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ずっと心にとっておく、あなたとの繋がり

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わたしのことを書いてくださった/引用してくださった方の記事。ときめきと嬉しさでいっぱいです。心よりありがとうございます。
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#小説

視座の置き場所で世界の見え方は変わる

視座の置き場所で世界の見え方は変わる

受刑者が書いたものをはじめて読みました。事件のことも時代背景も世界情勢も理解するのが難しく、同じ時代に生き、同じような活動をしていた夫に質問しながら。

戦士たちの記録 パレスチナに生きる 重信房子

重信房子は、オランダのフランス大使館が武装占拠された1974年のハーグ事件に関与した疑いで大阪府警に逮捕されました。

2022年5月28日に刑期満了で出所してます。

このニュースを知り、まず思っ

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村上春樹のドーナツ小説におけるドーナツの穴と輪。

村上春樹のドーナツ小説におけるドーナツの穴と輪。

いちばんたいせつなことは、目に見えない、とキツネが言いましたが、ドーナツの穴も、そうなのかもしれません。

村上春樹さんの小説には、ドーナツの穴が重要な役割を持っているような気がします。

それは「羊」であったり、「いるかホテル」であったり、「戦前の満州」であり、「昭和十四年のノモンハンでの戦争」であったり、「井戸の底」であり、「図書館」でもあります。

ひとそれぞれに、ドーナツの穴があるのではな

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#真夜中インター 書いてくれたnoteまとめ⑦

#真夜中インター 書いてくれたnoteまとめ⑦

#真夜中インター の文化祭、たくさんお祭りに参加いただいてありがとうございました〜!

参加作品はこちら↓をチェックしてくださいね。

真夜中インターは現在、印刷製本・発送中です〜〜!!
みんな、書いてくれてありがとう!!!!

みなさまのお手元にお届けするまで、お祭り期間中に参加してくれたみんなのnoteを編集部:真夜中インターズのコメントを添えて紹介いたします🕛

第⑦段です!

1.水野う

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北島マヤには、なれないのだけれど

北島マヤには、なれないのだけれど

 空想することが好きなたちである。思い出せる限り昔からずっと。
 なぜ、どうして、が起点で、こうだったらいいのに、が終点。
 どうして白馬に乗ったおうじさまはいつまでたっても現れないのかしら。と思っていたらついに出ました、白馬に乗ったおじいさま。ポケットからひらひらと何かが落ちて、呼び止めようとしたけれど、振り返ることもなく行ってしまわれた。もうお耳が遠いのかもしれませんね。
 それは年末ジャンボ

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世界の片隅で見つけた美味しい月

世界の片隅で見つけた美味しい月

ずっと月を眺めている。

今、自分が見ている月は数時間前には地球上の別の場所にいて、そして数時間後には別の場所に、満ちたり欠けたりしながら姿を現す。

北半球と南半球で三日月の欠け方が違うことを今まで気づかなかったなんて言ったら笑われるだろうか。

それぞれが見上げる月の下では、全く異なる時空の『今』が流れている。月を眺めている『今』は自分の今日であり、誰かの昨日であり、さらに誰かの明日でもある。

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