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料理にまつわるエッセイまとめ

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これまでに作ったもの、おいしかったもの、料理にまつわる文章をまとめています
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#朝ごはん

食べ“過ぎ”は許そう。圧勝チーズのフレンチトースト

食べ“過ぎ”は許そう。圧勝チーズのフレンチトースト

この頃、やりたいことが多すぎる。結構なことじゃないかと思うが、どこぞの人徳者はこう言っていた。「何事も、“過ぎる”のはよくないですよ」と。

気を遣いすぎるのも、優しすぎるのも、自分の心か、人のやる気か、結局なにかをダメにしてしまう。水を与えすぎれば、花は枯れてしまう。よかれと思ったことでも、過ぎれば裏目に出てしまう。

告白しよう。今朝の私は、大好きなチーズを入れ“過ぎた”。

週末である。土曜

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朝、元気を作る。ちょい足し納豆ごはんの6日間

朝、元気を作る。ちょい足し納豆ごはんの6日間

梅雨も待たず、この頃すっかり暑さにバテ始めている。私が1日の大半を過ごす部屋は西日の入りが容赦なく、昼以降は外に出たほうが涼しい~という日が続いているからだ。

こう暑いとキッチンに立つ意欲も半減して、朝はゴクゴクと飲めるアイスコーヒー、昼は冷凍パスタ、夜はビールにキムチがあればいっかな、といいう食スタイルにハマりがち。小食になって痩せてくれるならまだいいけれど、いろいろ弱るわりにお腹回りはぽよぽ

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月曜の朝、わしゃわしゃ食らう黄身漬けごはん

月曜の朝、わしゃわしゃ食らう黄身漬けごはん

この頃私のホットワードは“わしゃわしゃ”。パン作りに夢中になっていた反動か、ご飯を口に掻き込むようにわしゃわしゃと食べたい。

そのためには、ごはんをすすめる1品が欠かせない。そこで白羽の矢が立ったのが、黄身漬けである。…というのも先日、大好きなnoteクリエイターさんが黄身漬けのレシピを公開されていて、それを参考にさっさく仕込んでみることにした。

小さなタッパーに味噌を敷き、カットしたキッチン

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月曜の朝、生まれたてのたまごパン

月曜の朝、生まれたてのたまごパン

語弊があるのは知っている。それでも出来立てとは言わず、生まれたての、を使いたい。今朝生まれたばかりの、たまごパン。

今年に入り、すっかり料理系雑誌レタスクラブユーザーの私。今月号は待ちに待った、こねないパンのレシピbookつきである。

そんなの、雑誌の発売を待たずに本やネットでパンの簡単レシピを探して作ればいいじゃない? …ノンノンノン、雑誌のレシピって本当にスゴイんです。

まず雑誌のレシピ

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金曜の朝、欲望サンド

金曜の朝、欲望サンド

「マフィンがある」金曜の朝、希望と共に目が覚めた。

今日は! マフィンが! ある! 昨日、久々に洋食モーニングがやりたいと思い、マフィンとベーコンを買っておいたのだ。少し先の自分のために、希望を用意しておくのはいいもんだ。

昨夜洗った皿を片づけて、台所のフィールドを整える。さっそくマフィンをパカッとふたつに割った。さて、次はどうするか。

レシピは? 手順は? 効率よく動くには? …んなもん、

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土曜の朝、鶏ハムサンドとバターコーヒー

土曜の朝、鶏ハムサンドとバターコーヒー

木曜から始まった、土曜モーニング計画。結果、期待以上、たまらん朝食になったので覚え書き。

近所のスーパーで特売の鶏むね肉を入手。皮をはぎ、肉にハチミツと塩、ブラックペッパー、オレガノをすり込んだのが木曜の夜。

冷蔵庫で一晩寝かせたむね肉を水で洗い、ラップでくるくると巻いて沸騰した鍋の中にドボンと入れたのが金曜日の朝。

こうして出来上がった鶏ハムをスライスし、ベビーリーフと即席ハニーマスタード

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朝じんわり沁みる、ひとり分のおみそ汁

朝じんわり沁みる、ひとり分のおみそ汁

ひんやりと肌寒い朝、食卓につくや真っ先にすするお味噌汁は格別においしい。我知らず、お腹の底から「はああぁ……」って声がでる。

体にじんわり沁み込む温もりと旨味。ホロホロとシャキシャキが混ざった具の食べ応え。うっかり一気に食べてしまいそうになる。

おみそ汁といっても、意外と色んな味がある。赤みそのコクだったり、白みそのやさしさだったり、ダシはどうとか、食材から出る旨味がどうとか、組み合わせを追求

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ごはんの我慢はよくないよ。朝からもりもり「夏野菜の納豆丼」

ごはんの我慢はよくないよ。朝からもりもり「夏野菜の納豆丼」

否定的な言葉で自分を縛り付けるのは、どうもよろしくないらしい。

最近読んだ本に、人は「~しない」という目標の決め方をすると、挫折しやすくなると書いてあった。たとえば、ダイエットのためにお菓子を“食べない”と決めたら、頭の中でお菓子を食べる自分の姿を自動再生してしまって、誘惑に負けやすくなるという。

ぽにょっとしてきたお腹を気にして、炭水化物を少し控えようとしていたはずなのに…。なぜか、納豆を買

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チーズとろり。もうひと頑張りするためのフレンチトースト

チーズとろり。もうひと頑張りするためのフレンチトースト

飽きもせず、毎晩のようにベッドに寝そべって『朝ごはんの献立』(飯島奈美)をパラパラめくっている。

今週は社用のPCがすこぶる重く、仕事が思うように進まなかった。なんてことはない作業にも時間がかかって、成果の割には毎日ヘトヘト。

フレンチトーストのページが、パッと心に止まった。やわらかくて甘そうなフレンチトーストの写真が、見開きで大きく掲載されている。週末の朝食にしたら、ぜいたくな時間が過ごせそ

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朝から幸せだなあ。甘塩鮭で作る「ふっくら焼鮭」

朝から幸せだなあ。甘塩鮭で作る「ふっくら焼鮭」

そっか、甘塩鮭でもいいんだよなあ。

今週、最寄り図書館の一部サービスが再開され、だいぶ前に予約していた『朝ごはんの献立』(飯島奈美)が手元に届いた。その名の通り、朝ごはんのレシピ本だ。

その最初のページにあったのが、焼鮭のレシピ。いいねぇ、朝食に焼き魚。その材料を見てみると、意外や<甘塩鮭>と書かれている。

これは勝手なイメージなのだけど、レシピ本で紹介される鮭料理って<生鮭>を使っている印

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水切りヨーグルトの可能性

水切りヨーグルトの可能性

「あ、その手があったか」

ある本で、ていねいな暮らしをしている人が、生クリームの代わりに水切りヨーグルトをパンケーキにのせていた。

ホイップを作るより簡単にできて、カロリーもだいぶ低い。そもそも甘さ控えめなクリームが好きな私に、水切りヨーグルトはぴったりな気がした。あの酸味だって嫌いじゃない。はちみつでほんのり甘さを足せば、十分でしょ。

さっそく土曜の朝ごはんに、水切りヨーグルトを使

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「卵焼き器」でつくる朝ごはん

「卵焼き器」でつくる朝ごはん

大は小を兼ねるというけれど、小さなものにしかない良さだってある。

私はもうすっかり小さなフライパン…ではなくて、「卵焼き器」にゾッコンだ。こんなに便利で、使いやすくて、ラクできるものがあったのか!

その良さに気付いたのは、ほんの数か月前。レビュー記事のお仕事で『藤井弁当 お弁当はワンパターンでいい!』という本に出会ったのがきっかけだった。

この本の内容は毎朝3品、お弁当のおかずを卵焼き器だけ

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