平井孝昌

広告業界でお仕事する日々の傍ら、プライベートではお料理と、魚釣りやら植物採集やら食材探…

平井孝昌

広告業界でお仕事する日々の傍ら、プライベートではお料理と、魚釣りやら植物採集やら食材探しまで幅広い趣味を持ってます。日々の気づきを自分用に書き留めていますが、何かのお役に立てていただければうれしいです。

マガジン

  • ぴらごはん

    日々に使えるちょっとした料理のこつやレシピをご紹介。あまりアップできてませんがそのうち復活する予定。

  • 広告と記号

    一応本業はマーケティングなので広告についてのメモを書いて行こうと思います。普段、宣伝会議などセミナーで話してるのですがそこまでまとまってるものではなく、単発のネタにしていこうかと。

最近の記事

ありそうでなかった肉ナムル

こんな料理を作ったら、オリジンの人々に怒られそうだけど、単純に美味しいのでお許しください。 もともとナムルとは「野(ナ)」+「物(ムル)」らしく、すなわち野菜や野草などを意味しているようでこの観点からも、完全にまがい物です。本当にすみません。 ナムルの中でもピーマンナムルが好き。だからピーマンを細切りにしたら、さっと茹でて、豚肉はしゃぶしゃぶ用のお肉をこれまたさっと茹でて、ダシダ、醤油、ゴマ油、ゴマで和えたら完成です。 カンタンすぎる!

    • 湯剥きした角切りトマトは有能

      トマトってグルタミン酸が超豊富な食材!だから、そのままサラダで食べるより、何か別の食材、例えばアミノ酸の組み合わせ的に考えると別のアミノ酸とのマッチングが最高に美味しい。 特に動物性のアミノ酸、イノシン酸などが豊富な食材との組み合わせは美味しさを倍増してくれるのでソースとして使うパターンが多いですね。 その代表的な調理法が角切りトマト。焼いたり、茹でたりした食材にかけるか、和えるだけで簡単です。 今回は豚肉とイカの2種類の合わせ方をご紹介します! まずはトマトの準備から。お

      • 一人読書会「新記号論」vol.3

        転職のごたごたで間が開いてしまったので再開。 疎遠だった以前の後輩から「この記事を読んでます」的なメッセージが来たので再びやる気を取り戻したが、やる気なんてそんなものかもしれない。 そもそもこの記事はあくまで自分のために書いているので共感が少ないのが前提なのだが、つい料理などの他の私の投稿へのレスポンスと比べてしまうのは、もはや「自分」とは共感によって評価されることが前提になっており、ネットに毒されているのかもしれないと感じた。 前意識というプロセスさて、「新記号論」第2講

        • 一人読書会「新記号論」vol.2

          再び「新記号論」第1講義について考えていきたい。 第1講義「記号論と脳科学」の目的について 繰り返しになるが、この講義では20世紀初頭時点での新テクノロジーとしての電話、映画などの登場により、記号の領域がそれまでの印刷された言葉だけの状態(グーテンベルグの銀河系時代)から、例えば電話によって話し言葉が客体視できるようになり、そして映画によって視覚を客体視できるようになったことから、新たな思考が生まれ、記号の領域を拡大できたことを説明している。 またこれが、意味や認識を理解す

        ありそうでなかった肉ナムル

        マガジン

        • ぴらごはん
          35本
        • 広告と記号
          12本

        記事

          一人読書会「新記号論」vol.1~

          はじめにこのnoteはマーケティングに関わる私がその視座で「新記号論: 脳とメディアが出会うとき(石田英敬・東浩紀著、ゲンロン叢書)」を読み、マーケティングに関係が深いと思われる部分をピックアップして想像を膨らませる一人読書会である。 なお、哲学について理解が甘い部分が多く、それも学びながらのメモになるので間違った理解があれば、その次の記事で訂正などをしていきたいと思う。 第1講義「記号論と脳科学」 最初にこの本は第1講義から第3講義、そして石田氏の補論に分かれており、第1

          一人読書会「新記号論」vol.1~

          おうちでアヒージョを楽しむコツ

          突然ですが、アヒージョって美味しいですよね。 ビストロメニューとしてもはや定番。具材の代表選手はエビでしょうか? パンを添えたりして、ワインも進む美味しいメニューですが、家でアヒージョってなかなか難しそうという感じもしますよね。 でも、うちごはんでも最近アヒージョの登場回数が増えてきています。 その秘密がニトリのスキレット鍋! 最初はBBQでアヒージョしようと思ったのに鍋を忘れてしまい、急遽近所のニトリで購入してみたんですが、これがアヒージョにちょうどいい!それ以来、もう

          おうちでアヒージョを楽しむコツ

          フライパンのテフロン再加工の話(2)

          5月の初めに依頼したフライパンの再加工が終わり、返送されてきたので使用感レビュー。 お願いしたのは新潟の山由製作所さん。 5月7日に発送して、5月15日に完了メール。 即日カード決済して、返送してもらったので5月16日に到着! 5営業日というのは本当にありがたいものです。 他のところだと3週間だったのでこの使用感レビューもまだまだ後になってたし、バーミキュラのフライパンも万能ではなかったので使い分けできるのが非常に助かる。 なお費用は下記の通りでっす。 φ200鍋内面フ

          フライパンのテフロン再加工の話(2)

          一人読書会「新記号論」vol.0

          年に一度は「新記号論: 脳とメディアが出会うとき(石田英敬・東浩紀著、ゲンロン叢書)」を読み返そうと思っており、このコロナ禍&転職の機会に再読してみた。そして、いくつかのマーケティング/ブランディングへのつなぎこみができる箇所において、これまでのように頭の中で考えるだけでなく「一人読書会」という形式で書き出しておくことでより理解を深めたいと思う。 「読書会」とは前職で実践しているチームがあったのだが、テーマとなる本の章ごとに読後の意見を出し合い、その読み方の違いから理解を深

          一人読書会「新記号論」vol.0

          バーミュキュラのフライパンという超優秀なスキレットについて

          予約注文していたバーミュキュラのフライパンが届き、2週間ほど使用してみたので、レビューしてみたいと思います。 割と面倒なこと書きますが率直な感想なのでお許しを。 まず、最初に答えだけ先に言うと「肉が好き」「家のコンロがIH」だったら、この商品は100%「買い」です。逆に「パスタが好き」は違うフライパンがおすすめです。 このフライパンに感謝したいのは、使ってみてフライパンとはそもそも何をする道具なのか?という疑問に立ち返ることができたこと。 もちろん火を通すのが原点ですが

          バーミュキュラのフライパンという超優秀なスキレットについて

          アジの美味しい食べ方2選

          昨日の投稿でアジフライのタルタルソースの話をしましたが、アジはまだまだ冷凍庫に眠っております。干物も大量に作ったし。 いろんな食べ方をしているんですがその中でもおすすめしたい食べ方を2つご紹介。 1つ目はポルトガル料理「サルディーニャス アサーダス(アジ版)」 ポルトガルは行ったことないんですが、アジアのポルトガルことマカオには仕事やら旅行やらで数回行ったことがありまして、そこで食べたことのある料理からのインスパイアです。なお本場はイワシの塩焼きですが、アジのほうがたっ

          アジの美味しい食べ方2選

          自家製タルタルソース

          コロナ禍になってしまう少し前にアジを釣りに行って、そこそこ釣れたのでアジフライにしてみたのだけど、その時作ったタルタルソースが美味しかったのでその作り方のメモです。 下記はその時釣ったアジ。夫婦2人で50尾ぐらい。 タルタルってもちろんチューブで売ってるけど、毎日揚げ物するわけでもないしよっぽど好きもしくは家族多くないと消費量が少ない調味料。 なのでうちでは必要な時だけ自家製です。 作り方は簡単。 コンビニで漬物買ってきて、みじん切りにしてマヨネーズと合わせるだけ。 ちな

          自家製タルタルソース

          パッケージのメディア性と記号化

          前回の話が堅かったので、今回は少しだけ柔らかくして、商品パッケージのメディア性や記号化について考えてみたいと思う。 時折、上記の視点でコンビニにおいてどのようなパッケージが優れているのか?を観察しているのだが、その中でもいつも感心させられるのが「缶つま倶楽部」シリーズだ。 「缶つま」ブランドの記号性まず、ブランド名の記号性から考えてみたい。 当然、缶詰のつまみだから「缶つま」と命名されたと思うが、そもそも「缶詰」は、どちらといえば料理の素材としての意味が強い。例えばツナ缶、

          パッケージのメディア性と記号化

          コンニャクとメンマのカミナリ炒め

          無性にコンニャクが食べたくなり、いろいろ考えた結果、コンニャクと対になる食感と合わせてみようと思い立ち、スーパーのラーメンの具コーナーにあるメンマを購入。 しかし、今スーパーのラーメンコーナーって充実してる。麺の太さ、スープ、そして具などカスタイマイズできる要素が揃ってる。あらかじめセットされたのも美味しいけど、好きなものを合わせるのも楽しい。 話は戻りまして、コンニャクは縦に1cm弱ぐらいの厚さに切ったら切れ込み入れてねじるタイプが好き。スプーンでざく切りタイプもいいけ

          コンニャクとメンマのカミナリ炒め

          マーケティングモデルはなぜ「認知」から始まるのか?

          前回の記事の最後で「認知」について少し触れたが、「認知」にはマーケティング業界においての2つの前提がある。 1つめは「認知」とは「ブランドもしくは広告の認知」を指しているという前提だ。つまり広告主主体である。 これについて業界の方は当たり前すぎるかもしれないが改めて確認しておく必要がある。また、この前提に大きな問題はないと考えているが、「認知」の主体を人に変化させ「課題の認知」としているマーケティングモデルも出現しており、注意が必要だ。 「認知ファースト」という前提そしても

          マーケティングモデルはなぜ「認知」から始まるのか?

          サバのコリアンダートマト煮

          今回はサバの料理法を少々。 サバって脂が旨いんですけどたまにくどさも感じる時もありますよね。なのでスパイスを1種類だけ使って美味しくする工夫をご紹介します。 まずはサバを程よい大きさに切りそろえます。そうしたら軽く塩をしてから、パウダーのコリアンダーをうっすらと振りかけます。コリアンダーは他のスパイスと違って多めにかけてもそこまで香りのインパクト強すぎないから、やや多めでもOK。そしてしばらく放置。 トマトソースは「トマトソース」として売ってるのも良いですが、ニンニク1片

          サバのコリアンダートマト煮

          「記号」と「コンテクスト」は何が違うのか?

          noteでのマーケティング自論の整理にあたって、広告全体をぼんやりとテーマにするだけでは面白くないと感じたので、あえて「記号」というテーマに絞って書いている。 もともと、この記号論は大学時代に出会い、大して勉強してなかった中でも、強く印象に残っている学問だ。 その後も、ネット×広告に携わる中で存在感を感じる時もあったが、2019年「新記号論」という本に出会い、デジタルネイティブな時代でのマーケティングを考えるにあたり、この「記号」という観点での考え方の整理が必要だと強く感じた

          「記号」と「コンテクスト」は何が違うのか?