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かを
2024年4月6日 21:34
先日のお休みにお花見に行った。朝ごはんを食べていると父が「かをちゃん、今日お休み?お花見でも行く?」と切り出した。このところ坐骨神経痛の痛みで気が塞いでいた私は2つ返事で「行く行く!」と答えた。大好きな広い公園で緑に囲まれたら、この坐骨神経痛も治る気がした。リリカという可愛らしい小悪魔系女子のような名前の薬よりも、よほど効果がありそうである。そんなわけで、突然のお花見が決まった。いそ
2024年1月28日 23:20
明けましておめでとうございます。なーんつって。もう1月も下旬だ。つまり1月が間もなく終わるということであり、2月がすぐそこまで迫ってきているということになる。恵方巻が楽しみだ。…………ていうか早くない?1月の体感7日くらいだ。これには理由がある。ちゃんとある。これからその理由について勢いよく書きなぐって行こうと思う。私は1月に腹を立てている。今年の1月は嫌いだ。大っ嫌いだ
2023年9月18日 10:08
今日は敬老の日。私にはお祖父様が2人、なんと、お祖母様まで2人いる。え?みんな樣にも2人ずつ?そいつぁ奇遇だ。お祖父様&お祖母様、計4名様とも既にお空の上にご案内されてしまった。父が生まれ育った家庭は複雑であり、父と祖父母の関係は悪くもないが良好でもないといった感じであった。お祖父様はとてもとても無口で、ほぼ喋らない人だったと記憶している。話し声は低く小さく、幼い私には少しだけ
2023年8月11日 18:14
私はnoteでもTwitterでも家族のことをよく話題にしている。1番身近にある豊富なネタだ。父も母も私にとっては幼い頃から「そういうもの」として存在しているが、周りから観ると2人ともなかなかのハードパンチャーらしい。幸い家族の関係性は悪くなく、むしろ良好と言える。実際noteでもTwitterでも「ほっこり家族エピソード」や「実録ポンコツ家族ストーリー」を書いている。(つもりである)
2023年7月2日 15:02
父の胃がんの手術から10日が経つ。当日はとにかく長かった。9時間もの長い時間を、母と私は院内の一角にあるラウンジで過ごした。ラウンジの近くには売店(ローソン)があった。患者さんやその家族、ときには職員さん達が買い物をするためにひっきりなしに売店にやって来た。そしてそこで買ったものをラウンジで飲み食いしていた。母と私も特に飲みたいわけでもないが何となくコーヒーを買ってテーブル席へと
2023年5月20日 22:11
その後の父である。その後の父とは1回目の胃がんの手術を終えた父のことである。あと1ヶ月ほどで2回目の手術を受ける予定となっている。今度の手術は厄介な、大きい方の癌が相手である。前回の手術は胃の下の方にある早期の胃がんを内視鏡で切除するものであった。医師たちも「きれいに取り切れました!」と満面の笑みで話しており心から感謝した。ただ「病理検査の詳しい結果次第では全摘の可能性もまだあり
2023年5月5日 22:39
近所に住む高齢男性が最近よく下着姿でウロウロしている。1軒1軒ご近所のお家の表札をじっと見て指でなぞったり、門扉の把手をガチャつかせたりすることもあるそうだ。私はそのオジイをよく知っている。小さい頃から可愛いがってくれていたから。よく声を掛けてくれていたから。「かをちゃん、おかえり!」「かをちゃん、運動会がんばれよ!」「かをちゃん、ちぃとスカート短かすぎやしねえか」「かをちゃん、
2023年4月27日 09:01
父の1回目の胃がんの手術が無事に終わった。今回の手術は胃の下の方にある平べったいがんを内視鏡で切除するものであった。上部の大きながんの手術(開腹術)はこの後に控えている。父の「出来れば全摘ではなく1センチでも良いから胃を残したい。」という希望は、今回の手術が成功しない限り叶うことはない。そのため今回の手術はとても大事なものであった。見出しに使用した写真のバラは、去年の母の日に父が
2023年4月12日 17:21
父の入院日が近づいてきた。今回の入院では胃の下方にある比較的ライトな癌を取る手術なので、さほど長い入院期間にはならない予定だ。父が手術を受ける病院は実家からバス→電車→バスと乗り継いだ先にある。遠くはないが近くもない。70歳の母と杖歩行(長距離時)の私にとっては遠く感じる。洗濯物を預かったり届けたりするのも大変だろうと考えた私は「お父さん、パジャマとかタオルはリースで良いよね?病院
2023年4月1日 11:15
私には4歳年長の兄が1人いる。聡明で勇敢で公平で、そしてとにかく優しい兄だ。そう、兄はとても優しかった。兄の優しさについていつかnoteに書きたいと思っていたが、それは少しつらい作業になるため躊躇っていた。それでも書いてみようと、ようやく心が決まった。兄は大学を卒業したあと就職し、その翌年には実家を出て1人暮らしを始めた。1人暮らしを始めて数年たった頃、兄に病気が見つかった。
2023年3月30日 17:29
「お土産」が好きだ。旅のお土産はもちろん、たとえばコンビニで買ってくれたちょこっとした何かでもとても嬉しい。母方の祖父はお土産をしょっちゅう買ってくる人だったそうだ。夜中に酔っ払って帰ってきては、ぐっすり眠っている幼い頃の母たち(6人姉弟)を片っ端から叩き起こしていたという。「キャラメルやチョコレートなんてなかなか買えなかったから嬉しかったよ。」「アイスキャンディーなんか取り合いして
2023年3月26日 10:57
最近の父についてである。簡単に言うと普通に過ごしている。 父の「普通」が一般的に「普通」かどうかは今は置いておくとして、とにかくリウマチであることも進行性の胃がんであることも本人も家族も忘れてしまうほど普通に過ごしている。先日、外科チームの医師達から手術に関する説明を聞いてきた。「胃の下方にあるものは開腹しなくても取れる可能性がある。上方のクソデカがんは開腹術となる。この場合は二
2023年3月24日 21:20
むしむしジメジメとイヤな気候になってきた。これから蒸し暑い梅雨が来て、それをやっと乗り越えると今度は暑い暑い夏がやってくる。…いやだ!!!湿気だいきらい。暑いのも苦手。今も半袖に可愛いステテコでドライをかけた部屋でnoteを書いている。もうちょっとだけ涼しくなれないものか、と考えて良いことを思いついた。涼しげな画像でも見ようではないか。私は水族館が好きだ。夏になるとあちこ
2023年3月16日 17:41
父の付き添いで病院に行くことが増えた。いつ行っても混んでいる。その病院ではまず機械で受付をし、受付票に印字されている番号で検査や診察の順番を案内される仕組みになっている。父は今日1日「532番」と呼ばれる運命だ。待合室の壁には大きなテレビ画面のようなモニターが数台設置され、そこに数字がずらりと並んでいる。「今は○番の患者さんが診察中なのか」「次は○番が呼ばれるんだな」「お父さ