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キッチンは人生の縮図である!

台所に行ったら右足を下ろす瞬間、足元のマットに黒光りした物が視界にはいった。見るとそこにはムカデがいた。

咄嗟に右足跳ね除けたら台所の棚のドアに強打した挙句、腰抜かし尻もち着いた拍子に壁に後頭部強打。体がゾワゾワしながらも近くにあった殺虫剤噴射しようとスイッチ握っても安全ロックかかていて出ず。

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それに気づきロック外したはいいが噴射口を顔に向けてたから自分に噴射し「がぁぁぁーうぉぉぉぉー」と意味不明な雄叫びを上げしまった。目潰し状態のまま殺虫剤でムカデ退治して死骸を片付けようとよく見たら、ムカデではなく昆布の佃煮だった。

顔面にかかった殺虫剤を洗い流しながら「昆布の佃煮に怯えアタフタしてたのか」と思うと改めて気づいた。人は情けなさを突き抜けると泣きながら笑うんだなということを知った男バルスです。

虫、特にムカデみたいな長くてクネクネする虫は本当に苦手。数日前にリビングにムカデが出たのですが、その印象もあり思い込みで昆布の佃煮がムカデに見えてしまったのかもw

ハラハラした時は落ち着く為にも自分で自分を褒めて慰めて気分転換して切り替えるのが一番。勿論、その時 活躍するのはTENGA///

(*º ロ º *)それは気分転換じゃなく気分TENGA wwwwwwwwwwww

沈着冷静である事に越したことはないのですが、なかなか難しい。人はパニくると思わぬ行動をしてしまうものです。数年前の冬にも台所でパニクってしまった事がありました。

その日は一日中、外仕事だった為 体が冷えきっていたので鍋で温まろうと帰宅後、急いで作り食べようと早速部屋に運ぶ事にした。

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鍋掴みがないので取っ手にタオルをかけ持ち上げた。タオルでは若干、手に熱が伝わり熱かったが部屋までは耐えられるはずだと高を括ったのが悲劇の始まりだった。

二、三歩進むと熱さに耐えれず、一旦コンロに戻そうと振り返ったら足がもつれた。なんとかバランスを建て直そうと脚に力を入れたら、台所周りの飛び散った水でスリッパの底が滑った。

熱々の鍋をひっくり返したら大惨事になる。アワワ、アワワとバランス崩しながらも頑張ったらカーリングのストーンを投げる人のような格好で止まった。

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そこで一旦、鍋を置けば良かったのだがパニックってコンロに戻すことしか頭にはなかった。

両手に鍋を持ったまま大慌てで立ち上がろうと、グッと力を込めた瞬間、足が左右に180度大開脚した。あまりの痛さに『バウア゛ァァーー!』と、雄叫び一発。

すでに判断能力は無くなっていた。大開脚の状態で鍋を持ちながら上体をクネクネ揺らし、その勢いで立ち上がろとしたら、大開脚したままクルッっと反転しただけ。大開脚のあまりの痛さに床にひれ伏すようにうつ伏せで倒れこんだ。

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最終的に両手を伸ばし鍋を持ちながら飛んでいるスーパーマンみたくなった。しかし、大惨事は回避したと安心していたら、鍋の底にヒビが入り、床一面にスープがダダ漏れになり、そのスープがうつ伏せ状態の僕の胸元に流れ込み『バブゥバギャ!!』と雄叫びをあげた。

人は情けなさを突き抜けると泣きながら笑うんだなということをこの時も痛感した男バルスでした。

来世は沈着冷静な人になれますように。
(。-人-。)


音声配信スタエフでジャンクという名前でひっそりこっそりやってます。よかったら寄ってくださいな。
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