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スポーツビジネス系のもの。

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#デジタルマーケティング

サポーターの力で効果の高いプロモーションを。

サポーターの力で効果の高いプロモーションを。

前職の広告代理店ではクライアントから半年で数千万円〜億を超えるプロモーション予算を任せてもらって、「いつ、誰に、どんなクリエイティブをどこのメディアで掲載しリーチさせてプロモーションをする」という、頂いた予算を使っていかに効果をあげるかというのがミッションでした。

でも、今はプロサッカークラブでプロモーションにかける予算はほぼゼロ。

もちろん必要なところには使うべきだけど、お金をかけずにどれだ

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サッカークラブはエンゲージメントをどう取り戻すか。

サッカークラブはエンゲージメントをどう取り戻すか。

Jリーグが中断して約3ヶ月。想定される無観客での再開や考えられる経営リスクに備えて、毎日色んな新しいソリューションを仕入れて準備をしリモートワーク以前よりも忙しない5月前半でした。

こんな時こそ、クラブには新しい収益源となる第4の柱が必要で、試合の勝敗や所属選手に左右されない”ノンフットボール”の軸で提供できる新しい価値を創らないといけない。

...と考える一方でサッカーのない日常が続くここ最

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サッカークラブとのパートナーシップについて考える。

サッカークラブとのパートナーシップについて考える。

いま現在、横浜FCでマーケティング戦略からプロモーション企画など、マーケティングのto C領域の責任者をしています。

その中で最近強く思うのは、顧客満足と顧客の創造には『自社コンテンツの価値は高いけど、自社コンテンツだけじゃもうどうにもならん』ということです。

既存の熱狂的なファン・サポーターに関しては、プロサッカークラブということ自体で一定の価値を提供できてはいるけど、もっと好きになってもら

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2019シーズン振り返りと2020シーズンのこれから。

2019シーズン振り返りと2020シーズンのこれから。

2019.11.24、13年ぶりとなる悲願のJ1昇格が決まりました。
自身としては、5月に株式会社サイバー・バズから横浜FCにジョブチェンジし初年度にとても良い経験をさせてもらいました。

ここまではこれまでチームが積み重ねてきた結果。2020シーズンは自分にとっても初めてのフルシーズンを迎えるので、さらに挑戦する年にしていきます。

来シーズンからはマーケティングのtoCに関わる領域すべてが管轄

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目的に対する効果を語ること〜オウンドコンテンツと広告の役割分担〜

目的に対する効果を語ること〜オウンドコンテンツと広告の役割分担〜

集客やファンクラブ、シーズンシート、グッズなど告知や販促を行う時に何をどう使っていけば良いのかという個人的見解です。

2019シーズン後半、横浜FCの集客はチームの調子の良さも相まって一定の集客が見込めるようになってきました。

台風で延期になり平日開催になった金沢戦、天候によるイレギュラーを除けば9月〜11月の試合は平均約10,000人近く。

ここで考えるのはチームの調子の良さに関わらずに来

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これからやるべきこと。クラブのビジネスランク。

これからやるべきこと。クラブのビジネスランク。

Jリーグマネジメントカップが発表された。
2018年のクラブ成績をいろんな角度からビジネスランキングとして評価しているんだけど、ここから何を明日から経営に活かせるか。

とり急ぎ、自分へのメモとして。

▷ 10,000人の集客をするために。現時点、特にJ2ではチームの成績と入場者数に強い相関関係がある。

集客のキーワードとして”新規獲得”は必ずあげられるけど、安定的に新規層を増やすことは難しい

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マーケつよつよ勢 #横浜FCみるの件

マーケつよつよ勢 #横浜FCみるの件

9月7日(土)18:00KICK OFF
横浜FC 3 - 2 ヴァンフォーレ甲府

9月7日、Twitterに出現した #横浜FCみる というハッシュタグ。

せっかく戦闘力高めのマーケ界隈のインフルエンサーのみなさんが横浜FCの試合を観に来てくださったのでちょっとだけまとめました。

こんな感じか

こんな感じのイメージです。

ことの発端は、マーケ目線でクラブの改善点を聞いてみたいという話を

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予算0でもできるUGC施策。

予算0でもできるUGC施策。

5月に横浜FCに入社して、もうすぐ5ヶ月が経過しようとしています。
毎日バタバタしながらも、マーケティングの施策を打ち続ける中でSNSでいくつか仕掛けたUGC施策。

今後のためにも自分へのメモ的な形で。

UGCはUser Generated Contentsといって、いわゆるクチコミなどユーザーが自然発信するもののこと。

このUGCが生まれれば生まれるほど、コミュニティの間で情報が循環する

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フロントの仕事ぶりとチーム成績は見えない糸で繋がってるという話。

フロントの仕事ぶりとチーム成績は見えない糸で繋がってるという話。

フロントの仕事ぶりとチーム成績は見えない糸で繋がってる 「フロントの仕事ぶりとチーム成績は見えない糸で繋がってる」

一緒に日本のスポーツビジネスを変えていこうと、チームは違えど同じ志でJの舞台で奮闘している仲間たちが語った言葉です。

すごくいいなと思ったし、彼らの仕事ぶりと連動するように開幕からずっとチームも上位に位置する。自分自身の想いも言語化したらまったく同じで、とても共感する話だった。

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ファンENGの高いUGC施策が新しいファンを連れてくる。

ファンENGの高いUGC施策が新しいファンを連れてくる。

横浜FCに入社して約2ヶ月半、もともと優先度高く、認知から興味の引き上げにもっとも有効なUGC(user generated contents)を活用したコミュニケーションはやっていこうと思っていました。
※クラブ発信じゃなくてファンの発信という #フリマガ でやっている内容も然り。

Jクラブにありがちなこと、クラブから情報を提供するだけ提供して、一部のサポーターがそれをシェアしてくれる。

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夢を叶えるスタートライン。

夢を叶えるスタートライン。

平成の最後に、サイバー・バズを退職しました。

5年に渡りデジタルマーケティングのプランニングに従事し、多くのブランドのマーケターや、メディアの方々と一緒にプロモーションを展開してきました。
沢山勉強させて頂きありがとうございました。

また、局長という責任ある立場にありながら、会社を大きくしていくこの時期に卒業の決断をしてしまいましたが、それでも頑張れと送り出してくれた上司やメンバーには感謝し

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ベストプラクティスを活かす@Sports Digital Forum



鹿島アントラーズ主催のSports Digital Forumに参加してきました。

LAギャラクシーのBrendan Hannan氏、シカゴ・ブルズのDan Moriarty氏が登壇し、両チームのデジタル戦略と成功事例、主催の鹿島アントラーズの経営とデジタル戦略について話を聴き、翌日はカシマスタジアムの細部に渡るこだわりとスタジアムビジネスのノウハウを学んだ。

そこで感じたのは書ききれない

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