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みんなちがって みんないいね

今回紹介する本は、
「だから、みんな ちがっていい」 
高濱正伸&乙武洋匡 

この本からの引用↓

これまでは「みんなと同じ」であることが安心材料だったのが、今後は「みんなと同じ」であることがリスクになってくる。なぜか?「おまえじゃなくても、別の人材でいいんだ」と、簡単に取って代わられてしまうからです。

これかの時代、大事になってくるのは、その人にしか見えていない景色があること、その人にしかないアイディアがあること。これが強みになってきます。

そういう人材に育てるには、無理に高校や大学まで行かせるのではなく、本人が望むなら早くから海外で武者修行させる。

かつて「モテる人」の育成を掲げる学習塾があっただろうか。

勉強ができるようになることより、魅力的な大人になることを目指しているのだ。「メシが食える大人」というのも、またいい。勉強は、自立のための手段でしかないと理解しているからこそ掲げられる理念だ。

子どもたちが生きていくことになるのは、これまで生きてきた誰も目にしたことのない世界。言い換えれば、予測不可能な世界だ。

教育や子育てというと、どうしても答えを知っている側が、正しい答えを教えていくことだとイメージする人が多いように思う。だが、本当のところは正しい答えなど誰も知っておらず、もっと言えばそんなものは存在しないのだという前提に立ちながら、あくまで子どもたちの人生に伴奏していくー私たちにできるのはせいぜいその程度のことではないかと思っている。

以上 引用

モテる人の定義も色々あるだろうけど、ここではたくさんの人と付き合うとか、恋愛対象として見られるという意味より(それもあるかもだけど)、同性や子どもからも魅力的だと思ってもらえる人のことだと思う。

海外に行けば自分が見つかる(いつでもそこにいる)とか成長するというわけでもないと思うし、世界一周しても自分が変わらなければ、自分の世界は変わらない。

でも、団体とかパッケージ旅行ではなくて、若い時に一人で行ってみるとやはり見える景色が変わるというのはあると思う。(もちろん治安とかは気をつけて)

とりあえずバイトして、成人してから海外に行くこともできるし、海外に行かなくても日本で外国語を学んだり、クリエィティブに生きることもできる。

大人たちも急激に変わり続ける世界の中を泳いでいる。できる備えはしつつも予測不可能だから不安だと言うこともできるけど、どちみち変化していくのが自然な在り方だし、変化しない物事なんて元々あり得ない。だからこそ面白いとも言える。

多様性という言葉も単に表面的なものが多く使われているかもしれないけど、以前よりずっと色んな生き方、在り方が認められるようになってきたと感じている。


とびきり陽気な、みんなちがってみんないい ↓

私も一緒に踊りたい!!! ここで使われている曲
Shakira のWaka Waka も好き。





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