や缶詰のホワイトソースも売られていますけども、我が家では断然自家製推し。
もちろん多少面倒ではあるのですが、フルスクラッチの美味さには変えがたいもの。ホワイトソースこそグラタンの主役に違いないっ!という独断。また、とある製法?を開発してからというもの

もっとみる
出汁の取り方

出汁の取り方

もともとイタリアごはんを美味しく作りたいと思ってお料理を始めたものの、最近では和食が多め。和食に科学的アプローチを加えると、ミラクルな美味しさになると感じているっていうのが理由です。ま、エセ理系ですけど。
和食+科学に興味を持った最初のきっかけは出汁。日本料理アカデミーの研究(2002年)によれば昆布は60℃で1時間が最も昆布のグルタミン酸が美味しくでるらしい。完全に低温調理的アプローチ!ときめく

もっとみる
広がる麻婆ワールド

広がる麻婆ワールド

相方が激辛好きなので外食でも頻度高めだし、以前に香港で四川料理の取材させてもらったりしたことをきっかけによく作るようになったりと、麻婆なんちゃらをよく食べる我が家。

この奥深い食べ物をいろいろ研究した結果、多種多様の麻婆が生まれてしまったので、今回は麻婆の具材について考えてみましたー。(作り方も奥が深いけど、また次回)

麻婆といえば具材は豆腐だし、成り立ちを考えれば当たり前ですなんですが、意外

もっとみる
アリスタとポルケッタ

アリスタとポルケッタ

ローストして食べるとしたら何肉がおすすめかと聞かれたら、断然豚!!でございますー!

ローストは豚の質が良ければ良いほどその美味さが引き立つ調理方法だと思うの。肉質もさることながら脂肪の質も大事。肉質は主に豚の種類で決まりますけど、脂肪の質はなんの餌を食べてるかで変わるような気がしてならない。なのでイベリコベジョータは肉質、脂肪質ともに最高なのですな。餌のどんぐりいい香り。

肝心なロースト方法で

もっとみる