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体調を大きく崩した後、自分自身と深く向き合うように。 繰り返し自分と対話する中でも、ど…

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体調を大きく崩した後、自分自身と深く向き合うように。 繰り返し自分と対話する中でも、どんどん変化していくわたし。いったいわたしは、どこに向かうのか? 知らない自分を、知ることが出来るような気がして、書くことに向き合う日々。

記事一覧

五感を満たす

梅雨の日々。 静かな雨音をのんびり聞きながら、心穏やかに暮らせる日があれば、外のどんよりとした景色に、何となく気持ちが沈む日もある。 そんな雨の日々が続くと、な…

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2年前

心と繋がる場所

朝から降り続いていた激しい雨が、小雨に変わった午後。 夕食の準備を済ませて、近くのカフェへと向かった。 山を切り開いた小高い場所にあるわたしの暮らす街。 周辺に…

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3年前
4

居場所

前回の記事から気づけば3ヶ月。 季節もすっかり巡って、新緑が目に眩しく、美しい日々。 何故だかnoteには向き合う気持ちが湧かず、7年近く続けているアメブロで、自分の…

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3年前
8

ふわふわ流されて

今日から2月。 去年の自粛期間からもうすぐ1年、、、早い、早すぎる。 わたしの日常は、この1年の間にずいぶん変化した。 そして心の状態も、自分が実際に感じている以…

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3年前
1

逃げる

2021年が始まった。 毎年、年明けは比較的、のんびり穏やかな日々を過ごしている。 こんな風に、今年1年、穏やかに暮らせたらいいな…と願うも、現実はそう上手くはいか…

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3年前
3

朝の15分

NHKの朝ドラ。 日本の何割くらいの人が、毎日見ているんだろう、と時々思う。 生まれ育った実家では、物心ついた頃には、母や祖母たちは、毎日欠かさず観ていた。 20代…

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3年前
6

優先順位

比較的温暖な、わたしの暮らす地域も、紅葉がそろそろ終わりを迎え、冬の近づく気配が感じられる。 今朝は、とても冷え込んだので、ストーブを付けて、ほうじ茶ラテを鍋で…

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3年前
7

自分を信頼した先に

繊細さん。 最近、メディアでよく取り上げられているから、わたしの周りでも、ほとんどの人が、この言葉を知っている。 そういうわたしも、知ったのはつい最近。 ならば…

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3年前
3

置いていけ

金木犀の香りが、至るところで漂う日々。 リビングのソファーで横になってダラダラするわたしに、柔らかな風が、庭の金木犀の香りを運んでくれる。 散歩途中にも不意に香…

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3年前

小さな幸せ

爽やかな秋の風を心地良く感じながら、ある場所へと向かっていた昨日のわたし。 車を駐車場に停めて、目的の場所まで歩く、5分という短い時間。 昨日は、そのたった5分に…

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3年前

キャンドルを灯す

久しぶりの雨。 陽当たりのいい我が家のリビングも、今日は薄暗い。 こんな薄暗い日のささやかな楽しみは、キャンドルを灯すこと。 穏やかに灯るキャンドルの炎を眺めな…

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3年前

運ばれて

前回の続き。 鬱病になったわたしの前に現れた、昔からの友人。 彼女は、わたしが結婚してから親しくしてきた、他の誰とも、生き方や考え方が違っていた。 彼女とたくさ…

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3年前
1

知らない世界へ

鬱病と向き合っていた、30代終わりから、40代の始め。 その日々は、たくさんの、大切なものを手放して、絶望感に満ちた毎日の繰り返しだった。 しかし同時に、たくさんの…

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3年前

謎解き

この世に生まれて、半世紀を迎えた途端、それまで、どんなに考えても、わからなかった難題の答えが、次々に解けるようになった。 年を重ねなければ、絶対に理解できないこ…

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3年前
2

幸せごっこの終わり

結婚して15年が過ぎた頃だろうか、夫と深く向き合うようになった。 喧嘩などほとんどした事がなかった、私たち夫婦。 わたしが、大きく変化したことで、しょっちゅう、ぶ…

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3年前

見直すべき関係性

鬱病が治った。 本当のわたしの思いに気付いた。 新しい人生の一歩を踏み出した。 めでたし、めでたし! …なんて、人生、そんなに甘くない。 わたしは、大きく変化し…

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3年前
五感を満たす

五感を満たす

梅雨の日々。

静かな雨音をのんびり聞きながら、心穏やかに暮らせる日があれば、外のどんよりとした景色に、何となく気持ちが沈む日もある。

そんな雨の日々が続くと、なんとなく気持ちを切り替えたくなり、目的も無しにお気に入りのカフェへと向かう。

オーダーするのは、大抵、温かい飲み物。

温かい紅茶や、ハーブティー。

時に温かい梅ジュースや、ココア。

ある日何となく、今まで飲んだことのない、抹茶オ

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心と繋がる場所

心と繋がる場所

朝から降り続いていた激しい雨が、小雨に変わった午後。

夕食の準備を済ませて、近くのカフェへと向かった。

山を切り開いた小高い場所にあるわたしの暮らす街。

周辺には田んぼや木々がまだたくさん残っていて、とても自然豊かだ。

田舎暮らしにはよくあるように、移動手段は車やバス。

徒歩圏内に、小規模のスーパーはあっても、駅や大型商業施設、お洒落なお店などはほとんどない。

でも、わたしにとっては、

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居場所

居場所

前回の記事から気づけば3ヶ月。

季節もすっかり巡って、新緑が目に眩しく、美しい日々。

何故だかnoteには向き合う気持ちが湧かず、7年近く続けているアメブロで、自分の書く欲求を満たしていた3ヶ月だった。

noteとアメブロ。

わたしの中で何が違うのだろう?

アメブロは、友人や知人、開催していた教室での生徒さんなど、面識ある人たちが気軽に覗いてくれていて、時折、感想なども頂く。

日々の気

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ふわふわ流されて

ふわふわ流されて

今日から2月。

去年の自粛期間からもうすぐ1年、、、早い、早すぎる。

わたしの日常は、この1年の間にずいぶん変化した。

そして心の状態も、自分が実際に感じている以上に、変化したように思う。

月に何度かの仕事…ある教室を開催していたが、初夏に手放した。

年上の生徒さん達から、人生での学びをたくさん貰っていたから、その大切なご縁がなんとなく終わってしまったようで、少し寂しかった。

友人、知

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逃げる

逃げる

2021年が始まった。

毎年、年明けは比較的、のんびり穏やかな日々を過ごしている。

こんな風に、今年1年、穏やかに暮らせたらいいな…と願うも、現実はそう上手くはいかない。

何やかんやと、大小の事件が勃発して、わたしの感情はその度に振り回される。

イライラし、落ち込み、泣いたりと、心は1年を通して忙しい。

それでも、わたしは様々な事件、難題をなんとか乗り越えて、今日までやってきた。

我な

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朝の15分

朝の15分

NHKの朝ドラ。

日本の何割くらいの人が、毎日見ているんだろう、と時々思う。

生まれ育った実家では、物心ついた頃には、母や祖母たちは、毎日欠かさず観ていた。

20代のわたしは、夜の恋愛ドラマには、時折夢中になったりしていたが、毎日たった15分しか放映されない短い朝ドラの、何がそんなに楽しいのか、さっぱりわからなかった。

それがだ。

40を超えた辺りから、母や祖母たちと同じように、朝ドラに

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優先順位

優先順位

比較的温暖な、わたしの暮らす地域も、紅葉がそろそろ終わりを迎え、冬の近づく気配が感じられる。

今朝は、とても冷え込んだので、ストーブを付けて、ほうじ茶ラテを鍋で作り、のんびり飲みながら、noteを書いている。

毎朝、義母をデイサービスに送り出すと、やれやれと一気に力が抜ける。

その後、ホッとひと息ついて、ゆっくり過ごす1人のお茶の時間。

いつの頃からか、そのお茶の時間は、気持ちを切り替えた

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自分を信頼した先に

自分を信頼した先に

繊細さん。

最近、メディアでよく取り上げられているから、わたしの周りでも、ほとんどの人が、この言葉を知っている。

そういうわたしも、知ったのはつい最近。

ならばと、試しにテストをしてみた。

驚いた…全てに当てはまったのだ。

なんだ、わたし、繊細さんだったのか。

あー、だからか!

あー、それで、しんどかったのか!

…と、これまでの人生での、たくさんの謎が解けた。

大型ショッピングモ

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置いていけ

置いていけ

金木犀の香りが、至るところで漂う日々。

リビングのソファーで横になってダラダラするわたしに、柔らかな風が、庭の金木犀の香りを運んでくれる。

散歩途中にも不意に香りが漂ってくるから、誰かのお庭の金木犀をつい、ジロジロと探してしまう。

香りの記憶は、目や耳で記憶した出来事とは比べものにならないくらい、正確で、鮮明だ。

わたしにとって金木犀は、豊かな自然の中を駆け回っていた幼い日々が蘇り、とって

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小さな幸せ

小さな幸せ

爽やかな秋の風を心地良く感じながら、ある場所へと向かっていた昨日のわたし。

車を駐車場に停めて、目的の場所まで歩く、5分という短い時間。

昨日は、そのたった5分に、この上なく穏やかな幸せを感じた。

何処からか風に揺られながら運ばれてくる、金木犀の香り。

空を見上げれば、快晴の空に、ほんの少しだけ色づき始めた、でもまだまだ紅葉と言うには程遠い、イチョウの木の葉が目に留まる。

その葉の合間に

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キャンドルを灯す

キャンドルを灯す

久しぶりの雨。

陽当たりのいい我が家のリビングも、今日は薄暗い。

こんな薄暗い日のささやかな楽しみは、キャンドルを灯すこと。

穏やかに灯るキャンドルの炎を眺めながら書いている。

日々の生活の中で、キャンドルを灯すという習慣などなかった。

キャンドル作りを始めた友人に、プレゼントしてもらった事。

そして同じ頃、キャンドルの炎を眺めることを、勧めてくれた人もいて、それならば、と気が向いた時

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運ばれて

運ばれて

前回の続き。

鬱病になったわたしの前に現れた、昔からの友人。

彼女は、わたしが結婚してから親しくしてきた、他の誰とも、生き方や考え方が違っていた。

彼女とたくさんの会話を重ねる中で、その当時のわたしには、衝撃的だった事がある。

「どうしてみんな、結婚した途端、〜しなければならないの、って言うの?」

「どうして、それは出来ない。わたしは、こうしたい、って言えなくなるの?」

彼女の周りみん

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知らない世界へ

知らない世界へ

鬱病と向き合っていた、30代終わりから、40代の始め。

その日々は、たくさんの、大切なものを手放して、絶望感に満ちた毎日の繰り返しだった。

しかし同時に、たくさんの、今まで手にした事がなかったものを、手に入れ始めた日々でもあった。

結婚して10年が過ぎていたが、鬱病になって動けなくなって、そこで初めて十分な「時間」を手に入れた。

その十分な時間を使って、わたしは、自分と深く向き合い出した。

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謎解き

謎解き

この世に生まれて、半世紀を迎えた途端、それまで、どんなに考えても、わからなかった難題の答えが、次々に解けるようになった。

年を重ねなければ、絶対に理解できないことが、本当に存在するんだと、わたしはビックリした。

わからなかった難題…父は何故、あんな態度だったのか。

母は何故、悲しんでいたのか。

夫の親は、何故、わたしにあの言葉を放ったのか。

わたしが、彼らと同じ年齢となり

子供たちが、

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幸せごっこの終わり

幸せごっこの終わり

結婚して15年が過ぎた頃だろうか、夫と深く向き合うようになった。

喧嘩などほとんどした事がなかった、私たち夫婦。

わたしが、大きく変化したことで、しょっちゅう、ぶつかり合うようになった。

またか、またか。

喧嘩するのも、もういい加減、疲れる。

自分の気持ちなど伝えずに我慢したほうがラクだ。

そんな風に、2人の関係性から逃げてしまいたくなるような日々のなか、気付いたことが、たくさんあった

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見直すべき関係性

鬱病が治った。

本当のわたしの思いに気付いた。

新しい人生の一歩を踏み出した。

めでたし、めでたし!

…なんて、人生、そんなに甘くない。

わたしは、大きく変化した。

しかし、周りがわたしの変化に追い付くのは、容易ではなかった。

特に、夫は、鬱病になる前のわたしと知り合って、一緒になったのだ。

鬱病になる前のわたし…それは、自分には価値がないと、無意識だが、信じ込んでいたわたし。

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