【大学受験】逆転合格するための勉強戦略!勉強効率を上げ、逆転合格するにはどうしたらよいか?勉強法以前の問題から解説

勉強の仕方がわからない人、受験勉強を始めたばかりの人、勉強しているけど、成果が出ない人、出遅れているけど、逆転合格したいという強い意志がある人はぜひ読んでみよう。

序章 身につくこと

・逆転合格に必要な考え方がわかる。

・最短で合格するための戦略の立て方がわかる。

・勉強や試験の罠、落とし穴がわかる。

模試分析過去問研究、勉強の工夫の仕方がわかる。


第1章 勉強以前に大切なこと

・勉強で一番大切なことは?
身についているかどうか。 いくら問題を解いても、繰り返しても、時間をかけても、身についていなければ意味がない。身についているかどうかは短期間で実感することは難しいので、数か月単位で確かめる必要がある。 

・受験に才能は必要か?
なくてもよい。報われる努力が出来れば、合格できる。考えながら努力を継続していたら、思わぬ能力が身について、才能が開花するかもしれない。才能があれば、ラッキーだと思って才能を発揮してほしい。才能があっても、うまく使うことが出来なければ、ないのと一緒だ。

・努力に価値はあるか?
努力はして当たり前。努力を続けられて、自信がつくといった内面的な価値はあるのかもしれないが、努力している人は受験生に限らず多くいるので、努力自体にあまり価値はないと思う。 

努力は報われない
努力は報われないということを念頭においてほしい。そこで、報われるためにはやり方が非常に重要になる。がむしゃらにやるのか、戦略的に賢くやるのか。後者を迷わず行ってほしい。

・受験勉強の戦略の立て方
1 志望校を決める。

目標がなければ受験勉強は始められません。何となく勉強しているだけで時間と労力を無駄にしてしまいます。
大学学部学科まで決めること。
例 早稲田大学政治経済学部政治学科
  東京大学文科二類
高校一年生は今の成績がどんなに低くても、行きたいところを第一志望にしよう。
高校二、三年生は上げられる範囲で志望校のランクを上げよう。
 例 明治→早稲田
   早稲田一つ→早稲田二つ
        →慶應
できるだけ志を高く持ち、難関大を目指そう。
※地方の高校や自称進学校では国立を勧められることが多いが、私立でも構わない。
なぜか?それは入試改革や私大定員の厳格化、縮小で入試が難化しているから。多くの受験生が安定を重視する中で、攻めの姿勢で向かっていかなければ、ランクの高くない大学であっても、合格できないかもしれない。攻めの姿勢で準備をしっかりすれば、難関大合格のチャンスも生まれてくる。

2過去問と受験情報を確かめよう。
 受験科目、問題形式、合格最低点、配点を確認する。

3逆算して大雑把に決めよう。
 中間目標をいくつか設定し、やることを把握、大体いつやるのか決める。科目ごとに行う。 ※に書きましょう。

例 三年の初めに英語は共通テストの対策に入りたい。→高校二年の終わりまでにどれくらいのことをやらなければならないか考える。
 →高校二年の終わりまでに標準的な単語、基礎文法の理解、知識の定着、標準的な英文解釈、文章を読み、設問を解くことをやらなければならない。 
これらを学期ごと、何月から何月までの間にやるのか決める。

4直近三か月のやることを具体化しよう。

 模試の結果や日々の学習の定着度から戦略をこまめに見直そう。
これより長いと計画倒れしてしまう。フィードバックもできない。
一週間を五日と考えて、調整日を設け、ゆとりを作ろう。
仮に遅れてしまっても、調整日で取り戻すことができるので計画倒れを防げる。

例 1000題の英文法の問題集を三か月で仕上げる。
  二か月で1周する。残り一か月で復習する。
  つまり、一か月で500題やる。1週間で125題やる。
これを5でわり、1日当たり25題やればよい。
・戦略の注意点 
こなすことが目的にならないように気を付けよう。
 大切なのは身につけること。

第2章 実力アップするために


実力アップの方程式 量×質×方向性×継続
・量
 現役生は1日当たりの時間は多く確保できないので、早く始めて積み上げて創出しよう。

・質
・ 一つのことに集中する。・短く時間を区切る。(30分) ・脳と目を休ませる時間を作る。(5~10分) ・メリハリをつける。・考え方をルール化する。→応用が利くようになる。

・方向性
模試の分析をすること。模試の偏差値や判定ではなく、内訳、データをしっかり見る。
ここで方向性を間違えると合格から遠ざかる。
 

  模試分析の流れ 

出来たできたところ、できないところを明確にする
→できない原因を突き止める。→どうすればできるようになるのか考え、対策を講じる。

・継続
 身についているかどうかは短期間で実感することは難しいので、数か月継続する。

第3章 役に立つお話 方法論と罠
 

・勉強法
科学的根拠のあるものをベースに自分で工夫する。

※ネットで探す、合格体験記はおすすめしない。

・参考書の選び方
自分の現時点でのレベルに合わせる。自分のニーズに合わせる。他人に振り回されない。最低でも目次は見る。情報収集は複数のサイトで行う。

・試験制度の罠
 ・全学部入試はどうしてもこの大学がいいという場合のみ。
   高倍率、合格最低点が高い。失敗したら、複数落ちる。
   ハイリスクハイリターン
な賭けだと思ってほしい。
  ※共通テスト利用も同じことが懸念される。
 ・個別の一般入試で勝負することを勧める。
 ・共通テスト利用が全落ちした前提で一般入試を出願する。

・過去問研究の方法
1自分のデータを取る。
 各大問で何分かかって、何問正解?何ができないか?

2本番の理想と自分のデータ照らし合わせ、現状を把握する。

3テスト戦略を立てる。
各大問時間、順番、解く流れをきめる。テストのことだけでなく、心理的、身体的なことも含めて出来る限り多く最悪の場合を想定し、対処法を用意する。

4理想に近づけるように詰めていく。時には戦略を考え直す。