見出し画像

朝じんわり沁みる、ひとり分のおみそ汁

ひんやりと肌寒い朝、食卓につくや真っ先にすするお味噌汁は格別においしい。我知らず、お腹の底から「はああぁ……」って声がでる。

体にじんわり沁み込む温もりと旨味。ホロホロとシャキシャキが混ざった具の食べ応え。うっかり一気に食べてしまいそうになる。

おみそ汁といっても、意外と色んな味がある。赤みそのコクだったり、白みそのやさしさだったり、ダシはどうとか、食材から出る旨味がどうとか、組み合わせを追求し出したらキリがない。10月初めから作りやすさも含めて試行錯誤して、この頃ようやく、自分好みの味が分かってきた。

ポイントはズバリ、みりん。仕上げのみそを溶く前に、小さじ1のみりんを加えることで、究極に私好み、ほんのり……いや、そこそこ甘いおみそ汁ができあがる。

ちなみに毎朝、作る量はひとり分。小鍋に水とだしの素、しょうがチューブ、カットしたお好みの野菜を入れて、フタをして中火寄りの弱火で10分。時間が経ったら、火を止めて、みりんとみそで調味して完成。

このやり方は大分前に読んだ『一汁一飯があればいい』(梅﨑和子)を参考にしている(うろ覚えもいいところで、本書的に正しくはないと思われる……)。

具材は基本お好み、冷蔵庫にあるもので。私はさつまいも、にんじん、ねぎ、ごぼうを基本として、たまにキノコ類や豚肉を加える。写真を撮った時のおみそ汁にはキャベツも入れた。

みそは白を使用中。しょうがはすりおろしたほうがポカポカする感あるけど、チューブを使っている。圧倒的にラク!

ひとつだけ気をつけたいのは、火加減。強すぎると水分が減りすぎて、べちゃべちゃな蒸し野菜みたいなものが出来上がります……。

さて。具材たっぷりの、できたてのおみそ汁。それとごはんに納豆、ちょっとした副菜。どこかのCMにありそうだけど、これでいい。これがいい。朝からほっと、優しい気持ちになれます。

【ひとり分の材料と分量目安】
・水 300ml
・だしの素 小さじ1/3
・しょうがチューブ 2~3cm
・お好みの食材(ひとり分にちょうどいい量)
・みりん 小さじ1
・みそ 大さじ1/2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?